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レポート:Shangri-La 10 Years History Opening Party "Shangri-La 33 -SPLASH-"

4月29日(祝)夜に開催されたShangri-La 33 "SPLASH"。Shangri-La@ageHaの10周年記念シリーズのオープニングパーティともなっていた今回は、アリーナの大ステージを使った総勢55名のパフォーマーによるビッグ・ショウケースがとにかくスゴかったです。夢のようだった一夜をレポートいたします。

レポート:Shangri-La 10 Years History Opening Party

 凍えそうな冷え込みだった3月のBLACK BALLとはうってかわって、夏日を記録した4月29日のSPLASHは、タンクトップ&ハーパンなイケメンも多数!で、いつもの熱気はそのままに、本気で汗かく夏仕様へと一気にチェンジしていました。
 GW最初の3連休の中日ということもあり、また伝説となること必至!なショウケースの予告もあり、あの「陽炎」や「BULK」が復活!ということもあり、この日のShangri-Laは当然のように大勢のクラウドでにぎわい、盛り上がっていました。昼間のパレードの余韻を楽しむ方もいましたし、海外からのお客様も多かったように思いました。

 いつもより1時間早くオープンした(それだけにショーも盛りだくさんだった)Shangri-Laでしたが、ISLANDで開催されていた「陽炎」では、22:30、23:30という早い時間、カッコいいダンサーたちがフロアを盛り上げました。DJ TABOさんをはじめ、5人のDJの方たちが4つ打ちいっさいナシのR&BやHIPHOPでクラウドを熱くさせていました。

 ARENAのGO-GOショーも今回は0:00にスタート。水兵さん(ネイビー)スタイルで登場したGOGO BOYSがとてもかわいい! フライヤーの表紙を飾ったKENTAさん、JUNICHIさん、そしてERICさん、MASAさん、MASAKIさん、篤志さん、航-KOH-さんといった人気GOGO BOYSのSEXYさはもちろんなのですが、今回はひさびさにNAOKIさんが登場!ということで、「I♡NAOKI」というアイドルばりのオリジナルうちわを持ったファンたちが詰めかけ、限界に挑戦&完全燃焼スタイルの激エロGOGOに黄色い声援を送っていたのが印象的でした。

 WATER(プールサイド)では、やはり現在進行形で伝説を生み出し続けている「RUSH CRUISE」が、30回記念パーティを開催中。0:30には最初のショータイムがスタート。こちらも水兵帽をかぶったGOGO BOYが登場し、オシャレにSEXYに盛り上げました。プールサイドから下を眺めると、キラキラの電飾が輝く屋外エリアの向こうにイケメンでにぎわうアゲハビーチの「出張 the CLUBHOUSE & ONE ROOM」が見えました。

 1:00にはBOX(テント)へ。こちらも一夜限りの復活となった伝説の野郎系イベント「BULK」が絶賛開催中で、DJ Kiichiroさんが次々にレディ・ガガを繰り出すとハンパない盛り上がりを見せていました。GOGOショーにはBULKボーイズのKimiさん、Atsushiさんに加え、飛ぶ鳥を落とす勢い(韓国公演を控えた)の「Gorilla」からKONGさんが登場。バルクマッチョな魅力で悩殺してくれました。

 1:30にはISLANDのバーカウンターで恒例のGOGOショーがスタート。ES collection提供のタンクトップ&アンダーウェアがとてもカワイイ(思わずほしくなる)感じで、GOGO BOYSも自然と笑顔がこぼれたりして、アリーナとはまた違った魅力が映えるようなショーでした。カウンターの周りで見ていたお客さんもとても楽しそうにしてましたよ。






