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奥津直道さんの個展が開催されています

2011/08/20

 伝統的な日本画のタッチで筋骨隆々な男たちを描いてきた奥津直道さん。もともとゲイ雑誌や「Rainbow Arts」などで活躍していましたが、2005年にはココロカフェでお正月にふさわしい個展を、2006年には銀座ヴァニラ画廊で「咲奔―SAKIBASHIRI」という個展を開催。そして現在、銀座の柴田悦子画廊で個展を開催中です。

 公式サイトではこのように紹介されています。
「奥津氏は1976年神奈川県小田原近郊で生まれ育ち、東京工芸大学芸術学部デザイン学科を卒業すると、絵の道に入った。描くのは主に勇猛でエロティックな男たち。金箔をバックに浮世絵にも似た絢爛の「男振り」を見せる。そもそもこれらの華麗な男たちを描くために写真学科からデザイン科に転じたというから筋金入りだ。「男伊達」とか「婆娑羅」とか男が孔雀のように絢爛豪華に彩られた時代は遥か昔になってしまったが、奥津氏は独自の世界観をもってこの幻想の「男」たちを今に甦らせた。もともと、生まれ育った地方は、足柄の金太郎伝説の地。子供から兄貴になった金太郎が、鯉と格闘していると思えば祭りめいたこれら作品の力強さも納得。また、一連の作品に通底する禁断の理想絵図としてのなまめいた風姿も、彼を特徴づける。あくまでもマッチョな筋肉が日本の古典的な絵柄を背に大暴れする。あぁ三島にみせたかったなぁ。ちょっと脛が短いのが日本人的かも、と思うが聞けば漁師をイメージしてるとのこと。まだまだ、これから華麗に展開するであろう彼の画業に、思い切り弾けてつきぬけろとエールを送りたい。濃密なエロティズムと斬新な古典のデザインはまだまだ追求する余地がある。奥津ワールドとして世界に類のない境地を是非追い求めていってほしいと思うのみ。健闘を!」

 この柴田悦子画廊では、今年7月に「男が描く男・女が描く女」という企画展が行われ、そこにも奥津さんが参加していました(同じ企画は2009年にも開催されていてました)。とてもセクシュアルマイノリティ・フレンドリーな画廊なのでしょう。

 今回は、金箔を背景にした絢爛豪華な男絵だけでなく、白い紙に描かれた水彩画のようなやわらかいタッチの作品もあれば、黒バックの印象的な作品もあります。初めてご覧になる方もきっと、直道ワールドにハマるはず。お時間あるときにぜひ、足をお運びください。27日まで開催されています。(編)


奥津直道展
会期:8月18日(木)~27日(土)
開廊時間:12時~19時(日・祭日は18時、最終日は17時まで)
会場:柴田悦子画廊(〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-1第3太陽ビル2F 03-3563-1660)