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マドンナもいじめ問題について語り、ゲイにエール

2010年11月10日

「最近、圧倒的な人数の10代の子供たちがいじめを原因に自殺しているという報道を聞いて、とてつもなく動揺し、悲しんでいるの」とマドンナは語りました。
「一般的に自殺というのは不穏な問題よ。その上、ティーンエイジャーが学校や寮などでいじめられたことを理由に自殺したと聞くと、計り知れない気持ちだわ」

 ゲイのファンたちを称賛し、「彼らなしに自分のキャリアはありえなかった」と語ったマドンナは、長女ローデス(ルルド)ちゃんといじめについて話し合い、意見を述べることの重要性を感じたといいます。

 黒いシャツに黒いパンツ姿のマドンナはこの日、ニューヨークから中継で番組に出演し、学校になじめなかった自身の経験を語りました。
「学校にとけこめたと感じたことはなかったわ。私は運動選手でもなければ、成績優秀でもなかった。自分がなじめると感じられるグループはなかったの。変わり者だったのよ」
 自分に自信を持ち、居場所を見出せるように導いてくれたのは、ゲイだったダンス教師だったそうです。

 教師、親、カウンセラーなど、10代の子どもたちには話すことのできる相手が必要だというマドンナは、親たちがいじめという問題にもっと注意を傾け、子どもたちと話し合うべきだと述べました。ローデスちゃんは先日、「ゲイに対する差別的発言をするいじめっ子が学校にいるんだ」とマドンナに打ち明けたそうです。
「一般的にいじめをする人は、未知の存在に恐れを抱いているか、自分がいじめられていた経験を抱えているんだと思うの」とマドンナは語り、ゲイのティーンに対するいじめや迫害と、黒人へのリンチやナチによるユダヤ人迫害を比較しました。
「子どもたちとは、他の人と違う人を批判しないことの重要性について、よく話し合っているわ」と彼女は明かしました。「何がかっこよくて、何がかっこよくないかという点について、多くの人が期待するような見解にはまらない人たちを批判しないこと。広い視野を持って考えることをね」

 他人を批判することは自分自身を批判の対象にすることに通じるというのが、マドンナの考え方です。
「あるシンプルな実験をしてみたら面白いと思うの」と彼女は提案しました。
「この問題についての解決策について話し合いたいのなら、私たち全員が誰かについて噂することなく1日を過ごしてみるべきだと思う。噂は一切禁止よ。それだけではなく、噂に耳を傾けることもしないの。そこから立ち去るのよ。そうしたらどんな1日になるか、想像できる? どれだけ自由な時間が増えると思う? さらには自分自身についても良い気分になれると思うわ」


マドンナ、トーク番組でいじめ問題について語る(MTV JAPAN)
http://www.mtvjapan.com/news/think/18447

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