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五輪開催地の市長が「ソチには同性愛者はいない」と発言

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モスクワで行われた反同性愛法への
抗議。「ホモフォビアはロシアの恥」
と書かれています。
 ロシア・ソチ市のパホモフ市長が「ソチには同性愛者はいない」と発言していたことが明らかになりました。

 英BBCは「プーチンのゲーム」と題し、ソチ五輪をめぐる開発利権や汚職などの問題点を報告する番組を制作、その中でソチのパホモフ市長にもインタビューしました。記者が「ソチではゲイの人たちは自身の性的指向を隠さざるをえないのか」と質問すると、市長は「(ソチがある)カフカス地域ではそんなこと(同性愛を公言すること)は許されない。それにソチにはゲイはいない」と答えていました。「われわれはあらゆる訪問者を歓迎するが、それはロシアの法律を順守する人たちだ」

 しかし、この記者はインタビューの前日、ソチのゲイバーを取材。ある同性愛者は「ソチにはほかのロシアの都市と同じように同性愛者のコミュニティがある」「場所によってはとても深刻な偏見がある」と答えていたそうです。
 また、ソチ出身で野党勢力指導者のネムツォフ元第1副首相は「ソチにもゲイクラブはある」と述べ、パホモフ市長の発言を批判したそうです。
 こちらの記事によると、ソチには少なくとも2つのゲイクラブがあり、ロシアのSNSはソチのLGBTコミュニティの活動を伝えています。2013年にはソチ当局がゲイプライドイベントの開催を却下したという事実もあります。

 ロシアの同性愛者権利擁護運動の指導者、ニコライ・アレクセイエフ氏は、イランのマフムード・アフマディーネジャード前大統領がニューヨークのコロンビア大学で講演した際に「イランには同性愛者はいない」と発言した(参加者の学生から失笑とブーイングをかった)ことを引き合いに出し、市長の発言を批判しています。
 
 この問題はNHKのTVニュースでも報道されています。「ソチオリンピックをめぐっては、アメリカのオバマ大統領をはじめ、ドイツやフランスなど欧米各国の首脳が開会式を欠席すると表明していますが、同性愛者に対する差別などロシアの人権問題に抗議の意思を示すためとみられており、こうしたなかでの市長の発言はさらなる波紋を呼ぶものとみられます」
(ちなみに、日本の首相は国会を休んでまでソチ五輪開会式に出席する意向を示しています)

  


ソチ市長「同性愛は受け入れられない」(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140128/k10014825751000.html

ソチ市長「ソチにゲイはいない」 BBCの取材に(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASG1W5FM9G1WUHBI011.html

ソチ市長「同性愛者いない」=差別的と批判も〔五輪〕(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2014012800029

「ソチには同性愛者はいない」 ソチ市長がBBCの取材に答える(Huffpost)
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/28/sochi_n_4678545.html

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