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ハードゲイ

　世間で「ハードゲイ」と言えば、レイザーラモンHGのようなレザーを着たマッチョなゲイのイメージですが、本場アメリカのゲイシーンでは「ハードゲイ」という言葉は使われず、専ら「レザーマン」と呼ばれます。

 「ハードゲイ」という言い方は、70年代の映画『クルージング』（ゲイの間で起こる連続殺人事件をゲイに扮した刑事がおとり捜査で解決していくというストーリー。主演アル・パチーノ）を日本で宣伝する際、女性的なゲイとは区別するために、日本の映画配給会社によって考案されたと言われています。つまり、「ハードゲイ」とは、ノンケによって作られた和製英語なのです。