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レポート:東京レインボープライド(1)
4月28日(日)、代々木公園で第2回東京レインボープライドが開催され、快晴の空の下、12,000人もの人たちが集まり、パレードやステージパフォーマンス、広場のブースなどを楽しみました。たくさんの歓びと感動にあふれ、本当に晴れやかで祝福感に満ちた1日となりました。
4月28日(日)、代々木公園で第2回東京レインボープライドが開催され、快晴の空の下、12,000人もの人たちが集まり、2,100人の方がパレードを歩きました。パレードのほかにもステージパフォーマンスや広場のブースなども本当に盛りだくさんで、たくさんの歓びと感動にあふれ、本当に晴れやかで祝福感に満ちた1日となりました。レポート第1弾として、パレード出発前〜パレードの様子をお伝えします。(後藤純一)
パレード出発前
11時半頃、MCのエスムラルダさん(ドラァグクイーン)とキムビアンカさん(バイセクシュアルであることをオープンにしているミュージシャンの方)がステージに登場!(このお二人は、とてもいいコンビだと思いました。趣旨をよくわかっていて、機転も気配りもきいて、ちゃんと楽しませる術を心得ていたと思います)。最初に実行委員の方と東京レインボープライドのマスコットキャラクター「トビー」の着ぐるみが登場。そして、オープニングアクトとして虹組ファイツのみなさん総勢15名が元気いっぱいに歌って踊りました。
それから、あの野宮真貴さん+BIBA。ぬいぐるみの犬を抱いたりして最高にオシャレなスタイルで登場し、「パレードに雨なんて降らせないで」(ピチカートファイブの名曲「Sweet Soul Revue」)と歌う野宮さん、超ラブ!でした。ちなみにバンドの中にバイクみたいな形の装置をつけている方がいらっしゃいましたが、アーティストの宇治野宗輝さんによる「Love Arm」という(ノイズを増幅させる)楽器だそうです。本当にカッコいい、ハッピーなステージで、会場からは惜しみない拍手が贈られていました。
余韻も冷めやらぬ間に、「新虹(あらぬーじ)」のエイサー演舞が始まりました。が、もうパレード出発の時間が迫ってきてしまったため、先頭のフロートで歩く方は先に並ぶことになりました(演奏を全部聴けない方もいらしたので、残念でした)
パレード
今年のパレードは出発が例年より早く、12:30でした。あまり整列の時間がなかったにもかかわらず、パレードの出発は驚くほどスムーズでした。
上川あやさんらセクシュアルマイノリティの議員の方たちを先頭にした「Happy Pride!」号(実行委員会フロート)は、いろんな団体の方、プラカードでメッセージを送りたい方をはじめ、誰もが参加しやすいフロートだったと思います。
2番目の「FTM GRAMMY TOKYO」は、たぶん日本のパレード史上初のFTMが主役のフロート。若いFTMの方たち(イケる!の声多数)が車に乗ってロック調の音楽で熱く盛り上がる、今までにない雰囲気のフロートで、とても新鮮でした。
3番目は「虹組ファイツ号」。昨年二丁目のアイドル系ナイトで大ブレイクしたモー娘。の「ONE・TWO・THREE」からスタートし、ハロプロの楽曲や虹組ファイツオリジナルの曲で盛り上がりました。
4番目は「セクシュアリティを越えて仲間になろう~”All Human Mix”~」。なんと今回、こちらのフロートが真っ先に参加登録を締切った(1番人気だった)そうで、大勢の方が歩いていました。
5番目は「EROS」。WOMEN ONLYのPARTY「EROS」のフロートということで、BMWのオープンカーがカッコよく先導し、大勢の女性たちが楽しそうに行進していました。
6番目は「ブス会号~Enjoy the BUSU~」。二丁目で活躍する若いドラァグクイーンの方がフロートに乗り、おそろいのフラッグを持って、ノリよく歩いてました。「ブス会」ってスゴい元気!と思いました。
7番目は「虹色の旗のもとに~“Flags of Pride”~」。ドラァグクイーンのマダム・レジーヌさん(アマランス・ラウンジ)、ジャスミンさん、マダム・ピロガネーゼさん、GOGOのUTO.さんがフロートを彩りました。
8番目は「NSM48フロート」。スピーカーが小さくてあまり音が聞こえていなかったのですが、NSMのみなさんが一生懸命AKBの歌を歌い、踊り、がんばっていました。
トリを飾ったのが「TOKYO GAY NIGHT」。遠くにフロートが見えてくると、沿道の人たちもバビ江さんの衣装の巨大さにざわめいていました。迫力のある音、ゴージャスなパフォーマー、さすがのクオリティでした。
警察の方たちの誘導のスムーズさも手伝ってか、全フロートが出発し終わったのが13:00前(早い!)でした。そこからパレードの最後尾について一緒に歩いてもよかったのですが、原宿側(代々木第一体育館前)に向かうと、予想通り、程なく先頭のフロートがやってきて、再び全体を見ることができました。ゴール直前でしたが、みなさんそれほど疲れた様子もなく、むしろ、いっそう笑顔が輝いていた気がしました。
特筆すべきは、あの乙武洋匡さんがパレードにおいでくださったことです。会場を訪れたというだけでもスゴイのに、ちゃんと行進にも参加してくださって…その後の感想Tweetも感動を呼びました。本当に素晴らしい!
そして、今回のパレードでは「ハッピープライド!」と言ってハイタッチしよう、という趣向が盛り込まれていて、パレードを歩いてる人が次々に(見知らぬ)沿道の人たちにハイタッチしていたのですが(ゴトウもたくさんしました)、これ、本当に楽しいです。参加者のみなさんがずっとハイテンションだったり笑顔だったりしたのも、うなずけます。今まではなんとなくパレードを歩く人と見る人に分かれていたのが、俄然一体感やコミュニケーションが生まれ、大成功だったと思います。
公園に帰って来てからも、両サイドで大勢の人たちがずらーっと長い列を作って、歩いた人にハイタッチしながらお出迎えしていました(何度も体験していますが、この「おかえりなさい」セレモニーはやっぱりジーンときますね…)
☆パレードのフォトアルバムはこちらとこちら
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- 09.21前髪系ナイト in OSAKA
- 09.22六尺・ケツ割れ大祭