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マドンナがサンクトペテルブルク公演で同性愛者を支援、告訴も覚悟のうえで

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ゲイ支援を表明する
ピンクのリストバンドを
つけて歌うマドンナ
 現在MDNAのワールドツアーを行っているマドンナが8月9日、ロシア・サンクトペテルブルクで行ったコンサートで、同性愛を支持する発言をしたことなどが未成年者への同性愛の宣伝などを禁じた条例違反にあたるとして、市民団体が捜査当局に告発する方針を決めました。

 サンクトペテルブルクでは今年3月、公共の場で同性愛についてプロモートする(表沙汰にする)行為に対して罰金(最大125万円)を科すという、人権侵害に他ならない時代錯誤な条例が制定されましたが、マドンナはこれを「ばかげた非道行為」だと批判し、すでに予定されていたコンサートについて「同性愛コミュニティを支援するためにサンクトペテルブルクに行く」「この問題をコンサートで取り上げ、反対を訴える」とコメントしていました。
 約束通り、マドンナはコンサートの直前、Facebook上で「9日の公演をゲイコミュニティの支援のためのプラットフォームにするつもり」であると明言し、ピンクのリストバンドをつけて同性愛者の人権を支持する意思表明をしようと呼びかけていました。
 これを受けてロシア政府はマドンナ側に公演の中止を要求。国内では彼女の姿勢に対する賛否両論が沸き起こっていました。マドンナは予定通り公演を敢行し、コンサート中にも「私たちはあるがままの自由でいる権利のために闘いたい。世界各地で人々がより不寛容になっているのを見てきたが、私たちはそれを変えられる」「私たちは自由のために闘う」と高らかに宣言しました。

 公演自体は当局の介入や混乱などもなく無事に終わりましたが、上記のように市民団体がマドンナを告発(公演をビデオ録画して「証拠」を収集したそうです)。団体の一人は地元メディアに対し、「公演には12歳の子どもたちがいた。条例違反であり、捜査機関に提出する」などと語りました。
 また、ロシアの副首相ロゴジン氏はTwitter上で「過去にアバズレだった女性はたいてい年をとると講釈を垂れたがるものだ。特にワールドツアーやコンサートなどでね」というひどいコメントを発表しました。

 訴えられることも覚悟のうえで、サンクトペテルブルクの観客に同性愛者の人権を訴えたマドンナ…これが正義でなくて何なのでしょうか? もう30年以上もゲイとともに歩んできた「クイーン・オブ・ポップ」マドンナだからこそなせる業です。心揺さぶられ、勇気づけられるニュースでした。

 

ロシアでマドンナさんを告発へ 「未成年に同性愛宣伝」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0810/TKY201208100522.html

モスクワ公演で同性愛者の人権支持を主張したマドンナに、露副首相から辛辣なコメント!(AOL Music)
http://music.aol.jp/2012/08/13/madonna-gay-rights-russia/

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