 さて、アリーナではいよいよビッグ・ショウケースのスタートです。ずっと前からステージの前で待つ人たちが大勢いて、幕が開くのを今か今かとワクワクしながら待っている感じがビンビンに伝わってきました。2:00になると、まず、Riotoさんがこれから始まるショウの案内人的なダンサーとして登場し、華麗なバレエを披露。そしてついに大ステージの幕が開きました。二階建ての本格的なセットがそびえたつ、まばゆく輝く大ステージ。その中心には、シャンデリアを頭に載せたバビ江ノビッチさんが。人間とは思えない高さ!と思っていたら、みるみる空高く舞い上がり、観客は思わず絶叫。そして、地上に降り立ち(降臨?)、早替えを終えたバビ江さんは、男女のダンサーたちとともに、まるでKylieのコンサートのような美しくもキュートなショーを披露しました。それから、BUBREENAさん、VERONICAさん、LIL GRANDBITCHさん、NANA VICTORIAさん、LESPELANZAさん、ISUZUさん、sumileさん、MISS MARIAさんによる、あまりにも豪華すぎる「Lady Marmalade」ショウ、マルガリータさん&イケメンダンサーたちによる、あまりにもカッコよすぎるビヨンセ・ショウ、TOY BOYSによるアクロバティックなポールダンス、宝塚バリの巨大なオーストリッチの羽根を背負ったイケメンダンサーと、これでもかとパフォーマンスが繰り広げられました。トリを飾ったHOSSYさんはレディ・ガガもビックリなシルバーの衣装に身を包み、ファッションショーから抜け出てきたようなダンサーたち(ヒールを穿いて颯爽とウォーキングする姿はまるでKAZAKY。シビれました)とともに、マドンナで締めくくってくれました。そして最後には、出演した総勢55名のパフォーマーが全員登場し、宝塚や紅白にも負けないくらいの(マドンナのスーパーボウル・ハーフタイムショーにも負けない…と言いたくなる)、この世のものとは思えない壮麗なフィナーレを現出しました。空から降ってきた金銀の紙吹雪に体中まみれながらしばし呆然と立ちすくんでしまうような、感動で体液があふれ出てしまいそうな、えもいわれぬ至福のひとときでした。ゲイシーンで活躍するパフォーマーのみなさんだけでこれほどまでにスゴいステージを生み出せるなんて、世界中探してもShangri-Laだけだと、誇りに思います。本当に素晴らしかったです。拍手!

 2:30、再びBOXの「BULK」へ。今度はマルチパフォーマーの親方さんがマドロス(船員)姿で登場し、KimiさんとKONGさんがカラみはじめます。それからAtsushiさんに交代し、BULK BOYSたちが水鉄砲でSPLASH!させたり、シャボン玉も飛んだりの楽しいステージを繰り広げ、ケツ割れ一丁からの超エロいタオルショーでSEXY(すぎるくらいに)挑発。思わず「ありがたや〜」と拝みたくなるような眼福っぷりでした。

 3:30の「RUSH CRUISE」@WATERのショータイムも素晴らしかったです。LIL GRANDBITCHさんら3人のクイーンによるちょいSMテイストのカッコいいショー、それからHOSSYさんwithダンサーズのPVの世界観を見事に再現したレディ・ガガ「Marry The Night」が繰り広げられました。本当にカッコよかった〜。お客さんも大盛り上がりでした。

 同じ時間、GOGOショーが行われていたので、すぐさま「BULK」ヘ。ショータイムごとに毎回違ったテイストの衣装で楽しませてくれる「BULK」の精神は健在で、このときのBULKボーイズのいでたちは、ねじり鉢巻きに法被、そして六尺に荒縄を大胆にアレンジした、いなせな和テイスト。日本男児な野郎の魅力をはちきれんばかりに放っていました。


 さて、楽しかったShangri-Laもあっという間にトリのショーを迎えることになりました。4:00、アリーナの大ステージの幕が再び開き、Shangri-Laが誇る「Japan’s Hottest & Sexiest GOGO BOYS」がズラリ。思わずウォーっと歓声が上がりました。二階建ての舞台セットがそのまま使われ、最上階にフライヤーモデルのKENTAさんやJUNICHIさんがいて、横の階段を降りて一階に降り、それから花道を通って、中央のステージへ。巨大ミラーボールの下で恒例のショー…と思いきや、ライトが暗転して、GOGOが着替えはじめ…「おっと、ここでタオルショーだ!」と観客も大喜び。2:00のショウケースにひけをとらない豪華さ(エロス的な意味で)に惜しみない拍手が贈られていました。そして気づけばアリーナのフロアはまたしても裸族だらけ。鍛えた体を惜しみなく露出した上半身裸のマッチョ兄貴たちがハグしながら踊ったり…こうした光景もShangri-Laならではですね。

 もうすぐクローズという頃、「BULK」はGOGOだけでなく、オーガナイザーのNAOさん(渋谷GATE)やDOOR BOYの方などもステージに上がって踊り、DJ DAIのプレイとともにフィナーレを迎えました。

 一方、明け方の「RUSH CRUISE」は、2つあるステージにドラァグクイーンやGOGO・ダンサーのメンズが大勢乗って、超ハッピーに盛り上がっていました。最後はビヨンセの「Single Ladies」でした。

 多くの人にとって2012年GWの最もゴージャスな思い出となったであろう、Shangri-La 10 Years History Opening Party "Shangri-La 33 -SPLASH-"。みなさん、夢のように楽しい時間をありがとう!という気持ちでstudio coastを後にしたにちがいありません。
 次回は7月14日(土)、Shangri-La 34 “MUSCLE BEACH”でお会いしましょう!


※今回のレポート記事は、Shangri-Laの吉田さんからご提供いただいたハイクオリティな画像(Photo by Suzuki)とともにお楽しみください。全画像をこちらからご覧いただけます。

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