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「横浜レインボーフェスタ2015」代表のSASUKE KIMURAさんにインタビュー

2015年10月31日(土)~11月1日(日)、横浜大さん橋CIQプラザにて、横浜初のLGBTフェス「横浜レインボーフェスタ2015」が開催されます。代表のSASUKE KIMURAさんにお話をお聞きしました。 

「横浜レインボーフェスタ2015」代表のSASUKE KIMURAさんにインタビュー

今年の東京レインボープライドでフライヤーが配布されたのでご存じの方もいらっしゃると思いますが、2015年10月31日(土)~11月1日(日)、横浜大さん橋CIQプラザにて、横浜初のLGBTフェス「横浜レインボーフェスタ2015」が開催されます。いったいどんなイベントになるのか、主催者のSASUKE KIMURAさんにいろいろお話をお聞きしました。(聞き手:後藤純一)


――まず、SASUKE KIMURAさんがどんな方なのか、知らない方も多いと思うので、簡単にプロフィールをお聞きしたいと思います。SASUKEさんは「GLAMAROUS」を主催していている方ですよね?

「GLAMAROUS」は今年で9年になります。二丁目の「ACE」でスタートして、青山とか渋谷とか代官山とかでやるようになって。

――昨年のGWにはShangri-Laとともに「TOKYO MEGA WEEKEND」というコラボ企画もありましたね。ゲイナイトの中でもかなり規模の大きいクラブパーティ。この5月にAiSOTOPE LOUNGEでの開催の際におじゃましましたが、イケメンだらけで、お客様に楽しんでいただこうという趣向がさまざま凝らされた、素敵なパーティでした。実は今年3月の「GRANDECO GAY SKI&SNORBOARD EVENT/TOUR」のときにSASUKEさんと初めてごいっしょさせていただきましたが、何の変哲もないホテルの宴会場を素敵なパーティ会場に変身させた手腕の見事さとか、お客さんに楽しんでいただこうとする心配りが素晴らしいと思いました。

ありがとうございます。

――そんなふうに、これまではゲイシーンの盛り上げ、活性化に貢献されてきたと思いますが、今回のイベントはLGBTのことを一般社会に理解していただくための啓発的な趣旨(詳しくはこちら)。どういうきっかけでこういうイベントを開催することになったんですか?

横浜の方々から、横浜ってイベントが少ないから「GLAMAROUS」をやってくれないかと言われたのがきっかけです。正直、それはできなかったので、それだったら、ということで考えた。横浜ってペリーが来航して150年超っていう歴史があって、外国人の方や多様な人たちが支え合いながら発展してきた国際都市。本来なら、いち早くLGBTのことが進んでてもおかしくない。でも現状は、野毛エリアにゲイバーがあるだけ。もっとLGBTフレンドリーな街として発展できるはずだという思いで、じゃあ、LGBTのフェスをやろうと。

――たしかに、考えてみれば横浜ってそういうことがすでにあっても不思議じゃないけど、意外となかったね、という。機が熟したというか、満を持してって感じですね。SASUKEさんはもともと横浜の方?

出身は千葉なんですが、横浜で10年くらいお仕事をしたり、住んでたことがあります。いろんな思い出もあり、愛着もあり。

――ゆかりがあるわけですね。そういえば、今年の2月に渋谷区で同性パートナーシップを承認する条例案が発表されたとき、横浜も手を挙げてて、市長さんがフレンドリーな方なのかな?というイメージがありました。

実は、渋谷区で発表する数ヵ月前に私たちがこの企画を立ち上げてて、初めはお祭りメインで進めてたんです。そうしたら、横浜市も検討するって言いはじめたので、これは!と思って、市の方に「いま世の中はこういう流れになってる。ぜひ乗っかってくださいよ。いい街になるでしょ?」と働きかけをして、後援をいただけることになったんです。いま、市長さんからメッセージをいただけるように頑張っています。

――札幌でも市長さんがパレードに来てスピーチしたり、大阪では府知事や市長の祝辞が恒例になっていたり。ぜひ横浜も続いてほしいですね。後援についてくれた横浜市市民局というのは、どういう部署?

市長さんの政策室の下にあって、人権に関することを司るところです。最初から諸手を挙げて賛同してくれたわけではなくて、中高生や家に引きこもってる方、経済的な問題を抱えたLGBTのことなどもしっかり考えてますか?と問われました。そこで、そういったテーマについてのシンポジウムも企画していて、イベント終了後にはそちらにレポートも提出します、とか、勇気を振り絞って来られる方たちのために、ちょっとクローズドな感じのスペースを設けて、悩みを聞いたり、何かメッセージを発信できるようにしたり、ということも考えているとお話して。それで最近になってようやく、後援をOKしていただけた。

――ご苦労があったんですね…。このフェスの企画はじゃあ、けっこう前から始まっていて、いろいろ準備を進めてきたわけですね。

そうですね。東京レインボープライドで初めての告知をさせていただいて。

――では、フェスのイメージとか、どんな感じのイベントになるのかといった辺りをお聞きしたいと思います。今回の会場の横浜大さん橋CIQプラザってどんな場所ですか?

山下公園の隣にある国際客船ターミナル。横浜は、飛鳥とかクイーンエリザベス号みたいな豪華客船がいっぱい来航する寄港地なんですが、そういう豪華客船が停泊する桟橋に、けっこう広いスペースがあって。客船が来ると税関になるんですが、そうじゃないときは公園みたいな感じで。

――船に乗るときにダーって椅子が並べられて順番に税関チェックをする待合所みたいな施設ですね。ということは、屋内のスペース?

