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特集:2022年秋冬のオススメ演劇作品

9月以降、ドラァグクイーンが登場する作品やゲイテイストなミュージカルなど、LGBTQに関する演劇作品がいろいろと上演されます。情報をまとめてご紹介いたします。

特集:2022年秋冬のオススメ演劇作品

(『キンキーブーツ 』イメージビジュアル)


もうすぐ芸術の秋、到来ですね。この9月から12月にかけて、ドラァグクイーンが登場する作品やゲイテイストなミュージカルなど、LGBTQに関する演劇作品がいろいろと上演されます。秋の長雨の鬱陶しさを吹き飛ばすような夢のようなステージ、ぜひ楽しんでください。日付順でご紹介いたします。 
(最終更新日:2022年9月14日)



9月10日、11日 松本
劇団うりんこ『わたしとわたし、ぼくとぼく』

 児童劇を専門とする名古屋の「劇団うりんこ」が、ゲイの劇団フライングステージの関根信一さんが作・演出をつとめるゲイのお芝居『わたしとわたし、ぼくとぼく』を9月10日・11日に松本で上演します。この作品は、昨年の名古屋市民芸術祭で特別賞を受賞しています。健人の小学校時代の同級生役を演じる藤本伸江さんは日本劇作家協会東海支部俳優A賞(最高賞)に輝いてもいます。長野県や松本に近いところにお住まいのみなさま、これを機にご覧になってみてはいかがでしょうか。

<あらすじ>
保育園で働く30歳の健人は男性保育士への保護者の偏見に落ち込み、家に引きこもってしまう。そんなある日、鏡の中から現れた少女に導かれ、20年前の世界へ…。そこには自分がゲイだと気づきはじめた小学5年生の健人がいた…。
 
劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」
日時:2022年9月10日(土)18:30、9月11日(日)13:30
会場:上土劇場(旧ピカデリーホール)長野県松本市大手4-7-2 
作・演出:関根信一(劇団フライングステージ)
出演:児玉しし丸、小原ひろみ、まきのかずひこ、藤本伸江、杉浦耶麻人、むらつばきはるな、平野萩(客演)、もげ(客演)
料金:前売 一般:3,000円 U-18:2,500円、当日 一般:3,500円 U-18:3,000円
チケットはこちら
※全席自由





9月17日〜10月2日 東京
10月7日~10月18日 福岡
10月23日~11月8日 大阪
11月12日〜11月20日 名古屋
ミュージカル『ヘアスプレー』

 1988年公開のジョン・ウォーターズ監督による伝説の映画『ヘアスプレー』(あのディヴァインが巨体のママの役を演じていました)を原作としたブロードウェイ・ミュージカル『ヘアスプレー』は2003年、トニー賞13部門にノミネートされミュージカル作品賞をはじめ8部門で受賞を果たし、2009年までロングヒットを続けました(2007年、この作品を原作とした映画『ヘアスプレー』が公開、こちらをご覧になった方、多いと思います)
 ゲイのキャラクターこそ出てこないものの、ゲイでブラックユーモアの効いた作風(『ピンク・フラミンゴ』『シリアル・ママ』など)で知られるジョン・ウォーターズ監督が作った作品で、人種差別や太った人への差別をテーマに、子どもたちの奮闘を、歌とダンスをたっぷり盛り込んでポップに展開した、間違いなくゲイテイストな名作です。主人公トレイシーはぽっちゃり系の女の子、トレイシーのママでやっぱりぽっちゃりなエドナは、男性が女装して演じるのが『ヘアスプレー』の伝統になっています(ちなみにエドナ役は、88年の映画は伝説のドラァグクイーン、ディヴァインが、ブロードウェイ版は『トーチソング・トリロジー』のハーヴェイ・ファインスタインが、2007年の映画はジョン・トラボルタが、今回は山口祐一郎さんが演じています)。そして楽曲の作詞・作曲はマーク・シャイアンとスコット・ウィットマンのゲイカップルが手がけています。
 今回は主演を渡辺直美さんがつとめるということで話題になっており、チケットもなかなか手に入らない様子…なのですが、地方公演もありますし、あきらめずにチャレンジしてみてください。

