FEATURES
特集:2025年7月の映画・ドラマ
2025年7月に上映・放送・配信されるLGBTQ関連の映画やドラマの情報をお伝えします。今月は劇場版『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』や、クィア・スリラー映画『ハイポ』などが公開されます。映画祭もあります!

(『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』より)
7月、(まだ梅雨は明けていませんが)いよいよ夏がやってきますね。この7月は、 差別野郎だったおっさんがゲイ友のおかげで生まれ変わっていく様を描き、実話に基づくクィア・スリラー映画『ハイポ』などが上映されます。劇場やギャラリー・美術館とともに映画館にも足を運んでみましょう。東京・青森の映画祭もあります!
新たに情報がわかり次第、追加・更新していきます。
ちなみに7月1日は「ファーストデー」。多くの映画館で1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』なども上映中です。
(最終更新日:2025年7月10日)
* * * * * *
<トピック>
『ウィキッド ふたりの魔女』続編の公開は来春?
6月10日、『ウィキッド ふたりの魔女』の続編となる『Wicked: For Good』の最新予告編が公開され(日本語字幕付きの映像を以下にご紹介)、わずか24時間で1億1,300万回再生を記録し、注目の高さが窺えました。続編ではエルファバとグリンダの友情に亀裂が入り、エルファバが西の悪い魔女として国家の敵にされるまでの過程が描かれます。あの壮大にしてゴージャスでエキサイティングな前編の勢いはそのままに、前編『ウィキッド ふたりの魔女』の冒頭につながるような深い物語が紡ぎ出されます。見事にアカデミー衣装デザイン賞に輝いたポール・タゼウェルの素敵な衣装を着たグリンダとエルファバの演技合戦や歌唱シーンも見どころでしょう。
『Wicked: For Good』は2025年11月21日全米公開予定です。前編のスケジュールを踏まえると、日本での公開はおそらく来年3月頃になるのでは?と思われます。早く観たいですね!
『プラダを着た悪魔』の続編が撮影開始
2006年公開の映画『プラダを着た悪魔』の続編の制作が進行中だと20世紀スタジオが発表しました。同作でメリル・ストリープが演じた鬼編集長ミランダ・プリーストリーのモデルとなった、ほぼ40年にわたり『ヴォーグ』誌の編集長を務めたアナ・ウィンター氏がつい最近、退任し、ファッション業界が転換点を迎えるタイミングでの発表となりました。
ニューヨークへと出てきた女性(アン・ハサウェイ)が妥協を許さない編集長の下で一流ファッション誌に勤め、あまりにも激務ななかで泣きそうになったり、仕事をとるか恋愛をとるか悩んだり、というアナ・ウィンターの個人アシスタントを務めた経験を持つローレン・ワイズバーガーの実話にもとづく作品ですが、スタンリー・トゥッチ演じるゲイのアシスタントが登場するところもたいへんリアルです。
続編でも主要なキャストが続投するほか、ケネス・ブラナーも登場するそうです。監督も同じデビッド・フランケルです。
日本での公開はまだ先のことになりそうですが、楽しみに待ちましょう。
Netflix『クィア・アイ』シーズン10で終了へ
Netflixで最も長く続いたリアリティシリーズとして愛された『クィア・アイ』が、シーズン10をもって終了することが明らかになりました。ファビュラスな5人のゲイたちが依頼者の人生をトータルにサポートする番組として視聴者の心をつかみ、2018年の配信開始以来、エミー賞に37回ノミネートされ、2018〜2023年には「最優秀リアリティ番組賞」を6年連続で受賞するなど高い評価を受けてきた番組も、ついにフィナーレを迎えます。
最終シーズンの舞台はワシントンD.C.で、新たな「人生を変える」体験を求める参加者たちを支援します。具体的な配信日は今後発表される予定です。(なお、『クィア・アイ』シーズン1〜9はNetflixにて配信中です。日本編もあります)
* * * * * *
上映中
ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
