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大阪で「ハッテン場摘発事件から考える」というセミナー開催、ゲストは「DOCK」のヨシノさん

 昨年11月、新宿区のハッテン場が摘発され、公然わいせつほう助にあたるとして経営者らが逮捕されました。このニュースはゲイシーンに大きな衝撃を与えました。
 過去にハプニングバーの摘発や男女の乱交パーティの摘発も行われており、いずれはハッテン場も…?と危惧する声もありました。そしてとうとう、その日が来てしまったのです。
 公然わいせつは法律では「刑法第174条(公然わいせつ):公然とわいせつな行為をした者は、6ヶ月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。」と定義されています。たとえ誰も迷惑をこうむっていないとしても「不特定の人に見られる可能性」があれば「公然わいせつ罪」が適用され、逮捕されかねないという現状があります(そのため、社会道徳の維持を目的とした「被害者なき犯罪」と言われています)
 しかし、こうした「不特定の人に見られる可能性」があるかどうかという基準を杓子定規に用いて、誰も被害者がいないのに検挙するというあり方に対しては、当然、「行き過ぎでは?」という疑問の声も上がっていました。

 また、今年の2月にも大阪のハッテン場が摘発される事件が起こっており、これが一過性のものではなく、さらに他の都市でも行われるかもしれない…という不安を与えることになりました。

 深夜12時以降はダンス禁止というクラブに対する時代にそぐわない摘発が相次いだことを受けて、今、風営法改正の署名運動が盛り上がっていますが、それと同じように刑法第174条(公然わいせつ)の改正を求める運動や法の適用(解釈)をめぐる公的な議論等が起こったりはしていませんでした。が、そうしたなか、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(大学教育実践センターのように全学共通教育を行うこと、社学連携・市民サポートを先頭に立って実践し、プロデュースすることを大きな使命としている新しいかたちの教育研究機関)が主催するレクチャー&対話イベント「ラボカフェ」の企画として「ハッテン場摘発事件から考える」というセミナーが開催されることになりました。ゲストに二丁目の「DOCK」の代表・ヨシノさんを迎え(これ以上適任な方はいないのでは?)、大阪大学の研究者の方を中心として、公然わいせつについて考えるというものだそうです。
 市民のサポートを使命とする研究者の方たちですので、きっとゲイに寄り添い、アカデミックな(権威ある)立場でこの摘発の不条理(法解釈の恣意性)について言及してくれることと期待します。それがゲイコミュニティにとっての拠り所(語っていける言葉)となり、希望へとつながることを願うものです。
 
  
哲学セミナー「ハッテン場摘発事件から考える」
日時:2012年7月11日(水)19:00-21:00
場所:アートエリアB1(大阪市北区中之島1−1−1 京阪電車なにわ橋駅地下1Fコンコース)
定員:30名程度(当日先着順・入退場自由)
ゲスト:ヨシノ(バーDOCK経営者)
カフェマスター:本間直樹(大阪大学CSCD教員)、大北全俊(大阪大学大学院文学研究科助教)、菊地建至(関西大学非常勤講師/「かせつ中之島」小屋番)、松川絵里(大阪大学CSCD特任研究員)
共催:ハッテン場摘発を考える会、カフェフィロ

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