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ゲイ用語の基礎知識

女装

 男の体で女物の服を着たり化粧をしたりかつらをかぶったりすること(女性の装いをすること)
 ニューハーフのように体も手術して女性体になると「トランスセクシュアル」ですが、体はそのままで異性の装いをするので、トランスヴェスタイト(異性装者)とかクロスドレッサーと言われます。そうした人々をひっくるめて「トランスジェンダー」と言います。

 二丁目(に代表されるゲイシーン)ではゲイが自分たちのことをネタとして(あるいは親しみを込めた表現として)「オカマ」と言ったりしますが、同様に、周年パーティで女装したバーのママもドラァグクイーンもアマチュア女装者も、ネタとして(あるいは親しみを込めた表現として)自分たちのことを「女装」と呼ぶことが多いのです。

 ゲイとトランスジェンダーは別々の人たちのように思われがちですが、実際にはゲイの中にも美女のようになりたいという気持ちで女装する人もいますし、ゲイとMTFトランスジェンダーはつながっている、同じグラデーションの上にいる、と言えます。
 
 二丁目にゆかりの深い女装のスタイルには、以下のようなものがあります。

■ドラァグクイーン
 クラブパーティを華やかに彩るゴージャスな女装。ドラァグクイーン特有のメイク・スタイル(アイラインを異様に太く入れたり、つけまつげを何枚も重ねたり)があり、お金に糸目をつけない華美さで、「女性らしさ」を超越した過剰さとクラブカルチャーになじむようなセンスが特徴です。

■お店系女装
 伝統的にゲイバーでは、周年パーティの際、マスター(ママ)やスタッフ(ミセコ)が女装して客をもてなすことが盛んに行われてきました。ドラァグクイーンが洋楽の似合うクールなオシャレさを志向するのに対し、こちらはどちらかというと歌謡曲が似合う(昭和な)テイストで楽しませる傾向にあります。

■アマチュア女装
 アマチュア女装(またはパートタイム女装)の人たちは、いかに女性らしく見えるか、女性として扱われるか、という点に重きを置きます。そのため、メイクもナチュラルで、ハデすぎない女性ものの服を好んで着ます。二丁目では「趣味女」と呼ばれますが、当事者の中には快く思わない人もいます。

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