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日本初の同性愛者であることをカミングアウトした国会議員が誕生します

 2007年7月の参院選全国比例区に民主党から出馬した元大阪府議の尾辻かな子さん。二丁目に事務所を構え、二丁目コミュニティの方たちをはじめ全国のセクシュアルマイノリティの方たちや支援者の方たちの応援を受け、また、民主党の目玉候補として連日のようにメディアをにぎわせ、日本初のオープンリー・レズビアンの国会議員めざして奮闘しましたが、残念ながら当選には届きませんでした(得票数は38,229票でした)
 その後、介護関係の仕事に就き、資格も取得し、福祉の専門家としての立場からも政策を訴えてきました(セクシュアルマイノリティ関連の講演なども並行して行ってきました)。そして昨年末、引退表明した民主党の稲見哲男前衆院議員(大阪5区)の後継者に抜擢され、衆院選に臨みました(詳しくはこちら)。今度も当選には至りませんでしたが、尾辻さんはその後、民主党大阪5区幹事長を務め、再び政治家への道を歩むことになりました。

 本日、TVなど多くのメディアで報道されたように、民主党に離党届を提出していた室井邦彦参院議員(比例代表)が議員辞職願を提出し、民主党比例名簿から尾辻かな子さんが繰り上げ当選することとなりました(確定だそうです。近々に選挙会が開かれ、正式に当選となります)(2007年参院選の選挙結果を見ると、尾辻さんより上位に何人もの方がいらっしゃいますが、すでに繰り上げ当選していたり、党籍がなかったりするため、尾辻さんに当選の資格があるのです)
 これにより、晴れて日本で初めて同性愛者であることをカミングアウトした国会議員が誕生することになります。
 今年7月までというたいへん短い任期ではありますが、きっと何か、日本のレズビアン&ゲイコミュニティにとって意味のあることをしてくれるはずです。(また何か、動きがありましたら、お伝えしたいと思います)
 
 Twitter上では、すでにたくさんの驚きや祝福のコメントが上がっています。
 中には「棚ぼた」という声もありましたが、選挙制度の厳正なる運用の結果であり、本当にたくさんの(かつてない規模での)セクシュアルマイノリティ当事者の方たちやその家族や友人・支援者の方たちが、少しでも社会が変わるようにという願いをこめて、汗をかき、涙を流しながら呼びかけた(街頭でビラを配ったり、ポスターを貼ったり)、その努力の結晶である38,229もの票が、6年の時を経てようやく報われたのだと言えるのではないでしょうか。
 選挙当時、中心的な活躍を見せていた島田暁さん(当時akaboshiさん)も、「尾辻かな子さんの任期は少しだとしても、『あんなに情熱を傾けたのに…』というトラウマから解放され、やっと自分が本当に『次』に行けそうな気がします」とコメントしています。選挙を手伝っていた他の方たちも、きっと同じ気持ちだと思います。


室井邦彦参議院議員 辞職願提出(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130508/k10014421921000.html

室井参院議員が辞職願提出 民主以外から出馬模索(47NEWS 共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013050801001198.html

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