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特集:2021-2022秋冬のオススメ舞台

10月から来年初めにかけて上演されるLGBTQ関連の演劇・ミュージカル・バレエなどの情報をお届けします。

特集:2021-2022秋冬のオススメ舞台

(モーリス・ベジャール・バレエ団2021年日本公演『バレエ・フォー・ライフ』より (c)BBL IliaChkolnik)

緊急事態宣言も解除され、ようやくお芝居なども観に行きやすくなりましたね。映画はあとでDVDやサブスク(オンライン)で観れるかもしれませんが、舞台は生もの(ライブ)ですし、あとで記録映像などを観る機会もほとんどありません…観れるときに観ておきたいですね。というわけで、この10月から来年初めにかけて上演されるLGBTQ関連の演劇・ミュージカル・バレエなどの情報をお届けします。気になる作品があれば、ぜひお出かけください。
(コロナ禍の影響で、地域によっては今後、劇場や公演の状況も変わってくるかもしれません。また、どの劇場も感染防止策はとっているとは思うのですが、十分お気をつけください)
(最終更新日:10月7日)



10月14日~17日
バレエ・フォー・ライフ(モーリス・ベジャール・バレエ団2021年日本公演)

 昨年5月の来日公演予定がパンデミックの影響で延期になり、ようやくこの10月に4年ぶりとなる来日公演が実現するモーリス・ベジャール・バレエ団。巨匠ベジャールの不滅の傑作と、芸術監督ジル・ロマンの最新作を上演するプログラムです。あの不朽の名作「ボレロ」も上演されるのですが(一度は観たいですよね)、今回注目したいのは、クイーンの音楽をフィーチャーし、各地で絶賛を浴びてきた「バレエ・フォー・ライフ」です。モーリス・ベジャールが、愛するジョルジュ・ドンが亡くなった後、同じ年にエイズで亡くなったフレディ・マーキュリーにインスパイアされて創った作品なんだそう。「ボヘミアン・ラプソディ」をはじめクイーンの17の名曲にのって、名門のバレエダンサーたちがヴェルサーチェの衣装で踊るというゴージャスな舞台。初演(1997年)のカーテンコールではブライアン・メイとロジャー・テイラー、ジョン・ディーコン、エルトン・ジョンが登場して「ショウ・マスト・ゴー・オン」をライブ演奏し、伝説になっています。全身タイツ+革ジャンのダンサー、そしてたくさんの裸の男性たちというあからさまにゲイゲイしい舞台写真からは、フレディのゲイとしての人生にフォーカスしている様子が窺えます。きっとHIV/エイズのことにも触れられていることでしょう。クイーンの楽曲がどのようにバレエの舞台になるのかという点も興味津々です!

モーリス・ベジャール・バレエ団2021年日本公演
日程:10月9日(土)~17日(日)
会場:東京文化会館
□バレエ・フォー・ライフ(14日〜17日)
振付:モーリス・ベジャール
音楽:クイーン、W.A.モーツァルト
衣装:ジャンニ・ヴェルサーチ
上演時間:約1時間45分(休憩なし)
(c)BBL IliaChkolnik




10月28日~11月7日
すこたん!

 もともとは「すこたん企画」の伊藤悟さんと簗瀬竜太さんをモデルにした作品として昨年上演される予定だったのですが、コロナ禍で中止となり…その後、脚本が書き直され、お二人の30年間の道のりに加え、お二人のお友達の8人の男性たちの恋だったり恋じゃなかったりする様々な軌跡を描く作品として生まれ変わったそうです。ゲイ団体の活動家の方たちを主人公にしたお芝居っておそらく日本初で、それだけでも画期的だと思うのですが、いろんなゲイの人たちの恋模様が描かれるやわらかめでエンタメ感もあるお芝居になったようです。「パートナーシップ制度等は整えられつつありますが、いまだ変わらない現状もあり、しかしそのなかで、人と人が寄り添い合うことだけが私たちを生かしてくれること。その愛おしさと痛みを物語のかたちでお届けします」とのことです。

serial number「すこたん!」
日程:2021年10月28日(木)~11月7日(日)
※11/1(月)は休演日です
会場:中野ザ・ポケット(東京都中野区中野3-22-8)
作・演出:詩森ろば
原作:伊藤悟・簗瀬竜太全著作
出演:鈴木勝大、近藤フク(ペンギンプルペイルパイルズ)、根津茂尚(あひるなんちゃら)、佐野功、大内真智(水戸芸術館専属劇団ACM)、中西晶、辻井彰太(シヅマ)、工藤孝生、河野賢治、吉田晴登
詳細・チケット:こちらから(配信チケットもあるそうです)




10月23日、24日、30日 →12月4日、5日に延期
TheStagPartyShow「主人公たちのラプソディ」

 2001年に大阪で立ち上げられ、精力的に活動を行なってきた「TheStagPartyShow」(STAG PARTYとは結婚前夜の独身最後の夜に男だけで集まって騒ぐパーティのこと)。扇町公園での「PluS+」にも参加したり、東京や那覇、福岡などでも公演を行なってきました(『Base』のToshiさんや、みなさんが知ってる・見たことがあるかもしれない方たちが出演しています)。昨年の最初の緊急事態宣言の間にも、お部屋で1人ずつ恋のお話を演じていく「テレフォンライン」というシリーズをYouTube上で発表したり(とてもよかったです)、稽古などもすべてオンラインに切り替えるなどして活動を続けてきましたが、この10月から、新しい生活様式に沿った公演形態としてごく限られた入場者数での「secretParty」を開催するそうです。東京公演「主人公たちのラプソディ」のフライヤーはmoriuoさんのイラストが起用されていて、とても素敵です。
※出演者の方が怪我をされた関係で、キャスト交代ならびに12月への延期が決まったそうです。
 
