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特集:2023年1月公開・配信の映画・ドラマ

2023年1月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。今月は何と言っても『世界は僕らに気づかない』がオススメです。

特集:2023年1月公開・配信の映画・ドラマ

(『世界は僕らに気づかない』より)


 2023年最初の特集として、この1月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をまとめてお伝えいたします。
 今月は何と言っても『世界は僕らに気づかない』がオススメです。地方で暮らすミックスルーツのゲイの高校生が主人公の号泣必至の名作。ぜひ!ご覧ください。
 ちなみに1月1日はファーストデー。各館1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『泣いたり笑ったり』『恋人はアンバー』などもまだ上映中です。
(最終更新日:2023年1月27日)
 

上映中
ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY

 2019年に上映されたドキュメンタリー『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』も話題になりましたが、今回の『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』は、あの『ボヘミアン・ラプソディ』と同じアンソニー・マッカーテンが脚本を手がけた伝記映画です。同性愛のことやドラッグのことも描きつつ、歌うことに全てを捧げた彼女の栄光と苦悩を「I Will Always Love You」など数々のヒットソングとともにドラマティックに描き出す作品になっているようです。『ボヘミアン・ラプソディ』に感動した方や、ホイットニーを愛する方など、ぜひご覧ください。

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY
原題:Whitney Houston: I Wanna Dance with Somebody
2022年/米国/144分/監督:ケイシー・レモンズ/出演:ナオミ・アッキー、スタンリー・トゥッチ、アシュトン・サンダース、タマラ・チュニーほか

 


1月2日より上映
チョコレートな人々

 障がいのある人や性的マイノリティなど多様な人たちが働くチョコレートブランド「久遠チョコレート」を取材したドキュメンタリー。東海テレビによる劇場公開ドキュメンタリーの第14弾で、2021年日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリを受賞した番組に追加撮影と再編集を施して映画版として完成させた作品です。
 愛知県豊橋市に本店を構え、こだわりのフレーバーと彩り豊かなデザインで人気を集める「久遠チョコレート」は、今では全国に52の拠点を持っていますが、その始まりは2003年、当時26歳の夏目浩次さんが、障がいのある3人のスタッフと始めた小さなパン屋でした。心や体に障がいがある人、シングルペアレントや不登校経験者、性的マイノリティなど多様な人たちが、働きやすくしっかり稼げる職場づくりを続けてきました。そんな「久遠チョコレート」の波乱万丈な19年間を描いたドキュメンタリーからは、働く喜びが伝わってきます。宮本信子さんがナレーションを担当しています。

チョコレートな人々
2022年/日本/102分/監督:鈴木祐司
1月2日よりポレポレ東中野、第七藝術劇場ほかで上映




1月5日、7日、11日 東京
バーバラ・ハマー初期作品集

 国立映画アーカイブの上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」の一環として、レズビアンの映画作家として実験映画やドキュメンタリーを多く製作したバーバラ・ハマーの初期作品が上映されます。1968年から製作をはじめ、様々な手法やメディアを用いながらクィア映画の地平を切り拓いたハマーによる70年代から80年代初頭にかけての初期作品集です。同時代の女性解放運動に触発されながら、実験的な手法を用い、不可視化されてきたレズビアンの性/生の表象を模索する一方、周縁化された女性たちの歴史を再構築するという後期ハマー作品の特徴も垣間見える作品群です。

バーバラ・ハマー初期作品集
日時:2023年1月5日(木)19:00、1月7日(土)16:00、1月11日(水)19:00
会場:国立映画アーカイブ小ホール
チケットはこちら






1月7日〜13日 東京
1月21日〜27日 大阪

ボクらのホームパーティー

 等身大のゲイのLove&Lifeをリアルに描いた笑いあり涙ありな映画『ボクらのホームパーティー』。11月に劇場公開されましたが、好評につき、1月に新宿ケイズシネマにて追加上映されることが決定しました。大阪でもシアターセブンで上映されます。まだご覧になっていない方はこの機会にぜひ!
 
<あらすじ>
都内で開かれたゲイのホームパーティ。集まったのは、学生で何もかも未経験の智也、ゲイバーミセコの将一、ゲイクラブ店員の直樹とその友達(でオネエ)の正志、カメラマンの健一、そしてホームパーティを開いたカップルの彰人と靖。飲んで、食べて、騒いで、笑って、泣いて、また飲んで、楽しい時間が永遠に続くはずだったのに、それぞれが日頃心に溜め込んでいたウップンが爆発し、パーティは最悪の結末を迎える…

