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晴れやかにパレード!「レインボーフェスタ!2018」レポート(2)

10月6日(土)7日(日)、レインボーフェスタ! が今年初めて2daysで開催されました。はるな愛さんやET-KING、オバチャーンのみなさんも登場し、いつもよりパワーアップした、アツいフェスタとなりました。2日目の模様をお伝えします。 assets/images/gallery/2018/Kansai/rf18_p70.jpg

2018年10月6日(土)7日(日)、扇町公園でレインボーフェスタ!2018が開催されました。関西レインボーパレードは13回目、扇町公園でレインボーフェスタ!として開催するようになってからは6回目で、今年が初の2days開催となりました。初日こそ少し雨がパラつきましたが、台風の影響もほとんどなく、逆に30度超えの暑さとなり、1万人を超える方々が、はるな愛さんやET-KING、オバチャーンといったメジャーなアーティストや、おなじみのみなさんのステージを楽しんだり、パレードを歩いたり、ブースを見て回ったり。手作り感やアットホームさはそのままに、いつもよりパワーアップしたアツいフェスタとなりました。2日間あって内容も盛りだくさんですので、2回に分けてレポートをお届けします。

 


2日目のステージ


 よく晴れて暑い1日となった10月7日(日)、2日目のレインボーフェスタ!が開催されました。
 ステージのトップバッターをつとめたのは、ジャパニーズ・ゲイ・アイドリストのボンバー☆チャマタソ。さん。ベストアルバム「I AM CHAMA」がiTunesエレクトロニック・チャートで最高位2位を記録したという実力派だけあって、曲も聴きやすく、衣装やパフォーマンスもハイクオリティで、安定のステージでした。

 続いて、もう何年も出演してくださっている天神橋界隈のご当地アイドル、TEN6のみなさん。♪天神橋フォーエバーというテーマソングを思わず一緒に口ずさんでしまいましたが、もはやレインボーフェスタ!のレギュラーになった感があります。

 関西が誇るハロプロ楽曲オンリーのゲイダンスカバーグループ、H-pag!のみなさんが登場。「研修生」の方も増えて、よりフレッシュに、よりパワーアップした感があり、今回もめいっぱい楽しませてくれました。今年のイベントのテーマである一期一会をモチーフにした構成で、モー娘。の「One・Two・Three」をはじめいろんな曲のダンスを披露してくれました。
 
 今回初登場のシンガー、成宮翔毅さん。アー写があまりにもゲイテイストなので、この方はきっとゲイで、今回のステージでカミングアウトするんじゃないか、と思っていたのですが、そうではなく、アライの方でした。MCでは「決して独りじゃない」「もっと誇りを持って生きていこう」と当事者を励まし、LGBTのことを想って歌ってきたという「No title -original color-」を感情を込めて歌い上げました。

 



関西レインボーパレード


 絶好のパレード日和となった(というか暑いくらいだった)午後1時、第13回を数える関西レインボーパレードが行われました(13回連続開催は、単一のパレードとしては最長記録だそうです)。今年も関テレ前から出発し、天六の交差点を左折し、都島通りを直進、堂山を経由して扇町通りを公園までパレード、というルートでした。
 今回は、先頭のオープンカー、トラックにルル・デイジーさんら3名のドラァグクイーンが乗ったミュージカルフロート、GOGOさんやNSM+の方が乗ったサウンドフロート、そして撮影禁止のフロートという、4つのフロートでの行進となりました。
 参加企業も増えて、ブースを出展したチェリオやAIGのほか、NTTdocomo、Kawasaki(川崎重工)、日本生命の方なども歩いていました。
 先頭から最後まで、ずっと見送っていましたが、参加者が今までで最も多かった印象です(諸事情により参加者850人とアナウンスされていますが、実際はその2倍以上の方々が歩いていたと思います)


















☆関西レインボーパレードのフォトアルバムはこちら
 
    

最高のフィナーレへ!