<あらすじ>
それはハロウィンを間近に控えた10月の終わり。主人公たちのオフ会と称したコスプレイベントが都内で2年ぶりに開催される。久々の再会を思い思いのコスプレで楽しむ人々。彼らはそのイベントで、まだ来ない主宰のライオンコスプレの男の訪問を待っている。彼らが待つその男は現れるのか? 彼らがその場所で、待っているものとは? 果たして?

TheStagPartyShow「主人公たちのラプソディ」
日程:2021年10月23日(土)、24日(日)、30日(土) →12月4日(土)、5日(日)
時間:13:00- /15:00-
会場:株式会社黒船フリースペース(東京都渋谷区代々木4-5-1 ダイヤビル2階、小田急線参宮橋駅徒歩1分)
作・演出:キタムラセキチ
出演:たかし、ひこ、じゅん、とし、マサムネ、こうき
詳細・チケット:こちら




11月20日、21日
TheStagPartyShow「お久しぶりね」

 TheStagPartyShowが久しぶりに大阪メンバー内8名による本公演を行ないます。
 
<あらすじ>
それは大阪天満の河沿いにある小さなカフェ。コロナ禍のため、カフェ営業はお休みだが、そこにはなぜか人が集まり、くつろいでいる。なぜって? それはそのお店に不思議な男がいるからなのです。彼はピアノの傍らで歌を歌いながら、たまに人形に話しかける、奇妙な人物。この人物に相談を持ちかけるお客が後をたたない、その理由は?

TheStagPartyShow「お久しぶりね」
日時:
2021年11月20日(土) 13:30- /16:00-
2021年11月21日(日) 12:30- /15:00- /17:30-
会場:MOTON PLACE(大阪府大阪市北区天満1-3-3 天馬パークハウスビル102)
作・演出:キタムラセキチ
出演:おおすけ、おぉ、ゆうき、りお、きん、せん、ともや、かげ
詳細・チケット:こちら





12月29日、30日
gaku-GAY-kai 2021「終わりよければすべてよし」

 年末恒例お楽しみイベント「gaku-GAY-kai」。今年も開催! 第一部はフライングステージの贋作シェイクスピア第5弾! ベッドトリックの問題劇を新宿二丁目を舞台に翻案。第二部はここでしか見られないパフォーマンスのオンパレードです。※詳細がわかり次第、更新します
(なお、フライングステージが今年6月に座・高円寺で上演した「アイタクテとナリタクテ」「お茶と同情」「PINK ピンク」の記録映像が公式YouTubeチャンネルに公開されています。ぜひご覧ください)

gaku-GAY-kai 2021「終わりよければすべてよし」
日程:2021年12月29日(水)、30日(木)
会場:歌舞伎町シアターミラクル





2022年2月上演
ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』

 ニューオリンズにある「アップステアーズ・ラウンジ」というゲイクラブで1973年に実際に起きた未解決事件「アップステアーズ・ラウンジ放火事件」に基づいた物語です。2017年にオフブロードウェイで初演され、その後、世界各地で上演されました。2018年にはシドニーで初海外プロダクションが開幕、2019年にはロンドン版も上演され、今回、日本初演を迎えます。主人公のウェスは『RENT』などにも出演してきた平間壮一さん、ウェスに惹かれていく男娼パトリックは小関裕太さんが演じます。その他、オーロラというドラァグクイーンやゲイバーの店員(みんなのメンターのような存在)、既婚のゲイ、ホームレスになった孤独な男娼など、多彩なキャラクターが登場します。 

<ストーリー>
現代を生きる若きファッションデザイナー、ウェスは、ニューオーリンズのフレンチクォーターにある廃墟と化した建物を購入する。クスリでハイになった彼が窓にかかるボロボロのカーテンを引き剥がすと、その瞬間、活気に満ちた70年代のゲイバー「アップステアーズ・ラウンジ」にタイムスリップしてしまう。そこは、まだ同性愛が罪であった時代に強い絆で結ばれた"はみ出し者"たちの拠り所であった。様々な事情を抱えるゲイたちとふれあい、時に厳しい70年代の現実を体感するなか、人と人の絆の意味を学んでいくウェス。パトリックという青年との間にもささやかな恋が芽生えていくが、やがて「アップステアーズ」の秘密が明かされる「その時」が訪れるのだった…。

ミュージカル『The View Upstairs-君が見た、あの日-』
◆東京公演:2022年2月/会場:日本青年館ホール
◆大阪公演:2022年2月/会場:森ノ宮ピロティホール
脚本・作詞・作曲:Max Vernon
演出・翻訳・訳詞・振付:市川洋二郎
出演:平間壮一、小関裕太、畠中洋、JKim、阪本奨悟、関谷春子、大村俊介(SHUN)、大嶺巧、東山義久、岡幸二郎
企画・製作・主催:アミューズ

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