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レポート:レインボーウィーク2015

東京レインボープライド「パレード&フェスタ」に続き、レインボーウィークのレポートをお送りします。

レポート:レインボーウィーク2015

東京レインボープライド「パレード&フェスタ」に続き、レインボーウィークのレポートをお送りします。今年で3回目となるレインボーウィークは、4月25日(土)から5月6日(水祝)まで、東京レインボープライドの「レインボーウィーク」として開催されました。たとえば、4月29日(祝)に開催された東京国際レズビアン&ゲイ映画祭「春の名作劇場」も盛況だったそうですし、4月25日(土)に催された憲法学者・木村草太さんのシンポジウム(こちらに記事が載っています)も、「憲法が同性婚を禁止しているという解釈は成り立ちません。そんな説はお笑い。今日でおしまい」とバッサリ言い切るなど、目からウロコなお話だったと評判でした。ほかにも興味深いシンポジウムやトークイベントなど、たくさんの企画がありましたが、とても全部を回れるはずもなく…そんな中でも、今回は特に写真展が充実していたと思いますので、写真展を中心にレポートをお届けします。(後藤純一)


◼︎十人十色展+

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後列右から2人目が東ちづるさん
 昨年、長崎・平戸オランダ商館にて開催された、世界各国のフォトグラファーがLGBTをテーマに撮影した写真展「十人十色展」の作品が、神宮前の「MoCA東京」(カラフルステーション内)で展示されました。同時に、オランダ大使館のご厚意で、性の多様性について毎年世界写真コンテストを開催しているオランダの非営利団体「PRIDE PHOTO AWARD」の作品も多数出展されました。

 LGBTというテーマでこれだけ充実した写真を一堂に見せるってなかなかないと思いました。「同性愛者のパートナーシップって長続きしない」という声を聞いて撮られたという30年くらいおつきあいをしているゲイやレズビアンのカップルのポートレート、ムスリムのゲイのポートレイト、東欧のゲイのポートレイト、バングラデシュのヒージュラの方やタイのカトゥーイの方の写真などなど。本当に見応えがありました。いい写真展でした。

 なお、お伺いしたのは24日(金)のオープニング・レセプションでしたが(東京レインボーウィークの事実上のプレパーティなのかな?と思い)、パーティには本当にたくさんの、いろんな方たちがいらしていて。その中に東ちづるさんもいらしていて、自らお友達に多様性の素晴らしさを語っていたりして、本当にフレンドリーな、素晴らしい方だなあと感動しました。


◼︎”OUT IN JAPAN" #001 with GAP photographed by LESLIE KEE

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 こちらこちらに4月21日のお披露目イベントの模様もレポートされていますが、に4月21日のお披露目イベントの模様もレポートされていますが、「”OUT IN JAPAN" #001 with GAP photographed by LESLIE KEE」を24日に観てきました(ご覧になった方も多いと思います)
 
 原宿駅前のGapは、ふつうに買い物に訪れる人がたくさん!なわけですが、そんな目立つお店の入り口を入ってすぐのスペースが”OUT IN JAPAN”の展覧会場になっていたことがまず感激!でした。

 あのレスリー・キーさんが日本に暮らす92組111人のLGBTの姿を撮り下ろした素敵な写真が壁を埋め尽くしています。窓側のパネルはちょっと光沢がある贅沢な感じで、物思いに耽っているような、目を閉じたポートレイトが集められていました。
 
 出演した111人の中には、IVANさんや佐藤かよさん、中村中さん、KI-YOさんら著名人のほか、よしひろまさみちさん、田亀源五郎さん、北丸雄二さん、長谷川博史さん、ぷれいす東京の生島さん、ハスラー・アキラさん、今泉浩一さん、ニ丁目の「九州男」のまっちゃん、「Bridge」のマスター、同性結婚式を挙げたカップル(あいけんさん&brassさん、西田さん&SEIYAさん)、GOGOのDEG PAGさん、豊島区着の石川大我さんら、見知った顔も多数。それだけでなく、レズビアンカップル(とその子ども)だったり、トランスジェンダーの方だったり、いろんな方が出演していて、素敵でした。
 
