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宝塚市が宣誓方式で同性パートナーシップ証明を行う要綱を制定すると発表しました

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 兵庫県宝塚市は11月30日、性的少数者(LGBT)支援のため、パートナー宣誓書を提出した同性カップルに宣誓を証明する受領証を発行し、さまざまなサービスが受けられるよう、要綱を定めると発表しました。2016年3月に要綱をまとめ、6月にも施行する予定です。
 同性パートナーシップを承認する公的書類を発行するのは、東京都渋谷区、同世田谷区に続き全国で3例目、関西では初となります。
 
 宝塚市は今年の4月末から検討部会を設置し、議論を重ねてきましたが、一部、反発もありました。6月の市議会では、同性愛者の支援について話し合うなかで、自民の大河内茂太市議が「宝塚市がHIV感染の中心になったらどうするのか」などと発言し、批判を浴びました(その後、大河内市議は発言を撤回、謝罪しています)
 当初は渋谷区を参考に条例制定も検討していたそうですが、「(渋谷区の場合は)二人の関係を証明するため、カップル側に公正証書作成の費用負担がかかる」「必要なのは市が寄り添う姿勢を打ち出すこと。より多くの人に利用してもらいたい」と、世田谷区にならい、要綱の制定(宣誓書方式)を決めたそうです。
 要綱では、市内に住む(あるいは、いずれかが市内に住み、相手が近く市内に転入予定である)同性カップルが、ともに生きていく相手と認め合う「宣誓書」を市に提出すると、市長が受領証を交付する方針です(宣誓書は市が保管し、カップル双方の合意があれば廃棄されます)。宝塚市は、これにより、同性カップルを夫婦や家族と同様のパートナーと認め、市営住宅の入居申し込みができるほか、手術の際に同意書にサインすることができるなど、パートナーとしての一定の権利を保障するとしています。市営住宅への入居に関して、受領証を持つ同性カップルの応募を可能にするため、関連する条例の改正も検討するそうです。

 また、宝塚市では、制度導入にあわせ、性的少数者(LGBT)の支援も本格化させる意向です。性的少数者への理解を深めるための教職員研修を行うほか、民間の病院や不動産事業者へも働きかけたいと話しています。また、市施設の多目的トイレの名前を「だれでもトイレ」に変えたり、市立小中学校の図書室や保健室にLGBTの本を置き、児童生徒に電話相談窓口を知らせるなどの対応を予定しているそうです。
 
 中川市長は「生きづらさを抱えている同性カップルの方々に、一番寄り添えるのが自治体。『一人で悩まないで、一緒にそばにいる』というメッセージを発したい。宝塚が生きやすい街として一歩を進めるため、欠かせない施策。今後は国が同性婚を認めるよう、他の自治体と協力して働きかけたい」と語りました。

 中川市長は衆院議員時代に、世田谷区の保坂展人区長や上川あや区議との交流を通じて性的少数者について知る機会を得て「行政としてできることはないか」と常に考えるようになり、渋谷区で条例が施行されたことで「一歩踏み出す勇気を得た」といいます。
同性パートナーシップ証明、はじまりました。』によると、上川区議は2014年5月、中川市長に呼ばれて宝塚市の職員と市議の合同の研修会で同性パートナーシップをめぐる内外の現状について講演し、「ほかの自治体でこんな話をしておきながら自分は…。世田谷区でも同性パートナーシップを認める制度を作るために動かなくては」と思うようになったんだそうです。そういう意味では、中川市長もまた、日本の同性パートナーシップ証明の最初の一歩に貢献した方だと言えるのではないかと思います。
 



宝塚市、同性カップルに証明発行へ(日テレNEWS)
http://www.news24.jp/nnn/news88914101.html

宝塚市 同性カップルを要綱で「認定」へ(毎日放送)
http://www.mbs.jp/news/kansai/20151130/00000045.shtml

宝塚市が‘同性婚’カップルに受領書を発行へ(関西テレビ)
http://www.ktv.jp/news/sphone/20151130_sp.html

同性カップル、宝塚市もパートナー認定へ 来年6月めど(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASHCZ4JJ8HCZPIHB00R.html

兵庫・宝塚市:同性カップルに関係証明文書発行へ(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20151201k0000m040068000c.html

宝塚市が同性カップル認定へ(神戸新聞)
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201511/0008608989.shtml

宝塚市、同性カップルに証明発行へ 中川智子市長「一番寄り添えるのが自治体」(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/30/takaraduka-same-sex-partnership_n_8679860.html

トップインタビュー 中川智子・宝塚市長(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/v2?id=20150603top_interview34_65

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