<あらすじ>
舞台は1960年代の米ボルティモア。トレイシー・ターンブラッドはダンスが大好きでちょっぴりプラスサイズな女の子。彼女の夢は、大人気のテレビダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。そんなある日、トレイシーのもとに番組で新メンバーを募集するニュースが飛び込んでくる。オーディションを受けたいと両親に懇願し、心配性でトレイシーと同じくプラスサイズな母のエドナに反対を受けながらも、自慢の髪型をバッチリ決めてオーディション会場へと向かう。しかし太っているという理由で一方的にオーディションの受験を拒否されてしまい…。

ミュージカル『ヘアスプレー』
東京公演
公演日程:2022年9月17日(土)〜10月2日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL
福岡公演
公演日程:2022年10月7日(金)~10月18日(火)
会場:博多座
大阪公演
公演日程:2022年10月23日(日)~11月8日(火)
会場:梅田芸術劇場メインホール
愛知公演
公演日程:2022年11月12日(土)〜11月20日(日)
会場:御園座
脚本:マーク・オドネル/トーマス・ミーハン
演出:山田和也
出演:渡辺直美、エリアンナ、三浦宏規、平間壮一、清水くるみ、田村芽実、上口耕平、石川禅、瀬奈じゅん、山口祐一郎ほか
チケットはこちら





9月19日 長岡京
劇団うりんこ『わたしとわたし、ぼくとぼく』

 児童劇を専門とする名古屋の「劇団うりんこ」が、ゲイの劇団フライングステージの関根信一さんが作・演出をつとめるゲイのお芝居『わたしとわたし、ぼくとぼく』を9月10日・11日に松本で上演します。この作品は、昨年の名古屋市民芸術祭で特別賞を受賞しています。健人の小学校時代の同級生役を演じる藤本伸江さんは日本劇作家協会東海支部俳優A賞(最高賞)に輝いてもいます。長野県や松本に近いところにお住まいのみなさま、これを機にご覧になってみてはいかがでしょうか。

<あらすじ>
保育園で働く30歳の健人は男性保育士への保護者の偏見に落ち込み、家に引きこもってしまう。そんなある日、鏡の中から現れた少女に導かれ、20年前の世界へ…。そこには自分がゲイだと気づきはじめた小学5年生の健人がいた…。
 
劇団うりんこ「わたしとわたし、ぼくとぼく」
日時:2022年9月19日(月祝)14:00
会場:京都府長岡京記念文化会館
作・演出:関根信一(劇団フライングステージ)
出演:児玉しし丸、小原ひろみ、まきのかずひこ、藤本伸江、杉浦耶麻人、むらつばきはるな、平野萩(客演)、もげ(客演)
料金:前売 一般:3,000円 U-18:2,500円、当日 一般:3,500円 U-18:3,000円
チケットはこちら
※全席自由



10月1日〜11月3日 東京
11月10日〜11月20日 大阪
キンキーブーツ

 あの三浦春馬さんが初演からローラを演じていたことで特別な思いを感じている方も多いであろうドラァグクイーン・ミュージカル『キンキーブーツ』。
 『トーチソング・トリロジー』『ラ・カージュ・オ・フォール』のハーヴェイ・ファイアスタインが脚本を、シンディ・ローパーが音楽を、『フル・モンティ』『ロッキー・ホラー・ショー』『ヘアスプレー』『ラ・カージュ・オ・フォール』のジェリー・ミッチェルが演出を手がけ、ブロードウェイで2013年に大ヒットし、作品賞、楽曲賞などトニー賞6部門を受賞した作品です(その時にローラを演じていたのが、あのビリー・ポーターです)
 日本では2016年に小池徹平&三浦春馬のW主演で初演され、大盛況で連日スタンディングオべーションの嵐が続いたと言われています。今回は城田優さんがローラを演じ、小池徹平さんと息の合った演技を見せます(お二人は高校の同級生です)。ソニンさん、玉置成実さん、勝矢さん、ひのあらたさんという2016年版からの素敵キャストも続投しますので、ファン必見の(三浦春馬さんを偲ぶ意味も込められた)公演となりそうです。

