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「被災とセクシュアル・マイノリティ」というシンポジウムが開催されます

2011年04月28日

 5月5日の夜、二丁目では被災者支援のための一大チャリティイベント「PRAY」が開催されますが、その前の午後の時間帯(14時〜)に「被災とセクシュアル・マイノリティ 〜現地の状況をイマジン。真に必要な支援のあり方とは?」というシンポジウムも緊急開催されることになりました。
 以下、主催するレインボー・アクションからの告知を引用します。
 
 東日本大震災の被災地では、様々な方がそれまでの生活からの大きな変化を余儀なくされ、これからどう変化するのかもなかなか見え難い状況が続いています。
 被災地には当然のことながら、セクシュアル・マイノリティ当事者もたくさん暮らしています。そして、同じように生活環境の変化を余儀なくされています。
 当会では「レインボー・アクション」に改名後、初のイベントとして、5月5日に「被災とセクシュアル・マイノリティ」を緊急開催いたします。
 当日は、被災地の状況を目の当たりにしたり、被災地における支援活動に実際に参加したり、被災地のセクシュアルマイノリティ支援のあり方を探ったりと、実際に動き出している方々に集まっていただき、映像や画像をプロジェクターで上映もしながら、これまでの各活動を紹介します。
 ふだんから、なかなか声が出しにくい傾向にあるセクシュアルマイノリティ。特に、地域コミュニティとの密接な人間関係がある土地柄であればなおさらです。こうした大震災の発生とその後の混乱期にあって何が必要とされるのか、何を「想像」するべきなのかを考えます。
 たとえば、東北地方のコミュニティや家族、周囲との密接な人間関係の中で生活しているセクシュアルマイノリティの方たちは「都会の論理」とはまた違った事情で暮らしている側面もあるようですので、被災地域以外の者が「都会の論理」を押し付ける発想で支援活動を展開しようとすると、難しい壁にぶつかることもあるようです。これはセクシュアルマイノリティのことに限らず、あらゆる局面で起きている問題。今回の被災地のことを想像することは「都会と地方の論理」の違いを認識しなおすことでもあるのです。
 そうした中、それでもやはり「マイノリティの視点」を持っている者だからこそ現場に提言できたり、実際に働きかけ、参画していけることというのはあるはずです。それを模索するべく活動を始めている団体や人々もいます。
 一筋縄では行かない現地の支援活動。できるだけ、そのありのままを提示する時間にできればと思います。「何かしたいのだけれど、どう関与すればいいのかわからない」という方には、考えるためのヒントをたくさん提供できるイベントになるかと思います。後半では会場からの質問も受け付けますので、ぜひ積極的に参加してください。一緒に考えましょう。 

「被災とセクシュアル・マイノリティ 〜現地の状況をイマジン。真に必要な支援のあり方とは?」
日時:5月5日(祝)14:00〜16:30(開場は20分前より)
会場:なかのZERO小ホール(中野駅南口から線路沿いに新宿方面へ徒歩8分)
入場料:500円以上
(会場レンタル代と、出演者交通費として使用させていただき、それを超える収益があった場合には被災地支援活動を展開している団体への寄付とさせていただきます)
※予約は不要。お気軽にお越しください。
主催:レインボー・アクション内イベントチーム
出演者(五十音順・敬称略):生島嗣井上健斗岩井一樹宇佐美翔子太田ふとし谷山廣真木柾鷹増原裕子ららみぃ
コメンテーター(予定):石川大我石坂わたる上川あや
司会:島田暁

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