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特集:2023年6月公開・配信の映画・ドラマ
2023年6月に上映・放送・配信される映画やドラマの情報をお伝えします。今月はフランソワ・オゾンの最新作『苦い涙』、ドリアンさん主演の『ストレンジ』などが上映されます
(『苦い涙』より)
雨の季節、到来です。季節外れの台風も近づいていて、いやんなっちゃいますね。そんななかでも休日はどこかにお出かけしたい…というみなさん、映画館に足を運んではいかがでしょうか。今月はフランソワ・オゾンの最新作『苦い涙』、ドリアンさん主演の『ストレンジ』、日本映画で初めてクィア・パルムを受賞した『怪物』などが上映されます。そのほかにもさまざまなLGBTQ関連の映画やドラマが上映・放送・配信予定です。情報をまとめてお伝えいたします。
ちなみに6月1日はファーストデー。各館1100円〜1200円で映画を観ることができます(特別上映等を除く)。『老ナルキソス』も絶賛上映中です。
(最終更新日:2023年6月19日)
6月2日
苦い涙
フランソワ・オゾン監督の最新作『苦い涙』が6月2日から公開されます。「にがい涙」と聞いてスリー・ディグリーズを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんが、伝説の映画監督ライナー・ベルナー・ファスビンダーの1972年の『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』を現代風にアレンジした作品です。オゾンが敬愛するファスビンダーの戯曲を映画化したのは2000年の『焼け石に水』以来で、2022年のベルリン国際映画祭コンペティション部門出品作としてオープニングを飾り、大喝采を浴びたそう。若く美しい青年に恋をして翻弄される映画監督ピーターの姿がユーモアたっぷりに、シニカルに描き出されています。『ヘアスプレー』のジョン・ウォーターズ監督は2022年のベストシネマの1位に本作を選び、「圧倒的に最高の映画」と絶賛しています。
主人公のピーターを演じるのはフランスの人気俳優ドゥニ・メノーシェ。名女優イザベル・アジャーニが、ピーターの親友で大女優のシドニーを演じ、ミステリアスで強烈な存在感を放ちます。ピーターの母親役に、ファスビンダーのオリジナル作品にも出演し、「すべてうまくいきますように」にも出演していた名優ハンナ・シグラ。そのほか美青年アミール役のハリル・ガルビア、助手カール役のステファン・クレポンなど若手俳優たちが出演しています。
<あらすじ>
著名な映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)は、恋人と別れて激しく落ち込んでいた。助手のカール(ステファン・クレポン)をしもべのように扱いながら、事務所も兼ねたアパルトマンで暮らしている。ある日、3年ぶりに親友で大女優のシドニー(イザベル・アジャーニ)が青年アミール(ハリル・ガルビア)を連れてやって来る。艶やかな美しさのアミールに、一目で恋に落ちるピーター。彼はアミールに才能を見出し、自分のアパルトマンに住まわせ、映画の世界で活躍できるように手助けするが…。
苦い涙
原題:Peter Von Kant
2022年/フランス/監督・脚本:フランソワ・オゾン
出演:ドゥニ・メノーシェ、イザベル・アジャーニ、ハリル・ガルビア、ステファン・クレポン、ハンナ・シグラ、アマンテ・オーディアール
6月2日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
6月2日
怪物
