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教科書に初めてLGBTという言葉が登場

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 来年4月(2017年度)から使われる高校の教科書の検定が行われ、教科書にLGBTという言葉が初めて登場しました。新しい教科書は、6月以降、各地で公開され、8月末までにどの教科書を使うか採択されます。

 性や家族をめぐる記述は、今回、検定に合格した家庭科と倫理の教科書すべてに盛り込まれるなど大幅に増えました。性的マイノリティや多様な家族については地理歴史や公民、家庭の3教科の教科書計31点に記述があり、うち家庭の4点がLGBTを取り上げました。
 
 開隆堂出版の家庭総合は、ジェンダーなどを学ぶ章で、身体の性に基づき男女の生き方や役割を固定されることに不自由を感じる人がいると説明しています。日本では同性婚は法的に認められていませんが、LGBTであると公表した上で結婚式を挙げたカップルがいるとして写真付きで紹介しているそうです。

 実教出版の家庭基礎は、日本で初めて同性カップルにパートナーシップ証明書を発行する条例を制定した東京都渋谷区の取り組みを紹介しています。欧米では同性カップルに婚姻に準じる一定の保護を与える法律が整備されていることを「婚姻外カップルの法的保護」というコラムで取り上げました。渋谷区のパートナー証明取得第1号カップルとなった東小雪さん&増原裕子さんカップルの写真も掲載されているそうです。
 増原裕子さんは「意義はとても大きい。当事者としてはとてもうれしい。例えば『思春期に異性を好きになります。ただ同性を好きになる人もいます』と一文が付け加えられているだけで、救われる子がたくさんいると思う」とコメントしています。 

 また、「クラスに必ず1人いる子のこと、知ってますか?〜セクシュアル・マイノリティの子どもたちを傷つける教科書の訂正を求めます〜」というキャンペーンを展開してきた東京都の室井舞花さんは「LGBTが取り上げられることはうれしいが、中高生の中には自分が性的マイノリティであることに悩み、自殺未遂をしたり不登校になったりする生徒もいる。本来なら義務教育の段階から取り上げ、偏見や差別の解消につなげてほしい」と訴えます。
 同様にLGBT活動家の遠藤まめたさんは「義務教育の教科書にもLGBTを載せよう」と呼びかけています。今年は10年に一度の学習指導要領改訂の年。現行の学習指導要領には「思春期になると、だれもが、遅かれ早かれ異性に惹かれる」という誤った(同性愛を無いものとした)記述があり、これが正されないと、今後10年間、そのままになってしまいます。遠藤さんは「文部科学省が2016年中に行う「学習指導要領改訂のためのパブリックコメント」に怒涛のようにメールや手紙を送ること」で変わる可能性があると訴えています(実はいま、新要領を議論している部会でLGBTについても教えるべきだという発言が委員から出ているそうです)(詳しくはこちら
 
 
 



高校教科書 基地問題やLGBTも記述(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160318/k10010448461000.html
高校教科書の検定結果公表、新検定基準を初適用(TBS)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2728263.html
高校の音楽教科書にセカオワ 家庭科ではLGBTも紹介(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ3J66JRJ3JUTIL04J.html
教科書検定「LGBT」初登場 多様な性、高校で学んで(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160318/k00/00e/040/232000c
【教科書検定】「LGBT」「ブラック企業」「アナ雪」…時代を映す社会問題も(産経新聞)
http://www.sankei.com/life/news/160319/lif1603190018-n1.html
「LGBT」高校の教科書に。どんな内容?「義務教育から学ぶべき」の声も(The Huffington Post)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/03/18/lgbt-textbook_n_9502762.html

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