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香川レインボー映画祭、開催!

2010年10月06日

 1010日(日)、四国で最高層を誇る高松シンボルタワーの中の「e-とぴあ・かがわ BBスクエア」という会場で、第6回香川レインボー映画祭が開催されます。
 2005年、東京や大阪の映画祭に続き、香川在住の藤田博美さんという方がスタートさせたイベントで、毎年秋に開催され続け(それに加えて『ミルク』などの上映会も催されてきました)、今年で第6回目を迎えました。

 この香川レインボー映画祭、実はスゴいイベントです。

 まず、プログラムがかなり充実しています。
 オノ・ヨーコも出演しているメジャー作品『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』や、ベルリンでテディ賞を受賞した『Tattoo ―刺青』、ゲイの映像作家・大木裕之の『ダママ』、昨年のアジアンクィア映画祭で観客を号泣させた『蛍の光』、今年の東京の映画祭でも好評を博した『おばけのマリコローズ』『友達』、関西クィア映画祭で上映された『ココデナイドコカ」と、どれもが観て損はない、良質な作品です。プログラム選びの目の確かさを感じさせます。

 それから、行政や一般企業とのタイアップの規模が、想像を絶するスゴさです。
 香川は今、直島をはじめハイクラスな美術館が次々に建設され、アート王国として注目を集めていますが、そうした流れで開催されている「かがわ文化芸術祭2010」に、この香川レインボー映画祭も公式に参加し、香川県と共催という形になっています。
 それだけでなく、高松市や高松市教育委員会をはじめ、TV局や新聞社などがこぞって後援に名を連ねています(RSK山陽放送、RNC西日本放送、朝日新聞高松総局、FM香川、FM81.5OHK岡山放送、香川こまち、KSB瀬戸内海放送、産経新聞高松支局、山陽新聞社、四国新聞社、高松リビング新聞社、TSCテレビせとうち、TJ Kagawa、ナイスタウン出版(株)、毎日新聞高松支局、読売新聞大阪本社)
 また、カルピス(株)中四国支店高松営業所をはじめ、30近い企業が協賛しています。(詳しくは公式サイトをご覧ください)

 高松は地理的にも人口的にも決して主要都市というわけではありませんし、コミュニティも小規模(ゲイバーは5軒くらい)ですが、そんな地方の都市でもこんなにスゴいことができる!というモデルケースになっているように思います。
 きっと一般の方も大勢来場することでしょう。世間の人たちにセクシュアルマイノリティのことを認知してもらえるような素晴らしい機会になるはずです。
 運営に携わっている方たちに拍手を贈りたいと思います。(後藤純一)

 

 

第6回香川レインボー映画祭
日時:1010日(日)
会場:「e-とぴあ・かがわ BBスクエア」
主催:香川レインボー映画祭実行委員会(PROUD

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