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今年もダイヤモンド社から『Oriijin(オリイジン)』が発売されました

 昨年3月、ダイヤモンド社からLGBTをフィーチャーした新雑誌『Oriijin(オリイジン)』が刊行されました。 『Oriijin(オリイジン)』は、自分自身の考えや物事への姿勢に責任とプライドを持ちながら相手の言動や価値観をリスペクトしていく「ココロスタイル」を打ち出し、世界と日本のLGBTを取り巻く状況の最先端をわかりやすく視覚的にお伝えしつつ、企業が目指す「ダイバーシティ&インクルージョン」の本質に迫るものでした。
 その『Oriijin(オリイジン)』の第2号となる2018年版が3月23日、1年ぶりに発売されました。前号よりさらに充実した内容となっております。見どころ・読みどころをざっとご紹介いたします。
 
 メイン特集は「働き方改革で幸せになる8つの方法」です。近年よく見聞きするダイバーシティ&インクルージョンやワークライフ・バランスということを含め、働き方改革の本質に迫るもので、女性・LGBT・高齢者・障がい者など社会的マイノリティとされている人たちを自分と関係ないと見るのではなく、自らも社会的マイノリティになる可能性に気づこうと謳われています。例えば早稲田大学のGSセンターがフィーチャーされていたり、経団連による企業のLGBT施策についての調査の結果が紹介されていたり、随所にLGBTのことが散りばめられています。
 第2特集「総まとめ 全国自治体の最新LGBT施策」では、教職員向けのきめ細かなガイドラインを策定した文京区や、素晴らしく支援的な那覇市と観光施策に乗り出した沖縄県、初めてアウティングの禁止を盛り込んだ条例を制定した国立市をフィーチャーしつつ、全国の実に多様な自治体のLGBT施策を日本地図などを用いて立体的に見せています。
 第3特集は「カイロプラクティックで元気になる!」、第4特集は「LGBTイベントレポート2017」となっています。
 特集以外にも、世界保健機関や米国精神医学会におけるトランスジェンダーの再定義(脱病理化)など本格的にして重要な内容をわかりやすく解説する「いま知っておきたい LGBT・SOGIというコトバ トランスジェンダーのこと」、エスムラルダさんの特別寄稿「自分に対する洞察力と他人に対する想像力を。」、ゲイの心理カウンセラー・村上裕さんによるコラム、「映画が教えてくれる多様性」、「性的指向・性自認に関わる法律は実現できるのか?」といった記事も読みどころです。
 インタビュー記事も充実しています。当事者としては、バイセクシュアルであることをカミングアウトした歌手の観月ゆうじさん、ドラマ『女子的生活』にも出演したトランス女性の西原さつきさん、オープンリー・ゲイの先生である鈴木茂義さん、金曜ロードSHOW!プロデューサーで性別移行中のターニャさんらが登場しています。アライとしては、昨年の九州レインボープライドのレセプションパーティにサプライズで登場し、市公式サイト上の市章をレインボーカラーに変え、参加者の感動を呼んだ福岡市の高島宗一郎市長、東京レインボープライドのレセプションの司会を務めてくださったことも記憶に新しい阿部知代さん、厚生労働省の宮下雅行さんのほか、一般社団法人Get in touch理事長として様々なマイノリティの人たちが輝く「まぜこぜの社会」を目指して活動する東ちづるさんと、トランスジェンダーの方も利用しやすい幅広いサイズの靴や服の展開に取り組む株式会社丸井の青井浩さんの対談も掲載されています。
 その他、直接LGBTに触れているわけではありませんが、V6の坂本昌行さん、土田晃之さん、高橋真麻さん、つるの剛士さん、冠二郎さんら著名人のインタビューもたくさんありますし、実は日本古来の神様は多様性を尊ぶ存在だったというお話や、鏡リュウジさんによる占いなど、実に多彩なコンテンツが盛り込まれています。

 実用性という点でも、読みごたえ・面白さという点でも十分ご満足いただける一冊となっておりますので、ぜひお買い求めください。

 


ダイヤモンド・セレクト2018年5月号『Oriijin オリイジン』
ダイヤモンド社
定価:本体907円+税
全国主要書店&ネット書店で好評発売中

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