 フロアには”OUT IN JAPAN”について書かれたリーフレットなども置かれていて、きっとなにげなくGapに足を運んだ多くの方が、リアルなLGBTの姿に触れて、好感を持ったり、なにがしかの思いを持ち帰ったのではないかと思います。とてもいい企画でした。今後1万人を目指す、とのことですが、続きが楽しみです。(なお、見逃した方に朗報!なのですが、「”OUT IN JAPAN" #001 with GAP photographed by LESLIE KEE」は来週、カラフルステーションでも展示されるそうです)

 せっかくGapに行ったし、40%OFFセールもやっていたので、仕事で着るシャツを購入しました。2階のメンズのフロアは、ゲイかどうかわからないけどなんとなくそれっぽい感じの方たちもいて。店員さんも感じがよかったです。


◼︎写真展「なんでもない生/性のかたち」

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 今年も中野で写真展が開催されました(25日までやっているので、まだの方はぜひ)。JR中野駅ガード下ギャラリーに少しと、中野ブロードウェイの階段のところでたくさん観ることができます。

 ブロードウェイは、階段が2つあり、それぞれ日本の方の写真(4階〜地下1階)、英国の方の写真(3階〜地下1階)となっています。いちばん上の階と下の階、両方に写真展の趣旨を説明するパネルがあって、どちらからでもご覧いただけるようになっています。

 写真には短いエピソードが添えられていて、被写体の人物のバックボーンとか関係性とかがわかるようになっています。
 息子がゲイであることを知ったお母さんの話がグッときました。「彼がずっと一人で悩んでいたことに、どうして私は気づくことができなかったんだろうと、息子のこれまでの心中を考えると、涙が止まらなかった」。それはまさに、自分が18年前にカミングアウトしたとき、父親からもらった手紙に書かれていた言葉で…それを読んで号泣した時のことを思い出しました。
 お母さんがレズビアンで、お父さん、お母さんともう1人お母さんがいる娘さんの話などもジーンときました。

 英国のシリーズでは、先日結構式を挙げたティムさん&ライアンさんも登場。わざわざ日本で式を挙げてくれた、そのフレンドシップ(連帯)の気持ちに、胸が熱くなりました。ヒッチンズ駐日英国大使がレインボーのネクタイを締めて写った写真も素敵でした。実の妹さんがレズビアンの方だと初めて知りました。

 せっかく中野ブロードウェイに行ったなら、まんだらけもいいですが、3階奥の『タコシェ』に寄ってみると楽しいかもしれません。もう20年以上もセクシュアルマイノリティ関連の書籍や同人誌を取り扱っているサブカル系の本屋さんです(今でもFTMマガジン『laph』などが置かれています。たぶんここじゃないと出会えないゲイの同人誌もいろいろありました)


◼︎Safer Sex Campaign EXHIBITION

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 二丁目のコミュニティセンター「akta」では、5月6日(ゴムの日)を虹色に!を合言葉に、「Safer Sex Campaign EXHIBITION」が行われていました。
 
 東京レインボープライド「パレード&フェスタ」で出展したブースで協力してくださった、本当にたくさんのみなさんのメッセージ&写真が展示されていました。tobojiさんによる写真も素敵でしたし、メッセージも「すまたまでです」とか「同性婚の実現を!」とか、けっこう(SAFER SEXにこだわらない)自由な感じのものもあって、見てて楽しかったです。

 せっかく来たし…と思い、本棚にあった写真集やなんかをパラパラと見ていたのですが、ばんじゃくさんという方が描いたコミック(同人誌?)が、ものすごくいい話で…思わず泣いてしまいました(何の心の準備もなく、読んで、そんな状態になってしまったので、ちょっと恥ずかしかったです)。みなさんも「akta」に行かれた際はぜひ、読んでみてください(ハンカチとティッシュを持参して)
 
 このあとも、夏と秋にもキャンペーンが展開されるそうなので、楽しみです。
 
 

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