g-lad xx

フィスト

　フィストファックの略。「FF」と表記されることもあります。
　よく「腕を入れる」と言いますが、正確には、入れるのは拳（手首から先）です。
　ペニスだけでは飽き足らず、拳全体をすっぽりと肛門（直腸）に挿入することで、想像を絶する快楽を味わうことができるようです（「宇宙が見える」などと言われます）
　拳が入るようになるためには少しずつ拡張していく鍛錬が必要ですので、初心者の方は絶対にマネせず、フィストが行われているSMサロンやヤリ部屋など、ベテランの人がいる場所で教えてもらう（調教してもらう）方が安全です。
　ペニスを挿入る際にコンドームをかぶせるように、拳を入れる際には医療用の手袋をします（爪の先などで直腸内を傷つけないように）。そして、ラブオイルの代わりにクリスコという特殊な潤滑剤（乾きづらく、粘度が高いもの）が用いられます。
　
　フィストタチのことをフィスター、フィストウケのことをフィスティーヌなどと呼んだりします。
　フィストファックでタチ役をつとめる人は、拳自体には性感帯はない（手を入れても気持ちよくはない）わけですから、専らウケの人がよがるのを見て楽しむという、ある種、精神的かつS的な資質を求められます。また、どうしてもフィスターが不足するため、おたがいに入れ合うことも多いようです。　　
　
　フィストファックのさらに上をいくプレイとしてスカルファック（頭を入れる）があると言われますが、当然、おたがいに命に関わる行為ですから、実際にやる人はいません。