是枝裕和監督の『怪物』が第76回カンヌ国際映画祭でクィア・パルム賞を日本映画として初めて受賞しました。クィア・パルムは、ベルリン国際映画祭のテディ賞のように、LGBTQ(クィア)映画の中から最も優れた作品に贈られる賞で(ちなみに2017年、萩上直子監督の『彼らが本気で編むときは、』がテディ審査員特別賞と観客賞を受賞しています)、公式部門とは別に独立した審査員が組織され、映画監督や俳優、ジャーナリストや大学教授、各国のクィア映画祭のプロデューサーなど毎年5人から8人が審査員を務めています。審査員長のジョン・キャメロン・ミッチェル(『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』『ショートバス』)は「私たち審査員は、10日間で12本の映画を観ました。1本を選ぶのは大変な作業でしたが、ある作品が満場一致で選ばれました。その物語の中心にいるのは、他の子どもたちと同じように振る舞うことができず、またそうしようともしない、とても繊細で、驚くほど強い2人の少年です。世間の期待に適合できない2人の少年が織りなす、この美しく構成された物語は、クィアの人々、なじむことができない人々、あるいは世界に拒まれている全ての人々に力強い慰めを与え、そしてこの映画は命を救うことになるでしょう。登場人物のあらゆる面を、繊細な詩、深い思いやり、そして見事な技術で表現した是枝裕和監督の『怪物』に、私たち審査員は満場一致でクィア・パルム賞を授与します」とコメントしています。是枝監督は「(ジョン・キャメロン・ミッチェルさんが)お話してくださった映画の紹介の中に、この映画を通して僕が描きたかったことが全て語られていて、ここで僕が何か言葉を重ねることは何も必要ないような気がしています。僕がこの映画のプロットを手にしたのは4年半ほど前なのですけども、その瞬間からこの主人公2人の少年が抱えている葛藤とどういう風に、それを演じる少年と同じように作り手であるプロデューサー、監督、脚本家がその葛藤と向き合うべきなのか、どうしたら向き合えるのかをとてもとても時間をかけてやってきました。映画がすべてを語っていると思うので、監督がここで何かを言うのは、おまけのような、いらない蛇足なのですが本当に、この映画を愛していただいて感謝いたします。ありがとうございました」と語りました。
監督はこの作品について「LGBTQに特化した作品ではなく、少年の内的葛藤の話」「誰の心の中にでも芽生えるのでは」とも語っていて、SNS上では「LGBTQを扱っているのに”普遍的な”作品ですと言われるのはもうウンザリ」「LGBTQを”怪物”として描いているなら大問題だ」といった批判の声も上がっていました(炎上していました)が、クィア・パルムが贈られ、あのジョン・キャメロン・ミッチェルが絶賛するような作品ですので、まずは映画を観て、それから評価したいと思います。
<あらすじ>
シングルマザーの早織は、息子の湊と大きな湖のある町に暮らしている。湊は同級生の依里と仲が良く、子どもたちは自然の中で穏やかな日常を過ごしていたが、ある日学校で喧嘩が起きる。双方の言い分は食い違い、大人やメディアを巻きこむ騒動に発展していき……
怪物
2023年/日本/126分/脚本:坂元裕二/監督:是枝裕和/出演:安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子ほか
6月2日から全国ロードショー
6月3日
最も危険な年
トランスジェンダー映画祭などでも上映されてきた『最も危険な年』は、米国の家族を描いたドキュメンタリーです。
2016年、米ワシントン州では、トランスジェンダーのトイレ利用を制限する法案が議論されていました。トランスジェンダーの子を持つ親たちは、州法案の撤廃のために立ち上がり、自分たちの物語を語ることでトランスフォビアと闘います。親たちが闘う相手は「不安」と「偏見」です。人々の無知が偏見や不安を増大させることを如実に描いています。米国で2015年に同性婚が実現し、アンチLGBTQの宗教保守の人たちが攻撃の矛先をトランスジェンダーに変えて…という流れがとてもよくわかります。今の日本のトランスジェンダーバッシングの状況を考えるうえで非常に参考になる映画です。
この『最も危険な年』の上映会を、杉並から差別をなくす会のみなさんが企画してくれました。お近くの方はぜひ、ご参加ください。
性の多様性を考える上映とトークショー
日時:6月3日(土)14:00~16:30(開場13:30)
会場:杉並区立勤労福祉会館 第3・4集会室
上映作品:「最も危険な年」
参加費:1000円、事前申込制
ゲスト:時枝穂さん(トランス女性、「Rainbow Tokyo 北区」代表)、瓦田尚さん(高校教員)
主催:杉並から差別をなくす会
6月3日
