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ゲイ用語の基礎知識

ピンク


ピンクトライアングル

レディー・ガガ「Born This
Way」のPVより

 ピンク(ラベンダー色)は、世界的に同性愛者のシンボルとして用いられています。
 
 ナチスのホロコースト政策で強制収容所に入れられた者が胸に着けさせられていた逆三角形の識別胸章のうち、同性愛者を表したのがラベンダー・ピンクでした(1万とも60万人とも言われる同性愛者が、収容所内で組織的に虐殺されました→『BENT』という作品に描かれています)。戦後のゲイ解放運動の中で、この悲劇を忘れないようにという祈りを込めて、同性愛者のシンボルとしてピンク・トライアングルが用いられるようになりました。
 
 1978年にレインボーフラッグがデザインされる前までは、ピンクトライアングルがゲイ解放運動のシンボルでした。パレードなどのプライドイベントで、レインボーカラーとともに、ピンクを身に着けた方が多いのは、そういう由来があるのです。「ピンクドット」もそうです。
 また、「ピンク・マネー」(同性愛者の購買力を表す言葉)など、LGBT関連で「ピンク」という言葉が使われることが多いのも、そういう意味です。

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