ふだんは屋内公園になっていて、市民の憩いの場所。フラワーダンスフェスとか、いろんなフェスも開催されています。

――海が見える場所ですし、景色もよさそうですね。

観覧車とか、みなとみらいが見渡せる。マリンタワーも見えます。

――屋外のスペースもありますか?

はい。オーシャンフロアっていうのを用意していて、青空教室をやったり、ヨガ教室をやったり。

――両方使って昼間からフェスをやるわけですね。万が一、雨が降っても大丈夫だし、快適に過ごせそう。これまで発表された出演者の方たちは、虹組ファイツさんだったり、エイサーの新虹さんだったり。なんとなく、レインボー祭りとかNLGR+に近いイメージなのかな?と思ったのですが、そんな感じでしょうか?

東京レインボープライドとか。ステージはそんな感じですね。お祭りなところは似てると思います。

――それ以外のところはどんな感じでしょうか?

「LGBTハロウィン綱引き大合戦」という催しが目玉です。すでにゲイのスポーツサークル、GOGO BOYチーム、一般企業のチームも出場が決定しています。理解を深めるために地域から出てくるチームもいます。8人揃えば参加できて、上位チームには豪華商品がプレゼントされます。仮装だとパフォーマンス賞もねらえます。

――最初「綱引き」って聞いて、あまりこの世界では聞いたことのない出し物(予想のななめ上をいく発想)だったので、びっくりしました。

綱引きって、町おこしの定番なんですよね。10月だから、運動会的なところも兼ねて。さらにハロウィンなので、仮装もOKにして。町おこしでやってる綱引きとは一味違う感じになると思います。試合の前にPRタイムもあるので、LGBTのチームはそういうメッセージを発信できるし、企業のチームもアピールができる。で、ふだんなかなか交流できない両者のチームが一本の綱を引っ張り合って、盛り上がれる。たった数秒でコミュニケーションがとれる。

――なるほど。そう聞くと、とてもいい企画ですね。企業とか地域の方たちにとっては、なじみがあるし、参加しやすそう。面白いですね。ちなみに優勝商品は?

確定ではないですが、タヒチ往復航空券を予定してます。2位以下も重慶飯店コース料理とか馬車道の有名なケーキ屋のクリスマスケーキとか。 

――今のを聞いて、本気で参加しようかと思いました(笑)

社会人ラグビーチームも参加する予定です。

――それは強敵ですね…でも試合を見るのが楽しみ(笑)。ほかの見どころとしては、どういうことがありますか?
 
マリンタワーがレインボーにライトアップされます! プラス、みなとみらいの観覧車がレインボーになる予定です。それと、大桟橋の入り口の交差点から道に沿って街灯が立ってて、コンベンション旗なんかを掲示できるようになってるんですが、そこにレインボーフラッグが掲げられます。

――へええ。素敵!

点灯式が終わったあとに、夜、みなさん、ご飯を食べると思うんですが、当日お配りするタブロイドについてるクーポン券に約100社が参加してて。何かしらの特典があったり、ゲイフレンドリーな要素があったり。このクーポンは数ヵ月使えるんで、また横浜に遊びに来ていただいてもOK。

――ご飯処はみなさん利用されると思うので、ウレシイ企画!  100社ってスゴいですね。企業といえば、遠方から来られる方にオススメなLGBTフレンドリーホテルがあるとか?

IGLTAとOUTASIA TRAVELの協力で、横浜ベイホテル東急が今回のホストホテルになってくれました。ウエルカム的な特典をご用意しているほか、もちろんカップルで泊まれるダブルのお部屋もありますし、ハロウィンの仮装でも大丈夫です。

――ハロウィンのパーティも開催されるんですよね?

パセラリゾーツ横浜関内で、22時半からです。

――クラブパーティはSASUKEさんのお家芸。間違いなく楽しめるものになると思います。いろんな面でしっかりと考えられていて、イベント的には成功間違いナシだと思うのですが、まだまだこういうのが足りないとか、協力してください、みたいな部分ってありますか?

ボランティアスタッフはもう100人くらい集まったんです。

――スゴい!

本当に感謝しています。あとは、当日、東京レインボープライドのように会場内にいろんなブースが出るといいなあと思っているのですが、まだブース出展の案内をそんなに打ち出してないので、これを見た企業や団体、サークルの方など、ご検討いただければ。 

――東京レインボープライドでは今年、野方ホープのラーメンが話題になりましたが、横浜ならではのお店が出店してくれると楽しそうですね。

市の企業なども。私たちは、横浜市にフレンドリーシティになってもらいたいし、経済的な効果もあげたいと思っています。LGBTのブースもあったほうが、お祭り感が出ると思いますし、バランスよく多様なブースが出ると理想的ですね。

――最後に何か、読者の方にひとことお願いいたします。

みなさんに心から横浜の魅力を満喫していただきたいと思っています。ぜひ、今年のハロウィンは「横浜レインボーフェスタ2015」に遊びに来てください!

――ありがとうございます。楽しみにしています!




横浜レインボーフェスタ2015
日時:2015年10月31日(土)、11月1日(日) 10時~17時
会場:横浜港大さん橋 CIQプラザ(神奈川県横浜市中区海岸通1丁目)
主催:横浜レインボーフェスタ2015 実行委員会
後援:横浜市市民局  
協力:株式会社エクラスト、株式会社 GRAND CLASSIC LAND、Gay Advocate Japan、NPO法人 SHIP、IGLTA(国際ゲイ&レズビアン旅行協会)、OUT Asia Travel、日本ロマンチスト協会、日本フェイスペインティング協会

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