ブッカー賞やダブリン文学賞にノミネートされたパク・サンヨンのベストセラー小説『大都市の愛し方』に収められている「ジェヒ」を映画化し、韓国で数々の賞を受賞した作品が『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』です。他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠して生きるフンスがソウルで出会い、同居したことから始まる物語。掛け値なしに素晴らしい、涙の乾く暇がない、絶対に観てほしい名作です(レビューはこちら)
<あらすじ>
周囲から非難されることも多いが、気高く自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、ゲイであることを隠して生きる繊細で寡黙なフンス。ある時、クラスメイトによってフンスの秘密が暴かれそうになったとき、手を差し伸べたのがジェヒだった。全く正反対の2人は、互いの違いを認め合い、ルームシェアをしながらかけがえのない学生生活を送っていく。世間のルールに縛られず、恋愛や夜遊びなども全力で楽しみながら生きるジェヒに刺激され、閉じこもっていたフンスも徐々に外の世界へと踏み出していく。そんな2人の関係は、大学を卒業してそれぞれの道に進んでも変わらないはずだった。しかし、社会に出た2人に大きな転機が訪れ、思いがけないかたちで友情が試されることになる…。
ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
原題または英題:Love in the Big City
2024年/韓国/118分/G/原作:パク・サンヨン『大都市の愛し方』/監督:イ・オニ/出演:キム・ゴウン、ノ・サンヒョン、チャン・へジン、クァク・ドンヨン、イ・ユジンほか
6月13日より全国拡大公開
7月4日公開
おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!
差別野郎だったおっさんがゲイ友のおかげで生まれ変わっていく様を描き、大好評を博したドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』の劇場版が公開されます。映画では、ドラマの最終回で感動の同性結婚式を挙げた円と大地が遠距離で暮らすことになり、会えない寂しさや不安が募り…というストーリーが描かれるそうです。沖田家の翔のその後も気になります。
<あらすじ>
ゲイの大学生・大地との出会いをきっかけに、間違いだらけだった自分の考えをアップデートしはじめた沖田誠。家族もそれぞれの「好き」を変わらず謳歌し、沖田家にようやく平穏な日常が訪れたかに見えた。しかしそんな矢先、アップデート前の誠からパワハラとも言える扱いを受けていた元部下の佐藤が、誠の取引先相手として現れる。一方、大地はパートナーの円と遠距離で暮らすことになり、彼に会えない寂しさや不安を募らせていく。
おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!
2025年/日本/114分/G/監督:二宮崇/出演:富田靖子、原田泰造、中島颯太、城桧吏ほか
7月4日公開
ハイポ
LAに住むクィアの映画監督アディソン・ハイマンが、自身が経験した「Hypochondriac(病気不安症)」にインスパイアされて製作した実話に基づくクィア・スリラー作品が「ハイポ」です。サウス・バイ・サウスウエスト映画祭2022にてプレミア上映後、ファンタジア国際映画祭などのファンタ系映画祭に入選、サンフランシスコ国際LGBTQ+映画祭では審査員特別賞を受賞しています。北丸雄二さんは「『ハイポ』はさらなる次の物語の段階を示しているのかもしれません。ウィルはゲイで、ルークという優しく献身的な恋人がいます。しかし、彼のゲイネスはこの映画の主要テーマである「精神崩壊」には関係しません。性的少数者であっても、性的少数者であることとは無関係にさまざまな問題を抱える、という当然のことを、改めて描くという──つまりこれは交差性の問題です」とコメントしています。
<あらすじ>
幼い頃、双極性障害を患う母に無理心中を図られた過去を持つゲイの青年ウィルは、成人して両親の元を離れ、恋人と幸せな生活を送っていた。しかしある日、長らく連絡を絶っていた母から「恋人を信用するな」というメッセージが届く。それを機にウィルの精神は次第に不安定になり、「自分は病気なのでは?」という妄想に囚われ、彼の背負う暗い過去が「狼男」の姿となって再び心を蝕み出す。
ハイポ
