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レポート:東京レインボープライド2018オープニングレセプション

4月28日(土)、渋谷のhotel koé tokyoで東京レインボープライド2018オープニングレセプションが華やかに開催されました。

レポート:東京レインボープライド2018オープニングレセプション

2018年4月28日(土)、ゴールデンウイークの幕開けでもあるこの日、渋谷のhotel koé tokyoで東京レインボープライド2018オープニングレセプションが開催され、東京レインボープライドが華々しくスタートしました。レポートをお届けします。(後藤純一)


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 大勢の人でにぎわい、GWの華やぎを見せる渋谷の街。駅前から(交差点だけは違いますが、西武百貨店の辺りから)パレード出発点にかけての公園通り沿いの街路灯フラッグに、OUT IN JAPANの写真が掲示されていました。このように大勢の人々が行き交う渋谷の街に、約300名ものLGBTの方たちの写真がはためく様は本当に感慨深く、思わずウルウルきてしまいました。
 
 レセプションの会場であるhotel koé tokyoは、渋谷のPARCO跡地にできた今話題のオシャレなホテルです(今回TRP「プライドフェスティバル」でブースやフロートを出展するストライプインターナショナルが会場提供してくださいました。ホテルの支配人の方もオープンリーゲイで、スタッフのみなさんもとても感じのいい方たちです)

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ブルボンヌさんと阿部知代さん
今年も盛り上げてくれました
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共同代表の山縣さん
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チェリオコーポレーションの
菅さん
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ストライプインターナショナル
の石川さん
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オールジェンダーフレンドリー
のかけ声で乾杯!
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太田雄貴さん、丸山桂里奈さん
も登壇したパネルトーク
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清貴さんがアカペラを披露!
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オープンリーゲイの区議の
みなさん
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hotel koé tokyoの方々。
みなさん素敵ですね!
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元アイソのNANAさんが
キースへリング仕様のネイル
を見せてくれました。素敵!
 DJ色彩さんによるゴキゲンなクラブミュージックが盛り上げるなか、18時すぎに司会の阿部知代さんとブルボンヌさんが登場し、レセプションパーティのステージイベントがスタート。TRPでの司会もすっかり板についたお二人の楽しいトークで幕を開けました。

 共同代表の山縣さんがご挨拶し、今年のTRPのテーマ「LOVE&EQUALITY」について、キース・へリング生誕60周年について語りました。

 それから、小池都知事からのメッセージが読み上げられました。
「東京レインボープライド2018」の開催、誠におめでとうございます。
 私は、女性も、男性も、子供も、高齢者も、障害者も、そしてLGBTの方々も、誰もが希望を持っていきいきと生活でき、活躍できる「ダイバーシティ」へと東京を進化させることを目指しています。そのため、現在東京都では、オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念を実現するための条例制定に向けて、多様な性(LGBT)の理解の推進という視点も含め、検討しているところです。
 多様性が尊重され、温かく、優しさにあふれる都市の実現に向けて、このイベントの成功を心より祈念しております。」

 続いて、今回も特別協賛(レインボースポンサー)してくれたチェリオコーポレーションの菅専務が登壇し、スピーチしました。「街の人たちも写真を見て話題にしてました。今年もTRPの季節がやってきましたね」「弊社の社員旅行で、文野さんに1時間語っていただいたら、役員が「あの人の生き様はスゴイ」と、60くらいの総務部長が「社内の書類の性別欄を変えたい」と言い出した」と語ってくれました。

 それから、hotel koé tokyoを運営するストライプインターナショナルの石川社長が乾杯のご挨拶をしました。「3日前、残念なニュースがありました。40年連れ添ったパートナーの火葬に立ち会えず親族に財産を奪われた。本当に悔しい。早く偏見がなくなればいい」「ホテルコエは様々なカルチャーを発信していく場です。今日は「オールジェンダーフレンドリー」のかけ声で乾杯させてください」

 ということで「オールジェンダーフレンドリー」の乾杯が行われ(かけ声の後にかかった曲がDiana Rossの「I'm Coming Out」でした。素敵!)、共同代表の杉山さんからTRPのいろんなイベントの紹介がありました。

