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伊賀市の20代カップルが同性パートナーシップ証明取得第1号に

2016/04/17

毎日新聞ほか

 同性カップルを認める証明書(受領証)の発行制度を1日から始めた伊賀市で15日、いずれも20代の女性カップルが最初の受領証を受け取りました。お二人は「これからの希望になる」と喜びを分かち合いました。 

 伊賀市で同居するお二人はインターネットのニュースで市の「パートナーシップ宣誓制度」を知り、1日に担当課に電話で交付申請の意思を伝えました。その後、市職員と面談し、パートナーシップ宣誓書にそろって署名。市はお二人が付き合い始めた時期やデート中の写真を確認するなどしてカップルと認定。岡本栄市長が市役所で受領証を手渡しました。

 お二人は5年ほど前に知り合い、今回の申請はそれぞれの両親も知っているそうです。カップルの一人が「すごくうれしい。堂々と並んで歩けるような環境になってほしい」と話せば、もう一人は「女の子どうしで付き合っているとエッと思われる。受け入れてもらえる第一歩になれば」と目を輝かせました。『おかしいことをしているんじゃないよ』と認めてもらえたら、自分たちにとって希望になる」「私たちが小さい一歩でも踏み出すことで、まちがっていない、正しいということの証明になったら」
 中日新聞の記事によると、お一方はトランスジェンダーの方だそうで、「女とか男とかは関係ない。性別は気にしていない」と互いを大切に思う気持ちを強調し、目を見合わせて微笑んだそうです。

 岡本市長は「やっと動き出したんだなという責任の重さを実感した。しっかりとこの制度を受け止めていただいて第一号になってくれたことがうれしく、ありがたい。どんな人にとっても住みやすい社会の第一歩が実現できた。私自身誇りに思う」「勇気ある行動に感動している。これからもいろんな啓発をしていくので、しっかりと頑張って歩んでいってください」と祝福しました。
 伊賀市人権政策・男女共同参画課の田中克典課長は「当事者がいることは間違いない。でも手を挙げたり、声を上げたりしてくれるかどうかは確信がなかった」と打ち明けました。

 津市に住むゲイの男性(30)は伊賀の制度に「驚きと希望」を感じたそうです。友人や親にはゲイであることを明かしているものの、当初は「からかわれるかもしれない」との不安もあったといいます。彼は「パートナーがいれば、伊賀への移住も真剣に考える。制度の全国的な広がりを願う」と語りました。
 
 市は啓発のリーフレットや「ALLY」と描いたステッカーを作り、民間との懇談会で制度への協力を求めるなどの対策を進めるそうです。

 伊賀市の制度は世田谷区と同様の「パートナーシップ宣誓制度」で、宣誓書に署名し、市長から受領証を渡されるもの。市営住宅の入居申し込みや市立病院での病状説明などで婚姻関係と同じ扱いを受けられます。とはいえ、人口10万人に満たない伊賀市では、コミュニティが狭いだけに、当事者が周りから興味本位の視線にさらされるのではという懸念もあったといいます。市によると、現在、別の女性カップルから提出された宣誓書を審査しており、今月中にも交付する見込みだそうです。
 なお、先行する東京都渋谷区ではすでに8組、世田谷区では26組に発行実績があるそうです。
 

 

同性カップル 伊賀で初の証明書 「堂々と歩ける環境を」/三重(毎日新聞伊賀版)
http://mainichi.jp/articles/20160416/ddl/k24/040/284000c

20代女性カップルに「証明書」…伊賀市初交付(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20160416-OYO1T50003.html

理解を願い、希望の一歩 伊賀市で同性パートナー公的書類1組目(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20160418/CK2016041802000019.html

女性2人に初の受領証を交付 伊賀市パートナーシップ宣誓制度(伊賀タウン情報YOU)
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2016/04/2-3.html