原題または英題:Hypochondriac
2022年/アメリカ/96分/R15+/脚本・監督:アディソン・ハイマン/出演:ザック・ビーヤ、デヴォン・グレイ、マデリーン・ジーマ、 クリス・ダベク、 ピーター・メンサー
7月4日公開
恋するリベラーチェ
「あまりにもゲイ過ぎる」という理由で劇場用映画ではなくTV映画として制作されることになった(実際にものすごくゲイゲイしい映画である)『恋するリベラーチェ』が、名作上映企画「12ヶ月のシネマリレー 2024-2025」にて4K版で公開されます。
<あらすじ>
世紀の大スター・リベラーチェは共通の友人を介して田舎出の純朴な青年・スコットと知り合い、恋に落ち、ラブラブで幸せいっぱいなおつきあいをスタートさせるが、数年も経つと二人の関係もマンネリになっていき、ヘタにお金があるゆえに、また、外出もさせてもらえない鬱屈感ゆえに、スコットはクスリにハマっていき、リベラーチェの浮気症もあいまって、二人はケンカを繰り返すようになり…
恋するリベラーチェ
2013年/アメリカ/監督:スティーヴン・ソダーバーグ/出演:マイケル・ダグラス、マット・デイモンほか
7月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、テアトル梅田、アップリンク京都ほかで上映
7月5日上映 青森
第18回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
日本で3番目に長い歴史を誇るLGBTQの映画祭です。LGBT映画を通して、人権を考え、あらゆる人々が人権を享受できる社会をめざします。今年は『カミングアウトジャーニー』(青森初上映)、日本短編作品集(『セレブ寿司』『鏡をのぞけば〜押された背中〜』)、『出櫃(カミングアウト)- 中国LGBTの叫び』の3プログラムとなります。県内で活動するLGBTQサークル「スクランブルエッグ」とのコラボレーション企画として会場前で展示イベントも開催します。
第18回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
日時:2025年7月5日(土)12:30開場、13:00~16:40終了予定
①13:00-13:55 カミングアウトジャーニー(52分)
②14:20-15:15 日本短編作品集(51分)
③15:40-16:40 出櫃(カミングアウト)- 中国LGBTの叫び(54分)
会場:アウガ5Fカダール AV多機能ホール(青森市新町1-3-7)(JR青森駅前)
7月9日より配信
ストレンジ
ドリアン・ロロブリジーダさんが主演し、男子高校生とドラァグクイーンの奇妙な出会いと心が通っていく様を繊細にみずみずしく、素敵に描いたハートウォーミングな短編映画『ストレンジ』が「ブリリア ショートショートシアター オンライン」で配信されます。「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が厳選したショートフィルムを毎週水曜日に配信するオンラインシアターで、会員登録すれば常時12作品ほどを無料で視聴できます。7月3日は「涙の日」、7月9日は「泣く日」と、涙に関する記念日がある7月に、様々な涙が印象的に登場し、その「涙のわけ」に物語が広がる作品を5週にわたり連続でお届け、という企画だそうです。
<あらすじ>
塾に通い、勉強漬けの日々を過ごす内気な高校生のオデコちゃん。ある夜、塾の帰りに、派手なハイヒールが片足分だけ落ちているのを見つける。ふと見ると、公園でブランコを漕いでいる派手な服を着た女性(?)が。オデコちゃんは、靴を差し出す。それは、ドラァグクイーン姿のクマさんだった――。
ストレンジ
2023年/日本/15分/監督:落合賢/出演:ドリアン・ロロブリジーダ、荒木飛羽ほか
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」にて7月9日より配信
7月12日・13日 東京
レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
第32回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜が、6月の渋谷ユーロライブに続き、7月12日(土)・13日(日)に東京ウィメンズプラザホールで開催されます。日本で未公開の良質なクィア映画をみんなで一緒に観ましょう!
