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カリフォルニア州が同性婚を認める13番目の州になり、5年ぶりに同性婚が再開されました

2013年07月02日
 6月26日、米連邦最高裁が、カリフォルニア州での同性婚を禁じる住民投票「提案8号」が違憲だとする訴えに対する同性婚禁止派の控訴を無効だと却下、下級審に差し戻された(連邦地裁、連邦高裁が違憲だとした判決を事実上、支持した)ことを受け、28日、連邦高裁が提案8号を無効とし、カリフォルニア州における同性婚が再び認められることになりました。連邦高裁は当初、停止の解除まで少なくとも25日かかるとしていましたが、カマラ・ハリス州司法長官(プライドパレードに参加し、同性婚も支援してきた方。次代の州知事の呼び声も高い方)が、すぐに判断するよう求めたものです。

 これを受け、カリフォルニア州は即日、同性カップルの婚姻届の受理を開始し、28日にはさっそく、サンフランシスコやロサンゼルスの市庁舎で、同性カップルが次々と結婚式を挙げました。

 ロサンゼルス市庁舎では、今回の訴訟の原告の1組である、ポール・カタミさん&ジェフ・ザリーロさん(ゲイカップル)が結婚式を挙げました。
 同じく原告であるクリス・ペリーさん&サンディ・スティアさん(レズビアンカップル)は、サンフランシスコ市庁舎で式を挙げました。ペリーさんとスティアさんの結婚式に立ち会ったカマラ・ハリス州司法長官は、二人がお互いに「生涯の伴侶」となったと宣言し「二人は長い間待ち、闘ってきた。やっとこの日が来た」と結婚を祝福しました。

 カリフォルニア州では2008年6月から同性婚が認められましたが、同年11月の(大統領選と同時に行われた)住民投票の結果、僅差で禁止派が多数を占め、わずか5ヶ月で同性婚は再び禁止されることになりました。これに対し、上記で紹介した2組の同性カップルが連邦裁判所に提訴。一、二審ともに「同性婚の禁止は違憲」との判決を得て勝訴しましたが、同性婚禁止派が控訴し、今回の最高裁判断に委ねられていました。

 カリフォルニア州は晴れて、アメリカで同性婚が認められる13番目の州となりました(ワシントンD.C.を除く)。5年間もの長い闘いに勝利したカリフォルニア州の方たちに心からの拍手を贈ります。



米・カリフォルニア州で同性婚解禁(日テレ)
http://news24.jp/articles/2013/06/29/10231377.html
 
米カリフォルニア州で同性婚再開 最高裁判決受け解禁(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2900G_Z20C13A6CR0000/

米カリフォルニア州で同性婚再開 連邦高裁が停止解除(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0629/TKY201306290031.html

米カリフォルニア州で再び同性婚解禁、カップルが次々挙式(AFP)
http://www.afpbb.com/article/politics/2953154/10978289

 

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