トーチソング・トリロジー
ゲイ映画史に燦然と輝く不朽の名作『トーチソング・トリロジー』(1988年)が1回限り、映画館で上映されることになりました。
おそらく50代以上のゲイの方に、青春時代に観たゲイ映画のなかで最も心に残る作品は何だったか?と尋ねると、かなりの割合の方が『トーチソング・トリロジー』を挙げると思います。もともとブロードウェイの舞台でトニー賞の戯曲賞、男優賞を受賞した作品を、作者のハーヴェイ・ファイアスタイン自身が脚色・主演して映画化した作品です。ショーに生き、愛に生きるドラァグクイーンのアーノルドは、世間のホモフォビアゆえに心から愛する人との永遠の別れを余儀なくされ、ボロボロに傷つきながらも、誇り高く生きていこうとする…という作品です。どうしようもなく愛があふれてしまっているアーノルドは、男の子を養子を取ることにするのですが(80年代に!)、学校で「お前の母ちゃん、女装」とからかった同級生を殴ってアーノルドが学校に呼び出され、でも急いで行ったものだから、ふだん家で履いてるピンクのうさぎのスリッパのまま学校に乗り込んで行くシーンは、本当に何度観ても笑えて泣ける、ゲイ映画史上、最高に素晴らしい名場面の一つだと思います。ラストシーンも本当に素敵です。この機会にぜひ、ご覧ください。
特集上映イベント「サム・フリークス」の一環として、渋谷ユーロライブで上映されます(『Walking and Talking』という作品が同時上映だそうです)
特集上映:サム・フリークス Vol.23
6月3日(土)
13:30~ 『Walking and Talking』
15:10~ 『トーチソング・トリロジー』
会場:ユーロライブ(渋谷)
前売:1374円(お求めはこちら)、当日:1500円(入れ替えなし・整理番号制)
6月16日
青いカフタンの仕立て屋
『モロッコ、彼女たちの朝』のマリヤム・トゥザニ監督が、モロッコの伝統衣装である「カフタン」の仕立て屋を営む夫婦の愛と決断を描いたヒューマンドラマ。繊細な手刺繍が施されたカフタンの目を瞠るような美しさだけでなく、(同性間の性行為が違法とされている国であるにもかかわらず)同性愛が描かれていることでも注目される作品です。
映画評論家の斉藤博昭さんは、「同性間の“行為”が刑法で罰せられるイスラム教国家のモロッコで、この物語を映画にした勇気に拍手を贈りたい。「既婚ゲイ」としての主人公の日常が意外なほど赤裸々に描かれ驚いた。夫婦と、彼らの店に雇われた青年。その関係がどう発展するかは、冒頭からある程度、3人の目配せなどで想像できるものの、徐々に相手の本心を読み取ろうとする眼差しや素ぶりに変わっていき、ゾクゾクする瞬間が何度か訪れる。演出の意図に応える俳優たちの目の演技は極上レベル。やがて物語は、誰をどう愛するのか…ではなく、愛する相手にどうなってほしいのか、つまり愛の本質に迫っていき、青いカフタンを伴ってあまりに清冽で美しいラストへたどり着く」と評しています(シネマトゥデイより)
<あらすじ>
海沿いの街サレの路地裏で、母から娘へと受け継がれるカフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦ハリムとミナ。ハリムは伝統を守る仕事を愛しながらも、自分自身は伝統からはじかれた存在であることに苦悩していた。ミナはそんな夫を理解し支え続けてきたが、病に侵され余命わずかとなってしまう。そんな彼らの前にユーセフという若い職人が現れ、3人は青いカフタン作りを通じて絆を深めていく。ミナの死期が迫る中、夫婦はある決断をする……
青いカフタンの仕立て屋
原題:Le bleu du caftan
2022年/122分/G/フランス・モロッコ・ベルギー・デンマーク合作/監督:マリヤム・トゥザニ/出演:ルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィ
6月16日より全国順次公開
6月16日~22日
チャンピオン
世界最高峰のメトロポリタン・オペラ(MET)の最新ステージをスクリーンで楽しめるMETライブビューイング。2022年秋開幕の新シーズンでの注目10演目が東劇・新宿ピカデリーほか全国の映画館にて順次上映されていますが、6月16日~22日に上映されるのが、ジャズと映画音楽の巨匠テレンス・ブランチャードによる実在したゲイの黒人スター・ボクサーの葛藤を描いた物語『チャンピオン』です。
