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ドイツのヴェスターヴェレ副首相兼外相、同性パートナーと「結婚」

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ギド・ヴェスターヴェレ副首相兼外相(右)
とミヒャエル・ムロンツさん(左)
 ドイツのタブロイド紙『ビルド』によると、ドイツのギド・ヴェスターヴェレ副首相兼外相が17日、長年のパートナーであるミヒャエル・ムロンツさんと「結婚式」を挙げました。式はボンで執り行われ、ボン市長や親族の方たちが参列したそうです。

 ギド・ヴェスターヴェレ氏は2001年、39歳で自由民主党(FDP)党首に選出され、ドイツの伝統的二大政党であるドイツキリスト教民主同盟 (CDU) ともドイツ社会民主党 (SPD) とも異なる選択肢となるべく、国民的政党への脱皮を図る方針を発表しました。そして、2005年の連邦議会選挙では得票率10%に迫る好成績を収め、14議席増の61議席で第3党に躍り出て、ヴェスターヴェレ氏は最大野党の代表になりました。そしてドイツ連邦議会2009年選挙ではFDP史上最高の 14.6%の得票率で躍進し、CDUと連立協議して10月に第2次メルケル内閣を樹立、副首相兼外相として入閣しました。
 一方、ヴェスターヴェレ氏は2003年、スポーツイベント関連の実業家であるミヒャエル・ムロンツさんと知り合い、交際をスタート。そして、ゲイジャパンニュースによると、2004年、メルケル首相の50歳の誕生日パーティにパートナーのミヒャエル・ムロンツさんを同伴したそうです。「ゲイであることを隠したことはない」と語り、以来、ゲイであることをオープンにしながら活躍してきました(ドイツの有力政治家でゲイであることをカミングアウトしたのはベルリン市長クラウス・ヴォーヴェライト(SPD に次いで2人目です)
 ヴェスターヴェレ氏が副首相兼外相に就任する可能性が明らかになると、ドイツの『ビルド』紙は「選挙活動中、ヴェスターヴェレのパートナー、ミヒャエル・ムロンツがアドバイザーとしてだけでなく、ヴェスターヴェレを支え続け、『とても強い男にした』」と報じ、世界中に注目されるようになりました。
 ドイツの同性愛者団体は「ゲイ男性が外相に任命されることが当たり前になったのは素晴らしいこと。ドイツ国内にとどまらず、海外における同性愛者の権利についても発言していってほしい」と歓迎しました。
 外相就任後、公の場にもそろって登場し、ヴェスターヴェレ氏が仕事で外遊に出る際、パートナーとして同伴することもありました。

 ドイツでは2001年に登録パートナー法(シビルユニオン)が成立しました。その後も少しずつ改訂を重ね、現在は、登録した同性カップルに対して異性の夫婦とほぼ同等の権利を認めています(養子を取る権利や税制の一部に関してはまだ平等が達成されていません)。200910月、ドイツ連邦憲法裁判所は、同性婚の法制化を命じました。

 今回、ヴェスターヴェレ外相とムロンツさんが挙げた式は、正式にはまだ結婚ではありません。が、きっと近い将来、ドイツでも正式に同性婚できるようになることでしょう。(後藤純一)

 

 

独外相、同性愛パートナーと「結婚」(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010091800095

独ベスターベレ外相、同性のボーイフレンドと結婚(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0918/TKY201009180218.html

独外相が同性と挙式 相手は実業家の43歳(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091801000818.html

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