ボクらのホームパーティー
英題:Our House Party
2022年/日本/80分/監督:川野邉修一/出演:橋詰高志、景山慶一、松本亮、横路博、卯ノ原圭吾、窪田翔、井之浦亮介ほか
1月7日(土)〜13日(金)、新宿ケイズシネマで上映
1月21日(土)〜27日(金)、大阪・シアターセブンで上映。上映時間は1/21・22が18:00、1/23~27が18:50です





1月13日より公開
世界は僕らに気づかない

 号泣必至の名作です。群馬のフィリピン系のゲイの高校生が主人公。ゲイで、ミックスルーツで、父親が家にいなくて、母親はフィリピンパブで働いていて、学校で容赦なくいじめられ…そんな生きづらさや苦しみ、やり場のない怒りを母親にぶつけながら、自分の手で父親を探したり、なんとか道を切り開こう、幸せを見つけようともがく姿を、限りなくヒューマンな眼差しで熱く描いた人間ドラマです。群馬県で初めて「パートナーシップ宣誓制度」を導入した大泉町(や隣接する太田市)が舞台で、おそらく「パートナーシップ宣誓制度」実現後の社会をリアルに描いた初めての長編商業映画でもあります。騙されたと思って観てください。きっと観てよかったと思える感動作です。

<あらすじ>
群馬県に住む高校生の純悟は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親を持つ。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との繋がりである。純悟には恋人の優助がいるが、優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断に踏み込めずにいた。そんなある日、母親のレイナが再婚したいと、恋人を家に連れて来る。見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がる純悟は、実の父親を探すことにするが…。

世界は僕らに気づかない
2022年/日本/112分/脚本・監督:飯塚花笑/出演:堀家一希、GOW、篠原雅史、村山朋果、岡田信浩、宮前隆行、田村菜穂、藤田あまね、鈴木咲莉、加藤亮佑、高野恭子、橘芳美、佐田佑慈、竹下かおり、小野孝弘、関幸治、岩谷健司、松永拓野ほか
2023年1月13日(金)よりシネマカリテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー




1月13日より公開
ひみつのなっちゃん。

 滝藤賢一さんがドラァグクイーン役で映画初主演ということで話題の作品です。物語は、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんのセクシャリティを知らない家族のため、“ふつうのおじさん”としてお葬式に参列するまでのお話。岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、旅路の中で臆病な彼女たちが隠しごとのない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描いた、人と人との繋がりがますます希薄になっている現代を生きる人へ贈るハートフル・ヒューマン・コメディ。あのエスムラルダさんが監修で参加しているそうです。
 
<あらすじ>
ある夏の夜、二丁目で食事処を営む元ドラァグクイーンのなっちゃんが急死した。友人のモリリン、バージン、ズブ子の3人のドラァグクイーンは、なっちゃんが故郷の家族にはゲイであることもドラァグクイーンをしていたことも隠していたと知り、慌ててなっちゃんの自宅アパートに忍び込んで証拠隠滅を図る。そこでなっちゃんの母・恵子と鉢合わせした3人はどうにかその場を誤魔化すが、恵子から葬儀に参列するよう誘われ、なっちゃんの故郷である岐阜県郡上市を目指すことに…。

ひみつのなっちゃん。
2023年/日本/97分/脚本・監督:田中和次朗/出演:滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉、カンニング竹山ほか
1月13日より新宿ピカデリーほか全国にて公開





1月13日より配信
揺れるとき

 『Party Girl』(2014)がカンヌ映画祭ある視点部門でカメラドール(最優秀新人賞)とアンサンブル賞に輝いたサミュエル・セイス監督の長編第2作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022で最優秀作品賞(グランプリ)を受賞しています。多感で敏感な少年の成長や恋の目覚めを主題としながら、ヤングケアラーやLGBTQの子どもの問題といった現代的なテーマも盛り込まれ、強い余韻を残す作品です。監督はこの作品について「私たちは皆、出生時から社会的判断によってレッテルを貼られています。首尾よく逃れられる人もいますが、だからといって決定論を阻止する手立てにはなりません。本作で“離れること”の必要性を探ってみたいのです」と語っています。『BPM ビート・パー・ミニット』のチボー役で強い印象を残したアントワン・ライナルツも出演しています。
 「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」で1月13日〜2月13日にオンライン配信されます。いろんなメディアがこの映画祭に参加していて、GYAO!もその一つです(※GYAO!は3月いっぱいで終了ですね…これまでたくさんのLGBTQ映画も配信してくれました。ありがとうございました)

<あらすじ>
ロレーヌ地方の低所得者層向け団地に暮らす10歳の少年、ジョニー。大人びていて、若い母親の恋愛模様を観察する毎日。その年、担任になった若いアダムスキー先生に背中を押され、ジョニーは新しい世界への扉を開こうと踏み出すとともに、先生に心惹かれていく…。
 