第32回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
日程:7月12日(土)・13日(日)
会場:東京ウィメンズプラザホール
チャクチャク・ベイビー
7/13(日)14:30
日中は養母の介護、夕方はチキン袋詰め作業という日々を送るヘレン。育ててくれた恩以上の絆がある養母グウェンの介護は苦ではないけれど、元夫とその若い妻が中心の家でヘレンが寛げる場所はグウェンの隣だけ。そんなとき町に20年ぶりに里帰りでやってきた一人の女性。それはヘレンが10代のときに恋をし、今も忘れられずにいる相手だった…。BAFTAウェールズ2024 作品賞受賞。トロント国際映画祭2024上映。
英題:Chuck Chuck Baby
監督:ジャニス・ピュー
2023|イギリス|101分|英語 *日本初上映
満ち汐
7/12(土)18:15
ブラジル移民のロレンゾはアメリカ人彼氏から一方的に別れを告げられ、海辺のゲイ・リゾートとして知られるプロビンスタウンで清掃員として先の見えない暮らしをしていた。ある時ビーチでロレンゾはニューヨークから来たモーリスと出会う。それぞれに孤立感を抱える二人は寄り添い合うように親しくなり関係を持つが…。
サウス・バイ・サウスウェスト映画祭2024選出。フィルムアウト・サンディエゴ2024主演男優賞、助演男優賞受賞。(レビューはこちら)
英題:High Tide
監督:マルコ・カルヴァニ
2024|USA|101分|英語 *日本初上映
嬉しくて死にそう
7/13(日)12:30
フランス初のクィア・シニア団体「グレイ・プライド」を創設したフランシス(70)はHIVとも長い付き合いだがパートナーとはもう35年続いている。81歳にして尽きない性欲とオーガズムへの探求心について熱心に語るミシュリーヌなど「グレイ・プライド」のメンバーを通して老いとセクシュアリティというテーマをパワフルに更新するドキュメンタリー。
Roze Filmdagen(アムステルダムLGBTQ+映画祭)ベストドキュメンタリー賞やモントリオールLGBTQ映画祭観客賞を受賞。
原題:Si je meurs, ce sera de joie 英題:If I Die, It'll Be of Joy
監督:アレクシ・タイヤン
2024|フランス|80分|フランス語 *日本初上映
ドラマクイーン・ポップスター
7/12(土)15:30
ミミはポップアイドルとしてデビューが決まり、同時にレズビアン・クラブでのパンキッシュなパフォーマンスが人気のビリーと恋愛関係になる。ミミは急速にポップスターとして売れ、元は憧れの存在だったビリーを一瞬で超えて有名になるが、セクシュアリティや恋人のことは世間に秘密で…。
ゼロ年代ポップワールドを背景に繰り広げられるクィアでキャンプな愛憎ドラマ。カンヌ国際映画祭2024 批評家週間に選出。BFI ロンドン映画祭2024でも上映。(レビューはこちら)
原題:Les reines du drame 英題:Queens of Drama
監督:アレクシ・ラングロア
2024|フランス・ベルギー|115分|フランス語 *日本初上映
カシミールのふたり ファヒームとカルン
7/13(日)10:30
カシミールの検問所に配置された南部インド出身のカルン。カシミールは紛争地域だが着任時は安定した状況。村の料理店でカルンは大学の休暇で村に帰省中のファヒームと出会う。瞬く間に惹かれ合うふたりだが、カルンは職業上、ファヒームは家の宗教により、彼らが恋を語れる場所はどこにもなく…。
カシミール語を主言語とした初のLGBTQI+映画作品。BFI Flare ロンドンLGBTQIA+映画祭2025で上映。UK アジアン映画祭2025で監督賞を受賞。(レビューはこちら)
英題:We Are Faheen and Karun
監督:オニル
2024|インド|79分|カシミール語、ヒンディ語 *日本初上映
ブリティッシュ・カウンシル+BFIセレクション:トランスジェンダー短編集+『5時のチャイム』上映
7/12(土)12:15
英国映画協会(British Film Institute: BFI)のBFIフレア・ロンドンLGBTQIA+映画祭とブリティッシュ・カウンシルのパートナーシップに基づいて2015年から毎年優れたLGBTQIA+短編作品を世界に発信し続けているオンライン映画祭「Five Films for Freedom」およびその姉妹プロジェクト「More Films for Freedom」との共同企画によるトランスジェンダー短篇作品4本を上映します。併せて英国人監督が日本で制作した日・英共同制作作品『5時のチャイム』も上映します。
(協力:ブリティッシュ・カウンシル)(レビューはこちら)
記憶の鳥
いなくなった鳥を探すトランスジェンダー女性がリオの街を歩く。ロカルノ、トロントなど多数の国際映画祭で上映された短編。
原題:Pássaro Memória 英題:A Bird Called Memory
監督:レオナルド・マルティネリ
2023|UK・ブラジル|15分|ポルトガル語
More Films For Freedom 2022/2023
トランス・ハッピネス・イズ・リアル
トランスジェンダーの活動家がオックスフォードの街に出て、グラフィティを通して反トランスの感情と戦う模様を扱った8分間の短編作品。
英題:Trans Happiness Is Real
監督:クイントン・ベイカー
2020|UK|8分|英語
Five Films for Freedom 2021
レッツゴーTRUKユナイテッド!
