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ソフィア・ブッシュがクィアであることをカミングアウト

2024年04月30日

 ドラマ『シカゴ P.D.』『ワン・トゥリー・ヒル』などに出演してきた俳優のソフィア・ブッシュが、元女子サッカー選手のアシュリン・ハリスとの交際を認め、クィアであるとカムアウトしました。
 
 『グラマー』誌4月号の表紙を飾ったソフィア・ブッシュは、エッセイを寄稿し、「やっと息をすることができました。どれほど重く受け止めているか、言葉で表すことはできません」と綴りました。「まるで長い間、重いベストを着ていたようです。脱いでみて、初めていかに重かったのか気がつきました。クレイジーに聞こえるかもしれませんが、トラウマから回復中の人ならわかってくれることでしょう。今、私は再び呼吸することができたのです。地に足がついているのを感じます。泣きたいと同時に笑いたい気分です」
 また、彼女はアシュリン・ハリスとの関係を心を込めて認めるとともに、自分自身を発見する旅について語り、自身のセクシュアリティは流動的であり、クィアと表現するのが最適だと語りました。
「2024年にカミングアウトしなければならないという考えがちょっとイヤ。でも、LGBTQIAコミュニティへの攻撃が現代史上最も激しい年に私たちがこの話をしていることを深く認識しています。2023年には州議会で500以上の反LGBTQIA法案が提案されました。ですから、私はカミングアウトという行為にふさわしい敬意と名誉をもって発表したいと思います」
「私はずっと味方であるクィア・コミュニティの中で、多大なる安全、尊敬、愛を経験してきた。自分のセクシュアリティがスペクトラム上に存在することはずっと知っていました。今、それを最もよく定義する言葉は、クィアだと思います。実際、私はそれを笑顔なしで言うことはできません。それはとても素晴らしいことだと思っています」
「勇気を出して、『私は幸せじゃない』って言うのはとても怖いこと。特にパートナーがいる場合はまずそれを言わなければなりません。でも、それをすれば幸せになるチャンスが得られます。自分の喜びを見つけるために。このような状況の中、私は昨年の夏に41歳になりました。そして、親友に言葉が口をついて出ました。『これが私の最初の誕生日のような気がする』と。この年がまさに私の最初の誕生日でした」
 2023年8月、ソフィアは起業家グラント・ヒューズと結婚1年で離婚。その2ヵ月後、離婚を申請したばかりの元アメリカ女子サッカー選手のアシュリン・ハリスとの交際が報じられました。交際のタイミングについて憶測も呼びましたが、「家庭を壊した」と非難を受けたことについてソフィアはきっぱり否定し、「ここまでくるのに41年もかかりました。この数年、深く考えた結果、これ以上自分に不誠実ではいられないと考えるに至りました。あれこれ推測している皆さんにとって、これが明確な答えとなることを願います」と綴りました。
 ソフィアとアシュリンは2019年に知り合い、2023年夏にお互いの離婚を慰めるうちに親しい友人となったそうです。その後、ソフィアから二人きりでディナーに誘い、それは彼女の人生で「最も非現実的な経験」だったという4時間にわたるディナーとなりました。「もしかしたら運命だったのかもしれません。見えない糸でつながっていたのかもしれません。わかりませんが、宇宙が味方していると感じた瞬間が、確かにあったことはわかっています。骨の髄から感じたあの感覚は、何があっても忘れないでしょう」
 その後、二人は関係をオープンにし、昨年12月にマイアミで行なわれたアート・バーゼルにカップルで出席。エルトン・ジョン主催のオスカーパーティやホワイトハウス主催のディナーにも揃って出席しています。
 


参考記事:
ソフィア・ブッシュ、クイアであることを公表(Vogue)
https://www.vogue.co.jp/article/sophia-bush-pens-essay-coming-out
ソフィア・ブッシュ、クィアであることをカミングアウト(Numero TOKYO)
https://numero.jp/news-20240429-sophia-bush/
『ワン・トゥリー・ヒル』のソフィア・ブッシュ、アシュリン・ハリスとの関係を認める:「私のセクシュアリティはスペクトラム上に存在する」(The Hollywood Reporter Japan)
https://hollywoodreporter.jp/news/41288/

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