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レポート:レインボーフェスタ!2016&関西レインボーパレード2016

10月8日(土)、大阪の扇町公園で10周年の記念すべきレインボーフェスタ!2016&関西レインボーパレード2016が開催されました。雷雨の予報も出ていたのにまさかの真夏日となり、イベントの最後には空に大きな二重の虹の輪がかかるという奇跡が起こりました。レポートをお送りします。

レポート:レインボーフェスタ!2016&関西レインボーパレード2016

2016年10月8日(土)、大阪の扇町公園で10周年の記念すべきレインボーフェスタ!2016&関西レインボーパレード2016が開催されました。雷雨の予報も出ていたのにまさかの真夏日となり、イベントの最後には空に大きな二重の虹の輪がかかるという奇跡が起こりました。今年も手作り感とコミュニティ的なアットホームさが素晴らしいイベントとなったレインボーフェスタ!&関西レインボーパレードのレポートをお送りします。(後藤純一)



H-pag!のみなさん

Freedom詩人アーティスト輝さん

TEN6のみなさん

NSM=のみなさん

GLAND SLAM MASAさん

ホテルグランヴィア京都のみなさん

織田くんがキンキーブーツを応援

50種類ものセクシュアリティが
缶バッジに!

虹色ダイバーシティの村木さん

今回もポケモナーさんが参加。
「時代が来た」感あります。

いよいよパレード出発!













アポテケのみなさん

虹組ファイツのみなさん

NSM=のみなさんも登場

クロージングセレモニー

空に二重の虹が…奇跡!

感動のフィナーレ

 2006年の第1回関西レインボーパレードのことを憶えている方もいらっしゃるかと思います。大阪での悲願のパレード開催と言われ、「御堂筋を虹色に!」を合言葉に、中之島公園から難波の元町公園まで1000人くらいの参加者で晴れやかに行進しました。沿道で応援する方たちも多く、札幌の方なども駆けつけ、最後にバルーンリリースを行い(空気が湿っていたせいか、とてもゆっくりと上がって行きました)、感動的なフィナーレとなりました。あれから10年、雨に降られた年もありましたが(雨にも負けず)、ボランティアスタッフの皆さんの熱意で、毎年パレードが続けられ、2013年からは会場を扇町公園に移して(かつて扇町公園で開催されていた「PLuS+」というHIV予防啓発のイベントへのリスペクトもあったそうです)レインボーフェスタ!というお祭りの中でパレードも行うという形になりました。

 そんな10周年の記念すべきパレードながら、今回は直前の天気予報では雷雨…主催者も荒天中止(小雨決行)ですとアナウンスしていて、本当に心配でした。ああ神様、パレードに雨を降らせないで!と祈った方もきっと多かったことでしょう。しかし、ふたを開けてみれば、まさかのピーカン&真夏日(みなさんの日頃の行いが良すぎたのでしょう)。ジリジリと焼けつくような日差しが容赦なく降り注ぎ、油断して日焼け止めを塗っておらず、顔が真っ赤に焼けてしまった(私です)人も多かったと思います。

 オープニングアクトは、ハロプロのダンス・パフォーマンスで人気のH-pag!のみなさん。名古屋のDXハンターはMIXですが、大阪のH-pag!はGAYのグループ。今年を代表する1曲、モー娘。の「泡沫サタデーナイト」をはじめとする数曲を元気に笑顔で踊りちぎり、会場を魅了。ダンス大好き!という感じが伝わってきて、とっても楽しい、見てて気持ちのいいステージでした。
 続いては名古屋のNSM=のみなさん。今回は本格的なダンスのショーも披露(曲が「千本桜」だったのもツボでした)。MCでは、メンバーの方が親にカミングアウトして最近応援してくれるようになってうれしかったというエピソードを語ってくれたりして、ちょっとジーンときました。
 地元天神橋筋商店街のご当地アイドル「TEN6」のみなさん。メジャーではないかもしれませんが、歌もなかなかいい曲で、もちろん生歌で(結構聞かせます)、クオリティを感じさせました。ふだんあまりお目にかかることがない、いわゆる「アイドルの追っかけ」の方たちがたくさん来て、応援していました(その様に、ゲイシーンと相通じるものを感じました)
 それから、「歌うGOGO」GLAND SLAM MASAさんが登場。ファンの方が大勢駆けつけていました。見た目のカッコよさもさることながら、歌も上手く、しかもオリジナル曲でとてもいい歌だったので、人気が出るのもわかる、とうなずいてしまいました。
 その他、Freedom詩人アーティスト輝さんがライブでボードにメッセージを書いていくというパフォーマンスを披露してくださったほか、太田裕哥さんやTomoneさん、カラフルミックスバンドのライブなど、多彩なパフォーマンスが繰り広げられました。

