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ロビー・ロジャースがアメリカメジャーリーグサッカー初のオープンリーゲイの選手となりました

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 今年2月、サッカーアメリカ代表(MF)のロビー・ロジャース選手(25)が、自身のブログでゲイであることをカムアウトし、現役を引退しました。
 足元の技術に優れたサイドアタッカーのロジャースは各年代の代表に選出された経歴を持つアメリカ期待の選手で、2007年にはFIFA U-20W杯、2008年には北京五輪に出場しました。アメリカ代表には当時のボブ・ブラッドリー監督により2008年に初招集され、2009、2011年と2度のCONCACAFゴールドカップに出場(アメリカ代表としては通算18試合出場2得点)。クラブレベルでは2007年にコロンバス・クルーでプロデビューし、翌年にはチームのMLS(メジャーリーグサッカー)カップ優勝に貢献し、同年のベストイレブンに選出されました。2012年1月にイングランド1部・リーズへ加入したがあまり出番を得られず、今年1月、双方合意の上でリーズとの契約を解消していました。
 ロジャースはブログで「次章…」と題し、過去25年間、秘密がばれてしまうことを恐れながら生きてきたことを告白。一方でこの告白により自由の身になった安堵感も示し、MLSカップの優勝や北京五輪出場の思い出をあげながら過去全てのチームメイトに対し感謝の意を述べました。

 3月、カミングアウト後初めてのインタビューに応じたロジャースは、選手どうしで残酷な内容の冗談を言いあったりすることがあるロッカールームはゲイの選手にとっては居心地の悪い場所だと『ガーディアン』紙に話しました。
「サッカー界でゲイだと言うことは明らかに不可能です。誰もカミングアウトしない。これはおかしいことだし、悲しいこと。サッカーは素晴らしいスポーツですが、同時に残酷なスポーツでもあります。そこにゲイという要素が融合できる場所はありません」
「(自身のセクシュアリティについて)チームメイトがどう反応するかとても怖かった。チームメイトが豹変するんじゃないか? カミングアウトしたからといって僕自身が違う人間になるわけでもないのに、移動のバスや、ロッカールームの中でのチームメイトの僕に対する態度が変わるんじゃないか?と怯えていました」
 チームメイトがゲイを侮辱する軽口や罵言を言うのを何度も聞いたことがあり、このような経験があったからこそ、現役中に同性愛を公言できなかったといいます。
「(侮辱的な発言を聞いて)いろいろな感情を抱きました。当惑することもあったし、冗談が面白くて笑ったこともあった。でも中には、悪意に満ちた言葉もあった。そのような発言を聞いた時、胸の中がとても気持ち悪くなりました。みんな本当に悪気があるわけじゃないけど、集団心理が存在するのです。みんなを笑わせてリーダーになってやろうという意識があって、大人なのに高校に戻ったようでした」
「チームメイトの悪口を聞いて、『サッカーから身を引いて、自分のセクシュアリティを公表して、心の安らぎを得よう。再出発しよう』と決めたんです」

 しかし、アメリカのサッカー界はロビーを見放しませんでした。
 5月25日、MLSのロサンゼルス・ギャラクシーがロビー・ロジャース選手のMLSでの保有権を獲得し、入団契約が結ばれたことが発表され、メジャーリーグサッカー初のオープンリーゲイの選手になると報じられました。
 5月26日に行われたロサンゼルス・ギャラクシー対シアトル・サウンダースの試合が、ロジャースのデビュー戦となりました。チームが4点のリードを奪って迎えた後半33分、ロジャースのピッチ投入がアナウンスされると、ギャラクシーの本拠地ホーム・デポ・センター・スタジアムの観客は、スタンディングオベーションで彼を迎え入れました。



アメリカ代表MFがゲイを告白し現役を引退(Qoly)
http://qoly.jp/index.php/story/15107-robbie-rogers-retirement

ゲイを告白した元選手、「サッカー界でのカミングアウトは不可能」(AFP)
http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2936381/10518998

同性愛を告白したロジャースがLAギャラクシーでデビュー(AFP)
http://www.afpbb.com/article/sports/soccer/soccer-others/2946544/10811099?ctm_campaign=txt_topics

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