 その後、メインイベントであるパネルトークが行われました。元なでしこジャパンの丸山桂里奈さん、日本フェンシング協会会長の太田雄貴さん、元フェンシング女子日本代表の杉山文野さん、そしてブルボンヌさんが「LGBTと東京2020」というお題でトークしました。以下、お名前敬称略でトーク内容をお伝えします。
ブル:私もハードな競技、女装をやってます(笑)
杉山:リオ五輪は最も多様性に富んだ大会と言われ、オリンピックで市場最高の50名超のLGBT選手が出場、パラリンピックでも12名、聖火リレーにTの方がいたり。五輪憲章で性的指向による差別の禁止が明記された。また、MTFも条件付きで参加できるようになるが、これはリオには間に合わなかったので、2020年東京が初となる。課題の一つがフォビア。スポーツが最も…
ブル:ジェンダーが最もハッキリしてる。
杉山:様々な取り組みが行われている。プライドハウスの設置とか。
丸山:私の幼なじみにTの人がいて。中学の時カミングアウトされた。素直な生き方だなぁと。偏見がなくなった。 勇気がいること。
杉山:女子サッカーのワンバック選手(なでしこジャパンとも対戦。同性と結婚)のことはみなさん知ってました?
丸山:みんな知ってた。うまくいってほしい。うれしかった、おめでとうという気持ち。周りもみんな、そう。
ブル:スポーツ界ではやはり女子と男子の違いというのがはっきりしてる?
太田:そうですね。ぼくも文野がいなかったら理解できていなかった。
杉山:今は協会の会長。自分がもし復帰するとしたら、どっちで出ていい?
太田:男子じゃないですかね。でもまだ協会のほうが追いついてない。
ブル:私は? 
太田:じゃあ面談から(笑)。上がお達しを出せば大丈夫かな。あと、ドーピングの問題があって。ホルモン治療をしていると難しい。
杉山:すごく頑張ってた先輩が突然やめちゃって、あとで二丁目でバッタリ会った。男社会だとカミングアウトが難しい。
ブル:いま現役選手でカミングアウトしてる人、誰もいないですよね。
杉山:どうしたらいいんでしょう。
丸山:まずは知ること。初めは驚くかもしれないけど。カミングアウトできる環境を整えて。
太田:スポンサーがいなくなるという不安がある。好感度で売ってるので。言わない方がベターと忖度してしまう。マイナスじゃなくて、カッコいいという風になってほしい。
杉山:滝沢ななえさん、ファンが多いのに堂々とカムアウトしてくれた。JOCの方を二丁目に連れてってダイバーシティの話をして。2020東京大会の「多様性の祝祭」というスローガンを、太田さんがシェアしてくれたのも嬉しかった。
太田:本当は、ぼくらも日本ってだけでマイノリティ。世界を見て。世界はメジャーなとか関係なく、どういう生き方をしてきたかを見てる。子どもの期待を裏切れないですよね。
丸山:五輪の舞台でもLGBTとして活躍できるようになってほしい。
太田:五輪もお祭にすぎない。その後どうなるか。アクション、行動に価値がある。2020より良くしていく。

 素晴らしいパネルトークに続き、来賓の清貴さんがステージに上がり、アカペラで「We are One」の一節を披露してくださいました。
 同じく来賓の前田文京区議、石川豊島区議、石坂中野区議らがご挨拶しました。前田さんは(20年以上前からパレードに参加していますが)昨年7月にカムアウトしましたので、オープンリーゲイとしては今回が初のパレード参加となるそうで、とてもうれしそうでした。それから、石坂さんは、中野区でも同性パートナーシップ証明制度を導入したいと区長が述べている、と発表しました。実現すれば東京で3番目ですね。期待しましょう。
 という感じで、ステージイベントはいったん終了し、ご歓談タイムとなりました(メディア取材もここまで)

 パーティ後半には、バビ江さん&リル・グランビッチさん&サーシャBサバンナさんによる素晴らしいショー(スリー・ディグリーズからのドリーム・ガールズ)が繰り広げられ、大歓声が贈られました。そして、来賓の滝沢ななえさん、乙武洋匡さん、元AKB48の秋元才加さん(スゴい!)がご挨拶。今年の東京レインボープライドの大成功を予感させるような、本当に華やかで、夢のようなパーティになりました。
 


★東京レインボープライドオープニングレセプションのフォトアルバムはこちら

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