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VIDEO

Elton John, Brandi Carlile "Swing For The Fences" MV

エルトン・ジョンとブランディ・カーライルという同性愛者のベテラン・アーティストがタッグを組んでクィア・キッズへの応援歌となるポップ・ロック・チューンをリリースしました。若い男の子がダンスし、恋をする様が素敵なMVをご紹介します

Elton John, Brandi Carlile

「ホームランになるくらい力一杯打って」と題されたこの曲は、EGOTを達成したレジェンドであるエルトン・ジョンとグラミー常連のブランディ・カーライルというビッグな同性愛者のアーティストががタッグを組んで、若いクィア・キッズへの応援歌として共作したポップ・ロック・チューンです。MVはEliteモデルのWilliam Darbyが主演し、部屋の中でダンスしまくっていたところ、外で手を振る青年と目が合い、ロマンチックでセクシーな展開に…というストーリーになっています。ディレクターはグザヴィエ・ドラン(2023年に映画製作からの引退を表明していただけに、この起用はファンにとってはうれしい限りです)、振付はダミアン・ジャレ(『エミリア・ペレス』)という豪華布陣!
 エルトン・ジョンは「音楽とダンスは常にクィア・カリチャーの中心にあった。僕は若い男の子が音楽とダンスを通じて彼のパワーとPRIDEを表明する(同時にパワーがありあまってる人々がそれを弱め、PRIDEをかいならしたりもする)映像を製作できる機会に恵まれて本当にうれしい」と述べています。


【追記】2025.3.21
 あの與真司郎さんが日本語訳をつけたバージョンがアップされました。そちらもぜひご覧ください。

 



「Who Believes In Angels?」のビデオも素敵です。巨大なピンボールマシンの中でブランディとエルトンがそれぞれ天使の羽をデザインしたギターとピアノを弾きながら歌っているのですが、そこにはトム・オブ・フィンランドの(あるいはピエール&ジルの)世界から抜け出てきたような水兵がポールをしていたり、ティナ・ターナーがダンスしてたり、(プリンスに見えるかもしれませんが)リトル・リチャードもいたり。この夢のような万華鏡のような映像をディレクションしたのは、ゲイのフォトグラファー、デヴィッド・ラシャペルだそうです。

 なお、これらの楽曲を収めた2人のアルバム『Who Believes In Angels?』が4月4日に発売されるそうです(さすがに日本における4月4日の意味までは2人は知らないですよね。きっと偶然でしょう)

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