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シェールの「息子」がTVにレギュラー出演


シェールとチャズ・ボノ
 アメリカの人気ダンスコンテスト番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ(DWTS)」(ABC)の新シーズンで、チャズ・ボノが男性としてコンテスト出場者の一人に選ばれました。チャズ・ボノはシェールとソニー・ボノの間にチャスティティ(娘)として生まれましたが、のちに性自認が男性である(FTMトランスジェンダー)と自覚し、2008年に手術を受け、昨年、法的にも男性と認められました。6年間交際している婚約者の女性もおり、近く結婚したいと語っています。シェールも以前からチャズのことを応援しています。

 「DWTS」は有名人とプロダンサーが組んでダンスを競うもので、2005年からロングランを続け、今回で13シーズンめに入るという人気番組です。9月18日からスタートする新シーズンを前に、コンテスタント(挑戦者)12人の顔ぶれが発表されましたが、男性側のコンテスタントの目玉としてチャズ・ボノが選ばれた恰好です。ABCというキー局で、FTMトランスジェンダーの男性が女性をパートナーにタンゴやチャチャチャを踊ることを、LGBTコミュニティは諸手を挙げて賞賛しています。同性愛者擁護団体GLAAD(Gay & Lesbian Alliance Against Defamation=中傷に対抗するゲイ&レズビアン連盟)」は、「メディアにおけるトランスジェンダーの代表が不足している今、チャズ・ボノが『DWTS』のキャストとして参加することは、トランスジェンダーがアメリカ文化の一つの素晴らしい部分であることを人々に認めてもらうための大きな前進であるといえる」との声明を発表しています。
 しかし、中には、チャズが出演することをよく思わない人たちもいるそうです。ネット上では「番組のファンだけど、チャズが出るって聞いた時は気分が悪くなった」「これでもう家族向けの番組ではなくなってしまった」などと、あからさまに嫌悪感を示すコメントが飛び交っているといいます。
 こうした中傷をよそに、チャズ本人は「番組に出ることは、トランスは怖がるようなことではなく、トランスジェンダーでいることはどうってことないというシンプルなメッセージを、より多くの一般視聴者に伝えるための大きなチャンスだ」と意気込み、連日ジムでの体作りに熱心に取り組み、すでに番組のリハーサルにも参加しているそうです。
 また、母親のシェールはTwitter上で「チャズは、この番組に出ることについてブログや掲示板でひどく中傷されているわ。私は彼が何をしようと、その選択を応援する。この番組に出るのだって、勇気が必要だったはずよ。母親なら誰だって、バカな偽善者に腹が立つわ」と述べ、息子を強力にサポートしています。

 こんなに素敵な親子ってほかにいるでしょうか? 心ない人たちのいやがらせに負けず、ぜひともTVで活躍してほしいですね。(編)


あの元祖歌姫の“一人娘”、性転換で「男性」としてテレビ出演。賛否両論。「子供に見せたくない」視聴者も。(TechinsightJapan)
http://japan.techinsight.jp/2011/09/30braune_dwts_chaz_bono_contestants.html

シェール、性転換した「息子」チャズのダンス番組出演を擁護(シネマトゥデイ)
http://www.cinematoday.jp/page/N0035085

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