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シドニーでマルディグラのパレードがリアル開催、今年はクリケット競技場で

 シドニーのマルディグラといえば、世界中の何千ものパレードの中でも最もショーアップされた華やかなパレードで有名ですが、今年はソーシャルディスタンスを図り、例年の大規模なパレードの代わりにクリケット競技場でのパレード・イベントとなりました。それでも中止やオンライン開催ではなく、パレードがリアル開催されたのはスゴいことですし(オーストラリアはニュージーランドと同様、今はほとんど感染者がいない状態です)、趣向を凝らした130余のフロートからは、シドニーのみなさんのパレード魂が感じられました。


 3月6日土曜日、マルディグラのパレードが、36,000人収容のシドニー・クリケット・グラウンド(SCG)で130余のグループがクリケット場を一周し、観客が楽しむという五輪の開会式のようなスタイルで行なわれました(それでも大勢がレインボーカラーを身につけたり派手な装いで楽しんでいました。マスクレスの人がほとんどで、オーストラリアって本当にゼロコロナ政策がうまくいってるんだなぁとうらやましく思いました)
 先頭は恒例のダイクス・オン・バイクス(レズビアンの方たちのバイク集団)、続いてファースト・ネーションズ(先住民族の方たち)、そして79ers(最初のパレードを歩いた勇敢な方たち)、トランスジェンダーの子を持つ親の会…会場から割れんばかりの拍手が送られ、感動的でした。車こそないものの、人力で引く台車に大きな飾りを載せたり、極限までボリューム感を演出した衣装(装置?)のドラァグクイーンがいたり、さすがはシドニーだと拍手したくなるフロートがたくさんありました。そしてUKからのゲスト、リタ・オラがトリのパフォーマンスを務めました。
 
 一方、シドニー随一のゲイタウンであるオックスフォード・ストリートでは、間際にブラッド・ハザード保健相が特別許可を出し、600人という少人数によるデモが行なわれました。これは、最初の抗議デモを敢行した人々が警察官に暴力的な検挙を受け、実名が報道されたために解雇されるなどの被害を受けた、その勇気ある闘いへのリスペクトとして行なわれる記念行事だそうです。


 なお、昨年は台湾を除く世界中ほとんどの国・地域でプライドパレードが中止またはオンライン開催となりましたが、今年はどうかというと、例えば6月末のニューヨーク・プライドはバーチャルで開催だそうですが(一部、リアル開催のプログラムもありますが、パレードや大規模なイベントは全てバーチャル)、ロンドン・プライドは、先日ジョンソン首相からイングランドのロックダウン段階的緩和のロードマップが発表され、順調にいけば6月には大規模イベントも解禁となるという見通しを受けて、9月にリアルで開催する予定だそうです。ワクチン接種などによりコロナ禍が落ち着きを見せた国・地域では、パレードが再び戻ってくることになり、人々が喜びに沸く姿がニュースで報じられることになりそうです(希望が持てますね)
 
(画像は、ウィリアム・ブロアム氏撮影のパレード記録映像より)

参考記事:
2021年マルディグラはシドニー・クリケット・グラウンドで(日豪プレス)
https://nichigopress.jp/ausnews/203957/
「ゲイ・レズビアン・マルディグラ」のパレード、豪シドニーで開催(AFP)
https://www.afpbb.com/articles/-/3335292?pno=22&pid=23137227

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