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トニー賞授賞式で『エンジェルス・イン・アメリカ』に主演したアンドリュー・ガーフィールドがLGBTに捧げる感動のスピーチを披露

「僕はこの賞をありのままに生き、ありのままに愛する権利を勝ちとるために戦い、命を失った数えきれないくらい多くのLGBTの人々にこの賞を捧げます」とスピーチし、賞賛されたアンドリュー・ガーフィールド
「僕はこの賞をありのままに生き、ありのままに愛する権利を勝ちとるために戦い、命を失った数えきれないくらい多くのLGBTの人々にこの賞を捧げます」とスピーチし、賞賛されたアンドリュー・ガーフィールド
 6月10日(現地時間)に開催されたアメリカ演劇界最大の祭典、トニー賞授賞式で、『エンジェルス・イン・アメリカ』に主演したアンドリュー・ガーフィールドが見事に主演男優賞を受賞しましたが、涙を浮かべながらLGBTコミュニティに捧げた受賞スピーチが感動を呼んでいます。
 
 トニー・クシュナー(『ミュンヘン』『リンカーン』の脚本家)による戯曲『エンジェルス・イン・アメリカ』は、1980年代のニューヨークを舞台に、エイズと戦う青年ウォルターと彼の周囲の人々の物語を通して、ゲイであることやHIV陽性であること、人種差別をめぐるリアルでシリアスな人間模様が描かれた超大作で、舞台はピュリッツァー賞やトニー賞を受賞し、TV版はエミー賞で作品賞をはじめ主要11部門を制覇、ゴールデングローブ賞でも全5部門を制覇という快挙を達成。トニー賞・ピュリッツァー賞・エミー賞という3つの賞を史上初めて1本の戯曲で制覇した作品ともなっています。ロンドンのナショナル・シアターが「20世紀の最も偉大な戯曲10本」の1つに選んでいますが、そのナショナル・シアターが『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドを主演に迎えた舞台が大好評となっていました(日本でもライブ中継されました)
 この『エンジェルス・イン・アメリカ』は今年のトニー賞でリバイバル演劇部門の作品賞と、演劇主演男優賞、演劇助演男優賞(ネイサン・レイン)の3冠に輝きました。
 
 アンドリューは受賞スピーチの中で「今このとき、僕たちが覚えておくべき最も大切なことは、人間の尊厳かもしれない時代に『エンジェルス・イン・アメリカ』でプライアー・ウォルター役を演じることができたことを光栄に思います。彼は人間の最も純粋な精神、特にLGBTコミュニティにおける純粋な精神を表現しているからです」
「弾圧や偏見、恥、排除されることに『ノー』と言える精神です。僕たちはみんな完璧に作られ、みんなが社会の一員であると訴える精神。だから僕はこの賞をありのままに生き、ありのままに愛する権利を勝ちとるために戦い、命を失った数えきれないくらい多くのLGBTの人々にこの賞を捧げます」
「僕たちはみんな敬意に値する人間で、みんなが社会の一員なのです。だからケーキを求める人にはケーキを作ろうではありませんか」と、最後に、ゲイカップルにウェディングケーキを作ることを拒否したケーキ店の店主を訴えた裁判のことにも触れ、宗教の自由をゲイがウェディングケーキをを作ってもらう権利に優先させた最高裁の判決を批判しました。
 
 SNS上では「LGBTQコミュニティへ捧げられた、美しい言葉でした」「こんなにトニー賞にふさわしい人がいまだかつていただろうか」などと称賛の声が相次ぎました。

 授賞式のあと、スピーチで最高裁の判決について触れた理由を記者に問われたアンドリューは、「お世話になった人たちへの感謝を別にしたら、むしろ語らなきゃいけないのはこの件(最高裁の判決)だけだと思っていた」と明かしました。
「僕たちは、すべてを変える必要がある。やり直す必要がある。年老いた警備員は夜に消えて、この世界を若い世代に、心穏やかに手渡すべきだと思う」
「僕たちはみんなつながっていて、誰かを愛し、生きるために生まれてきた存在なんだと知っている世代に、ちゃんとバトンを渡さなくては」


 なお、この『エンジェルス・イン・アメリカ』(ナショナル・シアター・ライブ)は、以下の日程で上映が決まっています。上映時間3時間40分(休憩15分×2回含)とたいへん長い作品ですが、興味のある方はこの機会にぜひ、ご覧ください。

@神戸アートビレッジセンター
第一部 6月13日(水)〜14日(木)10:30、15日(金)16:45
第二部 6月16日(土)、17日(日)16:45、18日(月)、20日(水)、21日(木)10:30、22日(金)16:45

@シネ・リーブル池袋
7月20日(金)〜26日(木) 




 
アンドリュー・ガーフィールドの社会派スピーチに称賛の声 「みんな完璧だし、みんな居場所がある」(ハフィントンポスト)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/11/tonny-award-2018_a_23455710/

トニー賞授賞式、アンドリュー・ガーフィールドが賞をLGBTに捧げる(ELLE ONLINE)
http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/andrew-garfield18_0612

『スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドがLGBT+に捧げた感動スピーチ【トニー賞】(FRONT ROW)
https://front-row.jp/_ct/17175327

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