「俺は男を殺した、世界は俺を許した」「俺は男を愛した、世界は俺を殺したがる」。対戦相手にゲイであることをからかわれ、試合で相手を殺してしまった黒人ボクサーの苦悩…。「Fire Shut Up in My Bones」でMETを熱狂させたジャズと映画音楽の大御所T・ブランチャードのオペラ第1作がMETに初登場。円熟のE・オーウェンズとパワフルな美声のR・S・グリーンが主人公の老境と若者を演じ分けます。指揮はオープンリーゲイのヤニック・ネゼ=セガンです。
<あらすじ>
1950年代後半、才能あるボクサーとして頭角を現したエミール・グリフィスは、ゲイであるという秘密を抱えていた。王者ベニー・"キッド"・パレットと対戦したエミールは、ゲイであることを隠語でからかわれ、試合でパレットを打ちのめして死なせてしまう。エミールはその後、名声をほしいままにするが、パレットの死は彼を悩ませ続けた。彼はゲイを”克服”するために結婚を試みるが失敗。ある夜、ゲイバーの帰りに襲われ、したたかに打ちのめされる。70歳を超え、ボクサー生活の後遺症で認知症に悩まされるエミールは、パレットの子に許しを乞おうとするのだが……
METライブビューイング
テレンス・ブランチャード「チャンピオン」
2023年6月16日(金)~6月22日(木) ※東劇のみ6/29(木)まで
6月24日・25日
中村キース・ヘリング美術館 クィア・フィルム上映会
キース・ヘリングの遺志を継ぎ、毎年プライド月間である6月に様々な活動を行なってきた中村キース・ヘリング美術館。今年は「キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネサンス」展の2章で「ホモエロティシズムとHIV・エイズ」をテーマとすることから、ノーマルスクリーンの協力のもと、クィアフィルムの表現を通して「クィアネス」について考える機会となる、初の2日間連続映画上映会を開催します。多様な「クィアネス」を紹介するため、中村キース・ヘリング美術館ならではの視点で4ヵ国、6本の映画が選定されています。キース・ヘリングと関係の深いダンサー・振付師のビル・T・ジョーンズのダンスで紡がれる作品『無題』や、日本のなじみ深い風景と柔らかな歌声、音楽とともに描かれる『ビバリー・グレン=コープランド (In the Making)』、政治への鋭い批判とフィクションを織り交ぜた日本初公開のブラジル映画『虎の子 三頭 たそがれない』、80年代のベルリンに住む4人の恋人たちのコミュニズムをテーマにした小説をもとに、NYで共に暮らし生きのびようとする若者たちのクイア・ポリアモリーコミュニティの姿を捉えた『So Pretty』などです(詳細はこちら)。上映会では少しでも多くの方にクィアフィルムの多様な表現にふれていただけるよう、ナイトミュージアムの時間に上映される長編作品を含む6本の映画すべてをご覧いただける2デイパスをワンコイン(500円)で販売します。特に、メイン会場である特設会場では、アニメーション、ドキュメンタリーなど4本の短編作品合計約70分を終日連続上映。好きな時間から鑑賞することができます。6月24日17:00にはトークイベントも開催予定。トークゲスト詳細は6月中旬に発表いたします。
中村キース・ヘリング美術館 クィア・フィルム上映会
会期:2023年6月24日(土)〜25日(日)
会場:中村キース・ヘリング美術館
開催時間:
day1 9:00-19:45(チケット最終販売 17:00)
day2 9:00-17:00(チケット最終販売 16:00)
チケット:当日券 クィア・フィルム上映会2デイパス 500円、前売券 展覧会鑑賞+クィア・フィルム上映会2デイパス 1800円
主催:中村キース・ヘリング美術館
企画協力:ノーマルスクリーン
6月24日 横浜
リトル・ガール