揺れるとき
2021年/フランス/93分/監督:サミュエル・セイス/出演:アリオシャ・ライナート、アントワン・ライナルツ、メリッサ・オレクサ、イジア・イジュランほか



1月13日より配信
パロマ

 「ドラァグ・レース・フランス」のファーストシーズンに出演したドラァグクイーンのパロマ(ちなみにパロマという名前はペドロ・アルモドバルの映画と、パロマ・ピカソにインスパイアされて名付けたんだそう)を主人公にした短編映画で、パロマ(ユーゴ・バルダン)自身が主演と監督を務めています。ドラァグクイーンだからといって恋をあきらめる必要なんてない!と思わせる、とびきりロマンチックな、夢のような恋物語です。お相手のトラック野郎が絵に描いたような男くさい、女性にモテない感じの熊系のノンケで、そういう意味でたいへんゲイテイストです。パロマのショーとかも超カッコいいです。
 「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」で1月13日〜2月13日にオンライン配信されます(GYAO!DICE+などでご覧いただけます)
 
<あらすじ>
死んだ恋人の遺灰が入った骨壷を盗んだドラァグクイーンのパロマは、無口で物憂げなトラック運転手のマイクと出会う。トラックでパリまで一緒に行くことになった二人は、途上で孤独感を克服していく…。

パロマ
2021年/フランス/28分/監督:ユーゴ・バルダン




1月17日 東京
きゅうり畑のかかし

 国立映画アーカイブの上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」の一環として、アンディ・ウォーホルのミューズとして紹介されてきた(ルー・リードの「ワイルド・サイドを歩け」の冒頭にも登場する)トランスジェンダー女性のホリー・ウッドローンが主演する『きゅうり畑のかかし』が上映されます。女優になる夢を叶えるため町を出たイヴ(ウッドローン)が、NYで奔走する姿をミュージカル仕立てで描く作品です。ホリー・ウッドローン、タリー・ブラウンという当時のNYアンダーグラウンドシーンを象徴する2人のあふれる魅力が存分に発揮されています。

きゅうり畑のかかし
原題:Scarecrow in a Garden of Cucumbers
1972年/米国/82分/監督:ロバート・J・カプラン
日時:2023年1月17日(火) 19:00、24日(火)15:00
会場:国立映画アーカイブ小ホール
チケットはこちら

 


1月19日 東京
ジェイソンの肖像

 国立映画アーカイブの上映企画「アカデミー・フィルム・アーカイブ 映画コレクション」の一環として、黒人男性がゲイとしての自らの人生を語るドキュメンタリー『ジェイソンの肖像』が上映されます。アフリカ系アメリカ人男性が同性愛者としての自らの人生について、アルコールと麻薬で酩酊しつつも独白し続ける姿を捉えたドキュメンタリーで、撮影行為を前景化させながら12時間連続して回されたキャメラによって、現実と虚構が交錯します。シャーリー・クラークがドキュメンタリーの革新運動である「シネマ・ヴェリテ」への応答として世に送り出した作品だそうです。

ジェイソンの肖像
原題:Portrait of Jason
1967年/米国/110分/監督:シャーリー・クラーク
日時:2023年1月19日(木)15:00
会場:国立映画アーカイブ小ホール
チケットはこちら

 


1月22日 東京
ウォーターメロン・ウーマン

 近年も『アンブレラ・アカデミー』や『ブリジャートン家』などの人気ドラマのエピソードを手がけ、活躍を続けるシェリル・デュニエが監督した1996年の作品『ウォーターメロン・ウーマン』は、黒人レズビアン監督による黒人レズビアンをテーマにした米国初の長編劇映画であり、ニュー・クィア・シネマの記念碑的作品として知られています。ベルリン国際映画祭テディ賞を獲得し、2021年にはアメリカの「国立フィルムレジストリー」に登録され、その歴史的、文化的、美学的重要性ゆえに、保存されるべき作品として高く評価されています。日本では1997年に東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で初上映されました。その『ウォーターメロン・ウーマン』の上映会+トークが東京藝術大学上野キャンパスにて開催されます。

<あらすじ>
レンタルビデオ屋で働く20代のアフリカ系アメリカ人でレズビアンのシェリル。映画制作に情熱をそそぎ、ドキュメンタリーの主題もわからずにカメラを回し始めたシェリルは、1930年代のハリウッド映画に映る黒人の女優に気づく。しかし、その女優は“ウォーターメロンウーマン”としか記録されていない。シェリルは取材をすすめ、ますます彼女の存在に魅了される一方、自身の生活での出会いや変化にも向き合い始める。

ウォーターメロン・ウーマン
1996年/米国/84分/監督:シェリル・デュニエ/出演:シェリル・デュニエ、グィネヴィア・ターナー、ヴァレリー・ウォーカーほか
上映会の情報はこちら





