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REACH Online 2011がスタート!

 

「REACH Online 2011」は、ゲイ(またはバイセクシュアル男性)による当事者参加型のオンラインアンケートです。
 ゲイの性行動や、性に関わる様々な事柄についての現状を明らかにすることで、HIV感染予防に役立てたり、メンタルヘルスのことなどゲイの抱える諸問題を一般社会に訴えるうえで貴重な資料となります。(これまでに自殺を考えたことのある方が約6割にのぼり、自殺未遂をしたことがある方が15%も…というデータが有名で、ゲイの人権擁護運動でもたびたび活用されてきたと思います)
 1999年、「SPIRITS@Wave」という名前でアンケートがスタートして以来、のべ2万人以上の方がアンケートに参加してくれました。通算で9回目の実施となる今回も、性行動に関することだけでなく、メンタルヘルスに関わること、ゲイライフのことなど、多岐にわたる質問項目が設けられています(今回は「スマホのアプリやSNSを使った出会い」といった新しいツールについての項目や、「彼氏の浮気をどこまで許せるか」など、みんなが気になっているテーマも盛り込まれているそうです)。調査結果は毎回ウェブ上で公開されますので、他の人たちがどんなゲイライフを送っているのかを知る機会にもなります(今回の調査結果は来年5月頃に発表される予定だそうです)
 REACH Onlineは通算9回にわたってデータを蓄積していますので、ゲイライフに関するさまざまなトレンドを把握することができます。例えば、HIV検査やコンドーム使用の状況を繰り返し調べることで、HIVの検査に行く割合は増えてきたものの、コンドームの使用状況には大きな変化がみられないことがわかってきたそうです。また、ここ十数年でゲイの出会いのスタイルが変わってきた(ハッテン場や出会い系サイトの利用者が減ってきた)ということも明らかになってきたそうです。
 こうしたデータは、ゲイがより健康的な生活を送れるようになるために、さまざまな形で役立てられます。国や地方自治体の施策として活用できる基礎的な資料となったり、保健医療や教育現場などでのゲイに対する理解を深めるために活かされます。
 また、これまではパソコンがないとアンケートに参加できなかったのですが、今回はモバイル版(スマートフォン対応)も始まりました。モバイル版は短縮されたバージョンになっているそうですので、時間がなくてサクサクやりたい方も携帯(スマホ)でぜひ。パソコンをお持ちでじっくりできる方は、ぜひパソコンでご参加ください。モバイル版とパソコン版の両方に参加するのもOKだそうです。
 
 
REACH Online 2011 
実施期間:2011年8月22日~ 2012年1月31日
研究代表者:日高庸晴(宝塚大学看護学部)
研究分担者:嶋根卓也(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)
本研究は、平成23年度厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業 「HIV感染予防対策の個別施策層を対象にしたインターネットによるモニ タリング調査・認知行動理論による予防介入と多職種対人援助職による支援体制構築に関する研究」の一環として実施されます。

【ご参考】
「Reach」のレポート/論文一覧
http://www.j-msm.com/report/
http://www.gay-report.jp/

 

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