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インクルーシブ

　インクルージョン（inclusion）＝包摂、インクルーシブ（inclusive）＝包摂的な、インクルーシブネス（inclusiveness）＝包摂性、包括性、という言葉は、LGBTQに限らず多様性について語る文脈で重要な考え方になっています。
　対義語はエクスクルーシブ（exclusivde）＝排除されている、です。

　企業や学校、行政などさまざまな場面で近年、単にダイバーシティというのではなく「D&I」や「DE&I」という言い方をすることが多くなっていますが、この「I」がインクルージョンです。
　ダイバーシティ（多様性）は、性別やSOGI、人種、民族、障がいの有無などについて様々な人がいる状態を指しますが、インクルーシブというのは、単に多様であるだけでなく、その多様な人々が尊重され、平等に扱われ、マイノリティであるがゆえの差別や壁を感じることなくいっしょにやっていけている状態のことです。
　インクルーシブな職場においては、多様な人々がマイノリティであるがゆえの差別や壁を感じることなく、それぞれの個性を活かしつつ能力を発揮できます。
　企業などの組織においてLGBTQを支援し、当時者が差別や壁を感じることなくやっていけるような取組みを行なっている様を「LGBTQインクルーシブ」と言うことができます。
　インクルーシブであろうとすることは、SDGsの理念である「誰一人取り残さない」に近いと言えるでしょう。