<あらすじ>
イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗靴工場「プライス&サン」の4代目として生まれたチャーリー・プライス。父親の意向に反してフィアンセと共にロンドンで生活する道を選んだ矢先、父親が急死し、工場を継ぐことになってしまう。工場を継いだチャーリーは、父の工場が実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、思い悩む…。工場の若手従業員のローレンに「倒産を待つだけでなく、新しくニッチな市場を開発するべきだ」とハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで偶然出会ったドラァグクイーンのローラとの会話にヒントを得て、ドラァグクイーンのための“キンキーブーツ”を作ることにする。チャーリーはローラを説得して靴工場の専属デザイナーに迎え、試作を重ねる。ドンをはじめとする保守的な田舎の靴工場の従業員たちは、なかなかローラを受け入れられず、軋轢が生まれる。チャーリーはファッションの街・ミラノで行われる靴の見本市に“キンキーブーツ”を出展し、工場の命運を賭ける決心をするが…。

キンキーブーツ 
10月1日〜11月3日 東京 東急シアターオーブ
11月10日〜11月20日 大阪 オリックス劇場
脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽・作詞:シンディ・ローパー
演出・振付:ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本:岸谷五朗
訳詞:森雪之丞
出演:小池徹平、城田優、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらたほか
チケットはこちらから




11月2日〜11月6日 東京
劇団フライングステージ第48回公演「Four Seasons 四季 2022」

 今年、劇団旗揚げからめでたく30周年を迎えたゲイの劇団フライングステージ。その本公演「Four Seasons 四季 2022」は、2003年〜2005年に上演された「Four Seasons 四季」のその後のお話だそう。リアルなその後というよりは、設定だけ借りたオリジナルに近い作品だそうで、「オムニバスのしつらえで、老いに向かうゲイたちの姿をあまりシリアスにならないように描く」「ゲイをめぐる世の中の変化とともに描くコメディ」とのことです。ゲイの老後の問題、孤独死の問題がリアリティを帯びてきている昨今、とても身につまされる、しかし勇気をもらえるような作品になっているのではないかと思います。ぜひご覧ください。

<あらすじ>
ゲイばかりが住むアパートの2022年
住人の一人が亡くなった……
近くに住んでたのに孤独死?
どうしたらよかったんだろう?
どうすればいいんだろう?
人生の秋に向き合うゲイたちの物語
 
劇団フライングステージ第48回公演「Four Seasons 四季 2022」
日程:2022年11月2日(水)〜11月6日(日)
会場:下北沢 OFF・OFFシアター(京王井の頭線・小田急線下北沢駅東口徒歩1分)
作・演出:関根信一
出演:石関 準、井手麻渡、岸本啓孝、関根信一、中嶌 聡
チケットはこちらから




12月29日・30日 東京
gaku-GAY-kai 2022「贋作・テンペスト」

 年末恒例のお楽しみイベント「gaku-GAY-kai」。今回の「贋作・テンペスト」は、シェイクスピアが単独で書いた最後の作品の贋作化です。「策略で島流しにされた魔法使いプロスペローの復讐と許しの物語。いつもどおりの贋作なので、流された理由は「女装」だからということに、娘のミランダは「魔法」でつくったということにしようかなとぼんやり考えています」とのことです。
 もちろん、エスムラルダさんをはじめ、いろんな方々の楽しいパフォーマンスもお楽しみいただけます。
 また詳細がわかり次第、更新します。

gaku-GAY-kai 2022「贋作・テンペスト」
日程:2022年12月29日(木)・30日(金)
会場:歌舞伎町シアターミラクル

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