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World Pride DCのコンサート

ワシントンDCのワールドプライドではジェニファー・ロペスなど豪華なゲストが出演するコンサートもいろいろ開催されました。その模様がYouTubeに多数上がっています

World Pride DCのコンサート

 ワシントンDCで5月17日〜6月8日に開催されたワールドプライド。プライドパレードだけでなくストリートフェアや映画祭、アート展など多数のイベントが開催されましたが、とりわけ豪華ゲストが出演したコンサートが盛り上がりを見せたようで、YouTubeにも動画がたくさん上がっています。
 
 6月6日(金)に開催されたミュージック・フェスティバルにはジェニファー・ロペスが出演し、ヒット曲をこれでもかと披露しました。「Get Right」「Booty」「Ain't Your Mama」「Save Me Tonight」、インターバルでクイーンの「We Are The Champions」や「We Will Rock You」も歌い、「Jenny From the Block」「I'm Real」「Love Don't Cost a Thing」、そして自身が出演した『蜘蛛女のキス』からのナンバーや、『Waiting for Tonight』(ダンサーの衣装がレインボーに)「Dance Again」「On the Floor」「Let's Get Loud」…ここで会場に花火が上がり、スクリーンにシルヴィア・リヴェラやマーシャPジョンソン(ストーンウォールのヒーロー)、ハーヴェイ・ミルク、キース・ヘリング、デヴァインなどLGBTQの偉人たちにオマージュを捧げる映像が流れ(感動…)、その最後にジョージ・マイケルの姿が映し出され、JLoが「Gay Men's Chorus of Washington, D.C.」のメンバーと一緒にジョージ・マイケルの「FREEDOM」を歌い、最後に新曲の「I'm Free」で締めるという、本当に素晴らしい、鳥肌モノのコンサートでした。会場で観れたらどんなによかっただろう…と思いました。
 

 LGBTQコミュニティを代表するアーティストも多数、出演しました。
 7日(土)のパレード後のコンサートには、翌日にトニー賞授賞式のホストを控えていたシンシア・エリヴォが出演しました。ホワイトハウスの前で平和への願いを込めて「イマジン」を歌ったシンシアに大きな声援と拍手が送られました。その後はホイットニーの「I Wanna Dance With Somebody 」やシルヴェスターの「You Make Me Feel」、チャカ・カーンの「I'm Every Woman」といったアンセムを次々に披露し、最後にシニード・オコナーも歌った「Nothing Compairs 2 U」を熱唱。とても素敵でした。


 8日(日)のクロージングコンサートではドーチーがヘッドライナーをつとめました。カッコいいです。「Alter Ego」の盛り上がりがヤバいです。


 ほかにも、グレイス・ジョーンズ(ほぼドラァグ。フラフープ回しながら歌うのが素敵)、ジャネール・モネイ、トロイ・シヴァンなども出演していました。


 トランプ大統領があれだけLGBTQコミュニティを攻撃しまくっている、そのお膝元で(米国に入国できなかった/行くのを躊躇ったトランスジェンダーの方たちなどもいたとはいえ)ワールドプライドが盛大に開催され、これだけの豪華ゲストが顔を揃えたというのが本当にスゴいですし、プライドにはやっぱり音楽の力が必要だなぁとあらためて思いました。
 最後に、ワールドプライドのパレードの様子もご紹介します。

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