 

 パレード帰着後、大阪が世界に誇るアイドル、オバチャーンが登場しました。「写真やビデオ撮影は……好きなだけやってください」「膝の故障や法事で一部メンバーが欠席のため、いつもより数倍クオリティが低いですが、よろしくお願いします」というアナウンスで笑わせたあと、アニマル柄の衣装を着たオバチャーンが登場し、会場を熱狂させました。MCで「今日はこれ何のイベントなん?」「L、G、B、Tやで〜」みたいなことも言ってました。そして最後にアメちゃんをばらまいて帰っていきました。

 そして今年のレインボーフェスタ!の大トリを飾ったのは、なにわクイーンズのみなさんでした(やっぱり関西が誇るドラァグクイーンのみなさんこそ、大トリにふさわしいですよね)。まずはフェミニーナさんがアギレラの「I'm a Good Girl」で盛り上げ、ルル・デイジーさんがホイットニーで貫禄を見せつけ、ミス・マリアさんがテイラー・スウィフトをキュートに演じ、オズさん、イル・ローザさんらも登場して大御所マダム・ココさんが最後に締めて、たいへん見応えのある、素晴らしいショータイムとなりました。ショーが終わった後は、ステージ横の撮影ブースでお客さんと一緒に写真に写るサービスもしてくれていました。

 主催者の方から、今回のレインボーフェスタ!は参加者が1万人を超えました、とアナウンスされ、拍手が起こり、最後にレインボーカラーの風船を一斉にリリースして、フィナーレを迎えました。初の2days開催を無事にやり終えた主催の方は、思わず涙をこらえていました。こうして、レインボーフェスタ!2018は大成功のうちに幕を閉じました。



☆ステージのフォトアルバムはこちら



 

2日間を振り返って


 今回は(近年とみにゲイフレンドリーになっているJALに、少しでも貢献しようと思って)JALで大阪入りしたのですが、大阪の街が眼下に見えて来たとき、ずいぶん青い屋根の家が多いなぁと思って、でもよく見るとそれは、屋根にかぶせられたブルーシートで…生々しい台風の爪痕を目にして、思わず、一日も早く復興できますように、と祈るような気持ちにさせられました。今年は北摂で大きな地震もありましたし、大阪のみなさんにとっては大変な年になったのではないかと思います(みなさん、いつもどおりの笑顔で、そういうことはおっしゃいませんけども)。個人的には、数日間の大阪滞在でそんなに大したお金も使っていませんが(ゲイバーは2軒ほど行かせていただきました)、関西以外から来られている方も結構お見かけしていますので、レインボーフェスタ!開催で活性化している部分もきっとあると思います。
 
 さて、レインボーフェスタ!ですが、今年も会場にはいろんな方が来られていて、ひさしぶりに会う友達もいて、同窓会じゃないですが、そういう楽しみもあって、また、友達に紹介してもらう人もいて(グラァド読んでます、の声をいただくと、本当にありがたいです)、交流の場が生まれたりもして。やっぱりこういうお祭りって大事だよね、としみじみ感じました。

 2006年に御堂筋を行進する形で悲願のパレードがスタートして、以来、実行委員の方たちも少しずつ交代しながら、ずっと、雨の日も風の日も続けてきて、(伝説の「PluS+」のように)扇町公園で開催するようになって、そして今年、初の2日間開催で、参加者も初めて1万人を超えて(TRPを除いて、今まで1万人を超えたことはありませんでした。地方では初です)、感慨深いです。本当によかった、おめでとうございますという気持ちです。
 企業からの協賛も増えてはいますが(だからこそ、メジャーなアーティストさんも呼べるようになったのでしょう)、それでも、セクシュアルマイノリティが生きやすい社会になるようにという趣旨の部分は全くブレることなく、手作り感やアットホームさ、実行委員会のみなさんの真面目さが伝わってくるようなイベントです。
 来年以降、さらに大規模に、とか、あまりプレッシャーを感じる必要はないと思いますので、無理せず、倒れないように、続けていってほしいなぁと思います。

 スタッフのみなさん、キャストのみなさん、ブース出展されたみなさん、参加者のみなさん、本当におつかれさまでした。また来年もお会いできるといいですね!

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