2021年に創設された英国のトランスジェンダー選手のサッカーチーム「TRUKユナイテッド」が、トランスヘイトの空気が高まるなか、安全でインクルーシブなコミュニティを築こうとする苦難に満ちた歩みを2年にわたって追いかけたドキュメンタリー。
英題:We’ll Go Down in History
監督:キャメロン・リチャーズ、チャーリー・ティドマス
2025|UK|25分|英語
Five Films for Freedom 2025
おいしい水に捧ぐ祈り
南アフリカ共和国・ケープタウン。3人のトランス女性セックスワーカーがコロナ禍に直面しての心情を語ったドキュメンタリー作品。
英題:Prayers for Sweet Waters
監督:イライジャ・ヌンベ
2021|UK・南アフリカ|16分|英語、フランス語、キルンディ語
More Films For Freedom 2021/2022
5時のチャイム
防災行政無線の5時のチャイムが鳴り響くなか、主人公のセイジは、ある青年との満たされなかった出会いに夢中になり、どんどん空想の世界に引き込まれていってしまう。
英題:The 5 O'Clock Chime
監督:ジェイムズ・クーパー
2024|UK・日本|15分|日本語
7月30日より配信
教皇選挙
アカデミー賞で8部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた『教皇選挙』。この映画のおかげで先日のコンクラーベ(新教皇選挙)が世界中で大いに注目されることにもなりました。宣伝時には全くと言っていいほど触れられていませんでしたが、クィア映画です。悩めるマイノリティの救済こそが宗教の本義だと思い出させてくれる名作です(レビューはこちら)。その『教皇選挙』が、7月30日よりAmazon Prime Videoで見放題独占配信されることになりました。まだご覧になっていない方は、この機会にぜひ。
<あらすじ>
全世界14億人以上の信徒を誇るキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者で、バチカン市国の元首であるローマ教皇が亡くなった。新教皇を決める教皇選挙「コンクラーベ」に世界中から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の閉ざされた扉の向こうで極秘の投票がスタートする。票が割れるなか、水面下でさまざまな陰謀、差別、スキャンダルがうごめいていく。選挙を執り仕切ることとなったローレンス枢機卿は、バチカンを震撼させるある秘密を知ることとなる…。
教皇選挙
原題または英題:Conclave
2024年/120分/G/米国・英国合作/監督:エドワード・ベルガー/出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、カルロス・ディエス、イザベラ・ロッセリーニほか
7月30日よりAmazon Prime Videoで見放題独占配信
INDEX
- 7/19、日本最大規模のゲイフェス「SUMMER BLAST」が7会場で開催!
- 特集:参院選2025
- レポート:“ArcH” Grand Opening Party
- 特集:レインボーイベント2025(下半期)
- レポート:「CHOICE」vol.2
- レポート:西湘クィアプライド2025
- 特集:2025年7月の映画・ドラマ
- レポート:Bling Bling Night Presented by HOTEL GROOVE SHINJUKU
- レポート:Tokyo Pride 2025(4)2日目のステージ
- レポート:Tokyo Pride 2025(3)プライドパレード
- レポート:Tokyo Pride 2025(2)初日のステージ
- レポート:Tokyo Pride 2025(1)広場のにぎわい
- 特集:プライド月間の企業の取組み
- レポート:神戸レインボーフェスタ2025(2)
- レポート:神戸レインボーフェスタ2025(1)
- 特集:2025年6月の映画・ドラマ
- 特集:第32回レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜
- 特集:プライドマンス2025東京
- レポート:名古屋レインボープライド2025
- 2025年夏のクィア・アート展