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由緒あるユーロビジョン・ソング・コンテストでひげのドラァグクイーンが優勝

 

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 5月10日、かつてABBAやセリーヌ・ディオンらを輩出し、約1億8000万人がTV中継を視聴する欧州国別対抗歌謡祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」の決勝大会が開催され、オーストリア代表とした出場したひげのドラァグクイーン、コンチータ・ヴルスト(25)が優勝しました。

 コンチータ・ヴルストの出場をめぐっては、反同性愛法が成立したロシアや、アルメニア、ベラルーシなどで反対運動が起きていたほか、オーストリア国内でも「国を代表するのに相応しくない」と反対の声も上がっていたといいます。
 しかし、「ひげのレディー」を自称するコンチータは、長い髪にタイトなドレス姿でバラード「Rise Like A Phoenix(不死鳥のようによみがえれ)」を熱唱し、そののびやかな歌声で観客を圧倒、2位に大差をつけて優勝しました。 
 コンチータは「夢がかなった。社会は前へ進む意志を示した」と語り、マネージャーも「寛容の勝利だ」と語りました。

 2006年にオーストリアのオーディション番組に出演したコンチータは、1年間ボーイズ・バンドで活動した後、2011年からコンチータ・ヴルストとしてのキャリアをスタート(ちなみにヴルストはドイツ語でソーセージの意味)。本国ではモデルやタレントとして活躍しています。
「誰かの劣悪なコピーになるんじゃなく、自分自身のベスト・ヴァージョンでいること!」をモットーとするコンチータは、優勝トロフィを受け取る際、「この夜を、平和で自由な未来を信じる全ての人達へ捧げます。自分が何者であるか、わかっていますよね。私たちは一つであり、止めることはできないのです!」とスピーチしました。「私たちを止めることはできない」というのは、ロシアのプーチン大統領はじめ同性愛者を迫害する人たちに対しての言葉だったそうです。
 また、バックステージでのインタビューで「誰を愛するかとか性別など、必要ないことについて話さなくていい世界を夢見ています。今夜、ヨーロッパは、寛大で敬意に溢れたコミュニティであることを示してくれたように感じています」と答えました。
 11日、オーストリアに帰国したコンチータは、ウィーンの空港で記者団に対し「私のライフワークになる。喜んで取り組むつもり」とコメントしました。「昨日の勝利は私だけのものではありません。差別がなく、寛容と尊敬が基本にある未来を信じる人々のものです」「(私への批判に対する)正当性は感じていない。何事も、理由があるから起こるのだと思う」

 ユーロビジョンで優勝といえば、1998年にイスラエル代表として優勝したダナ・インターナショナルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか(ダナ・インターナショナルはドラァグクイーンと言うより、性別再指定手術を受けたトランスセクシュアルのアーティストでした)。彼女が歌った「DIVA」は、その年、ゲイナイトでも頻繁にかかっていたり、ドラァグクイーンの方がショーを披露したりしていました。
 

 

ユーロビジョン・ソング・コンテスト、“ヒゲの美女”が優勝(msn産経)
http://topics.jp.msn.com/entertainment/music/article.aspx?articleid=4354917

優勝は「ひげの女装歌手」 欧州の歌謡選手権(CNN)
http://www.cnn.co.jp/showbiz/35047715.html

女装歌手優勝で怒り爆発、ロシア政治家らがユーロビジョン批判(AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3014676

 

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