 公園にはブースもたくさん並んでいました。食べ物や飲み物(お酒も)を出しているお店もたくさんありましたし(堂山のゲイバー合同ブース、淀川区役所・都島区役所職員有志の方たちも出店)、洋服やグッズ(50種類のセクシュアリティのフラッグを缶バッジにしたものが面白いと思いました)、ウエディング(glitter-wedding for LGBT-など)、旅行関係(IGLTA、ホテルグランヴィア京都、グランデコなど)、生命保険(ライフネット生命、AIGなど)、エンタメ(キンキーブーツ)、メディア(グーグル)、文房具(CASSAROS)、法律事務所(なんもり法律事務所)、性産業(TENGAなど)、NPO・団体・サークル(虹色ダイバーシティ、LGBTの家族と友人をつなぐ会、dista、手話サークルなど)といった感じで、今回も本当に多彩でカラフルでした。

 会場でフェスを楽しんでいる方たちのなかには女性(に見える方)やトランスジェンダー(と思われる方)、家族連れ、外国人の方、車椅子の方など、とても多様な方たちが見えました。もちろん、ゲイ(またはバイセクシュアル?)の方たちもたくさんいらしていました(個人的には、大阪は男っぽい感じのイケメンさんが多くて本当に目の保養になります)

 パレードが始まる頃には、日差しの強烈さもMAXに(パームロイヤルNAHAが配布していたうちわを日よけに…うちわがなかったら日焼けがもっとひどくなってたと思います。感謝!です)。予想よりも参加者が多くなったことなどもあり、少し出発時間が押しましたが、13時半過ぎ、いよいよパレードがスタート! フロートは4つに分かれています。先頭の音楽フロートはオールジャンルでいろんな音楽をかけながら、マイクパフォーマンスで沿道の方たちにアピール。アポテケフロート(DJフロート)はHOUSE系のオシャレな選曲(リミックスは地元のDJ korさん)で、トラックにダンサーさんが乗ってパフォーマンス。キャーっていう歓声が上がり、ものすごい盛り上がりを見せていました。続くメッセージフロートは、きれいに飾り付けられたトラックが先導し、思い思いのメッセージを掲げながら歩くことができました。最後は顔出しNGな方たちのための撮影禁止ゾーンとしてのカラフルミックスバンドフロートでした。天六の交差点を左折し、都島通りを直進、堂山を経由して扇町通りを公園までパレード、というルートでした。
 公園では、行進の最中も、ステージで松原高校吹奏楽部や天ノ原翁さんらの演奏が行われていました。
 
 パレードの一行が扇町公園に帰ってくると、SECRET GUYZのライブの真っ最中でした。やがて、ステージではアポテケのライブ(個人的にはRAINBOW FESTA!のアポテケのライブがフェス感もあって最高に好きです)、虹組ファイツのライブ、NSM=との合同ライブが繰り広げられ、フィナーレへ。
 実行委員会の方からパレード参加者は750人でしたとアナウンスされ(公園を訪れた方はおそらく数千人でしょう)、そしていよいよバルーンリリース、というところで、空に大きな虹がかかっています!と言われ、みんなが空を見上げると、本当に…。雨も降ってないのに大きな虹がかかっていて(しかも、よく見ると二重の虹になっていました)、奇跡を見た思いがしました…。これまで20年、全国のパレード(やゲイのお祭り)に参加してきましたが、こんなことは初めてです。神様が関パレ10周年を祝福してくださったに違いありません。そんな虹がかかった空に、みんなの思いを乗せた虹色の風船が吸い込まれていく様には、特別な感慨がありました。
 
 イベントが終わった後の公園では、来年開催するために、と募金が呼びかけられていました(レインボーフェスタ!&関西レインボーパレードはボランティアスタッフによって運営されており、その資金の多くは寄付金によって賄われています)。たくさんの千円札が入っていた募金箱からは、参加者のみなさんの感謝の気持ちが窺えました。
 スタッフのみなさん、本当におつかれさまでした。参加者のみなさん、また来年、笑顔でお会いしましょう。

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