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台湾の同性カップル約80組が結婚式を挙げました

 

 8月21日、台北で約80組のレズビアン・カップルが結婚式を挙げるというイベントが行われました。
 
「バービーズ&バービーズ・ウェディング」というウェディング・パーティを主催したのは、今年4月創刊の台湾初のレズビアン・ライフスタイル・マガジン『LEZS』でした(同誌を発行する頣創藝有限公司は、1995年から「女人国 Lez's Meeting」という大規模なパーティを開催してきました)。日曜日の夜、台北のダウンタウンで開催されたこのパーティに参加したレズビアン・カップルたち(その多くはウェディングドレスを着ていました)は、友人や親族、一般参列者など約1000人が見守るなかで、主催者が読み上げた「聖なる結婚の結びつき」の言葉に「誓います」と述べ、指輪を交換し、キスやハグをして、大きな歓声に包まれました。
 
 今回のイベントは、6月にニューヨークで同性婚が認められたことを記念する意味もあるそうで、花嫁の一人であるセリーヌ・チェンさん(32歳のスタイリスト)は、新婚旅行でニューヨークに行く予定だそうです。彼女は「きっと台湾でももうすぐ同性婚が実現するだろうと思っています」と語りました。
 彼女のほかにも何組かが、同性婚が認められている海外の国に出かけて結婚をする予定だそうです。

 台湾では、主催者発表で3万人規模というアジア最大のパレードが開催されており、すでに2003年には同性婚と養子縁組を認める法案が起草されましたが、法案は「漂流」中で、未だに国会を通過していません。馬英九総統は「広く社会のコンセンサスが得られるまでは法制化されないだろう」と述べているそうです。

 世界的規模で行われた社会科学研究調査によると、台湾人の17.5%が同性愛に対して肯定的で、日本の5.5%、フィリピンの4.4%などを大きく超えて、アジアで最も同性愛者に寛容な(受容が進んでいる)国となっているそうです。(ちなみに、同調査では、アメリカ人の32.3%がゲイ&レズビアンを支持していました)

 このイベントに参加したジェシカさん(幼稚園の先生)は「台湾の文化や習慣は未だに保守的なので、難しいでしょう」と語りました。
 また、『LEZS』の編集長である活動家のチェン・ピンインさんは「政治家は、人権問題として同性の結びつきを尊重すると述べていますが、何の動きも見られないのです」と語りました。「ゲイは少数派であるというのが政治的なリアリティなのです」
 
 一方、この7月、LGBTの子どもたちが差別やいじめにあわないように活動する親たちが集まり、「同志父母愛心協会 Loving Parents of LGBT Taiwan」という団体が設立されました。その記者会見では、代表である郭媽媽(媽媽=ママ、お母さん)が「私の子どもは小学校5年生のとき、同級生から『変態』と罵られ、目に涙をためていました」と語り、小学校からLGBTについて教えるカリキュラムを導入することを政府に求めました。「LGBTが平等に扱われる社会でこそ、子どもたちを育てられるのです」 
 
 今年の台湾のパレード「台灣同志遊行 TAIWAN LGBT PRIDE」は10月29日に開催されます(公式サイトにはまだ日本語や英語の情報は出ていないのですが、おそらく昨年と同様のコースではないかと思われます)。きっと今年も熱い盛り上がりを見せることと思います。(編)



Taiwan hosts its biggest same-sex ‘wedding’ party(TAIPEI TIMES)
http://www.taipeitimes.com/News/taiwan/archives/2011/08/22/2003511370

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