男の子の身体に生まれ、女の子になることを夢見ている7歳のサシャと、子どもの自由と幸せを守るために奔走する母親など家族の「ゆずれない闘い」を映し出し、ベルリン国際映画祭、モントリオール国際ドキュメンタリー映画祭などを席巻、2020年の東京国際映画祭でも上映されたフランスのドキュメンタリー映画です。トランスジェンダーのアイデンティティは肉体が成長する思春期ではなく幼少期で自覚されるということについて取材を始めた監督は、サシャの母親カリーヌに出会い、この作品が生まれました。カリーヌは長年、自分たちを救ってくれる人を探し続けて疲弊していたのですが、ある小児精神科医との出会いによって、それまでの不安や罪悪感から解き放たれ、そして、他の同じ年代の子どもと同様にサシャが送るべき幸せな子ども時代を過ごせるよう、学校や周囲へ働きかけるのです。まだ幼く自分の身を守る術を持たないサシャに対するカリーヌと家族の献身、言葉少なに訴えるサシャ本人の真っ直ぐな瞳と強い意志が観る者の心を震わせます。
6月23日から29日の男女共同参画週間に合わせてアートフォーラムあざみ野1階レクチャールームで上映されます。上映後はトランス男性で(一社)にじーず代表の遠藤まめたさんによるトークも行なわれます。
<あらすじ>
フランス北部、エーヌ県に住む少女・サシャ。出生時、彼女に割り当てられた性別は“男性”だったが、2歳を過ぎた頃から自分は女の子であると訴えてきた。しかし、学校へスカートを穿いて通うことは認められず、バレエ教室では男の子の衣装を着せられる。男子からは「女っぽい」と言われ、女子からは「男のくせに」と疎外され、社会はサシャを他の子どもと同じように扱わない……。
リトル・ガール
原題:Petite fille
2020年/フランス/85分/監督:セバスチャン・リフシッツ
(C)AGAT FILMS & CIE - ARTE France - Final Cut For real - 2020
映画上映「リトル・ガール」&遠藤まめたさんトーク
男女共同参画週間&プライド月間イベント
日時:6月24日(土) 10:00-12:30(開場9:40)
会場:アートフォーラムあざみ野1階レクチャールーム 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3
参加費:1500円(参加費・保育料免除あり。※必要条件、手続きはお電話でお問い合わせください)
申込フォーム:
https://www.women.city.yokohama.jp/a/event/29687/
6月25日
ストレンジ
『エゴイスト』にも出演し、俳優としての実力を印象づけたドリアン・ロロブリジーダさんが、ついに映画に主演! つゆきゆるこさんの漫画『ストレンジ』(第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出、「このマンガがすごい!2018」など各賞を受賞した名作コミック)を原作とした短編映画です。男子高校生とドラァグクイーンの奇妙な出会いと心が通っていく様を繊細に、みずみずしく、素敵に描いた作品。ハートウォーミングなゲイ映画です。(レビューはこちら)
6/6〜6/25に開催されるアジア最大級の国際短編映画祭「SHORTS SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2023」ジャパン部門に選出されており、6/25に表参道「スペースオー」での上映が、6/26〜7/10に公式オンラインでの配信が決定しています。
<あらすじ>
塾に通い、勉強漬けの日々を過ごす内気な高校生のオデコちゃん。ある夜、塾の帰りに、派手なハイヒールが片足分だけ落ちているのを見つける。ふと見ると、公園でブランコを漕いでいる派手な服を着た女性(?)が。オデコちゃんは、靴を差し出す。それは、ドラァグクイーン姿のクマさんだった――。
ストレンジ
2023/日本/原作:つゆきゆるこ『ストレンジ』/監督:落合賢/出演:荒木飛羽、ドリアン・ロロブリジーダ、みやべほの
「SHORTS SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2023」にて6/25に表参道「スペースオー」で上映、6/26〜7/10に公式オンラインで配信
INDEX
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