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レポート:西湘クィアプライド2025
6月29日に神奈川県真鶴町で開催された第3回西湘クィアプライドの模様をVENさんがレポートしてくれました

2025年6月29日(日)、神奈川県真鶴町で第3回西湘クィアプライドが開催されました。
西湘クィアプライドは「みんなが自由になるまでは誰も自由じゃない」との言葉を掲げ、自分たちの存在を祝いたい人も、生きる権利と安全のため声を上げたい人も、あらゆる差別・嫌悪・追害に反対したい人も、虐殺に断固反対したい人も、全員が一緒に歩き、仲間でありたいと願うプライドパレードです。今年も世界中でプライドパレードが開催される6月の最終日曜日に開催されました。
29日(日)11時、JR真鶴駅前に参加者が集まってきました。みなさん、思い思いの服装をしたり、プラカードやグッズを持っていました。Transgender Japanの畑野とまとさん・ぷちとまとさんをはじめ、各地のパレードでお見かけする方々もいらしていました。前日の青森レインボーパレードを取材したデモカメラマンの秋山さんも駆けつけていました。
なお、この日は9時からオープンしていた「コミュニティ真鶴」でプラカード作成などもできるようになっていました。
程なくして駅前から少し広くなっている場所へ移動し、注意事項の説明が始まりました。気温が上がり、湿度も高かったので、熱中症にも気をつけて、ということで、希望者に塩分チャージのタブレットも配られました。警備にあたる警察の方からもお話がありました。
そうして11時半、いよいよ、パレードが出発。先頭では共同代表の方が「みんなが自由になるまでは誰も自由じゃない」と書かれたプラカードを持って歩いていました。畑野とまとさんは「誰も私たちを消すことはできない」というプラカードを掲げていました。今の状況が伝わってくるメッセージでした。パレスチナのフラッグを持って歩く人もいました。各地のパレードでお見かけする参加者の方のプラカードには「We have PRIDE」と書いてありました。たくさんのフラッグが風になびき、とてもきれいでした。
沿道にあるお店には、レインボーフラッグやプログレスプライドフラッグが貼ってあったり、暑い中、外に出て応援してくださる方もいらっしゃいました。人口7000人弱の小さな町で、実行委員の方たちが地元の方たちと絆を深めてこられてきた様子が感じとれました。中間地点には休憩所も設けられ、参加者の体調にも配慮がなされていました。車イスユーザーなどには段差についての声かけやサポートもなされていました。
パレードは真鶴駅を出発し、坂を下るかたちで真鶴港へ向けて進んでいきます。時折、港が見えるスポットもありました。歩道を歩くかたちのパレードでしたが、歩道は1人が通るスペースしかありません。3列で歩くと車道にはみ出すことになりますので、そこは警察官の方がしっかりサポートしてくれました。すれ違う車から手を振ってくれる人もいました。参加者のみなさんは暑さも感じていないくらい元気に笑顔で歩いていました。
1時間くらいかけて、無事にゴール。少し日陰で休憩をして、記念撮影をしました。参加者は100名弱くらいだったでしょうか。














★パレードのフォトアルバムはこちら
私は都合で参加できなかったのですが、パレードの後は真鶴駅近くの会場でアフターパーティも開催され、参加者のみなさんはDJさんのプレイや素敵な方のライブ、フードやドリンクを楽しみ、盛り上がりを見せたようです。
昨今、小さな町でのプライドイベントも増えてきました。その町の状況により形も様々です。西湘クィアプライドは、町との関係が素晴らしく、温かさを感じました。スタッフの方々の「真鶴愛」も強く感じました。参加者に配布された「マナヅルマップ」には、おすすめスポットも載っていて、イベントの後も楽しんでいただけるようになっていました。
西湘クィアプライドは今後も毎年6月最終日曜日に開催していくそうです。
2025年、早くも下半期に入ります。9月以降、また各地でプライドイベントが開催されますね。プライドへの参加のしかたはいろいろあります。ぜひ興味がある方は足を運んでみてください。何か新しい発見があるかもしれません。
(取材・文:VEN)
(写真のキャプション:後藤純一)
VEN
岐阜県在住のゲイ(50代)で、1994年の日本初のプライドパレードから現在に至るまで、全国で開催されるプライドパレードのほとんどに参加し、自身のPRIDEを示しながら地方のパレードも応援してきた方で、その参加回数は100を超えています(おそらく日本一)。2006年の第10回レインボーマーチ札幌のステージでは、全10回に参加したとして「皆勤賞」を授与されています。「愛知・岐阜にパートナーシップ制度を求める会」や「性別や性的指向・性自認に基づく差別を根絶する愛知アクション」にも参加しています。2023年6月21日の朝日新聞「ひと」にも登場しました。
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