1月27日より配信
湖の見知らぬ男

 第66回カンヌ国際映画祭のある視点部門で監督賞を受賞し、『カイエ・デュ・シネマ誌』2013年ベストテンの第1位に輝いたフランス映画です。2014年の第23回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でも上映されました。
 湖畔のハッテン場をあそこまで赤裸々に!というだけでもスゴイと思いますが(ビーチより林の方が人がいっぱいとか、何度も愛し合っているのに名前も知らないとか、セーファーに対するスタンスの違いとか、いろんな意味でゲイのリアルが満載でした。殺人以外は)、一切の音楽や説明を排し、湖畔で起こる出来事のみを淡々と写し出す純化された映像、もしかしたら神話的とさえ言えるかもしれないストーリーテリングによって「恋の情熱は死の恐怖をも乗り越える」ということを描いた傑作サスペンス。この映画、ハッテン場ならではの人間模様大図鑑でもあるのですが、「男女のビーチではウザがられるからここに来てる」と語る自称ノンケのふとっちょさん(職業:木こり)と主人公との関係性がとても興味深く(セックスはないけど、まぎれもなく愛がありました)、不意に感動させられたりも…。日本では劇場公開も配信も不可能だと思っていただけに、今回、JAIHOにて配信が決定したのは奇跡。観るなら今!です。

湖の見知らぬ男
フランス/2013年/97分/カラー/デジタル/フランス語・日本語字幕付). 監督:アラン・ギロディー. 出演:ピエール・ドィラドンシャン、クリストフ・パウ、パトリック・ダスマサオ、ジェローム・シャパット、マチュー・ヴェルヴィッシュほか
JAIHOで1月27日~3月27日に配信
https://www.jaiho.jp/video/detail/WZ61CC/J5M7WN/




1月27日 オンライン上映&トークショー
片袖の魚

 川崎市が1月27日(金)、性的マイノリティをテーマとした映画上映イベントをオンライン開催します。上映作品は『片袖の魚』、トークショーの出演者は主演のイシヅカユウさん、シゲ先生、そしてドリアンさんです(面白い組み合わせ。どんなお話になるか楽しみですね)。市外の方でもどなたでも視聴可能ですので、ぜひお気軽にお申込みください。

川崎市人権啓発オンライン上映&トークショー『ピープルデザインシネマ2023』
日時:2022年1月27日(金)
内容:
(1)映画「片袖の魚」オンライン上映 0時~23時59分
(お好きな時間に御視聴いただけます)
(2)オンライン「トークショー」 19時~20時
「シゲ先生」こと鈴木茂義氏をコーディネーターとして、『片袖の魚』で主演を務めたモデルのイシヅカユウ氏、八方不美人のドリアン・ロロブリジーダ氏にゲストとしてお越しいただき、You Tube Liveにてオンライントークショーを配信します。
(3)オンライン「情報共有ルーム」 17時~18時
 性的マイノリティ当事者、御家族、支援者の皆様に向けた「情報共有ルーム」で普段の困り事やお悩みなどを気軽に相談できます(非公開ですので、プライバシーは守られます)。シゲ先生やドリアンさんをはじめ、関係団体の方も参加する予定だそうです。市外の方もご参加いただけます。
申込期間:1月25日(水)まで
申込方法:こちらの専用フォームからどうぞ





1月29日放送
僕らのミクロな終末

 丸木戸マキさんのBL漫画『僕らのミクロな終末』を実写化したドラマがABC(関西)で放送されます。過去に恋愛関係にあった男の子二人の、地球滅亡までの10日間を描いた「終末ボーイズラブ」です。
 
<あらすじ>
あと10日で、巨大隕石が地球に落下する。
限界人生を送る社畜サラリーマンの真澄は、せめて残された時間を穏やかに過ごしたいと母校の大学図書館を訪れる。
そこで10年ぶりに偶然再会した男・律は、かつて真澄を裏切り傷つけ、いまの底辺生活の元凶となった「この世で一番会いたくない昔の男」だった…。
律はそんな真澄に、楽に死ねる薬を渡す代わりに死体処理を手伝ってほしいと、とんでもない話を持ちかけてくるが――?

僕らのミクロな終末
ABCテレビ(関西)
2023年1月29日(日)深夜0:55-
※地上波放送終了後、TVer・GYAO!にて見逃し配信あり
原作:丸木戸マキ「僕らのミクロな終末」/祥伝社 on BLUE comics
脚本:三木康一郎
監督:三木康一郎、森裕史
出演:瀬戸利樹、中田圭祐、富本惣昭、井手上漠、大朏岳優、前田瑞貴、西村美柚、遊井亮子、飯田基祐ほか

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