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気になるときにすぐ役立つ「東京都性感染症ナビ」

梅毒の流行も続いていますし(HIVとあわせて)定期的に検査を受けるようにしたいですよね。そこで、東京都での検査予約に役立つ「東京都性感染症ナビ」をご紹介。ぜひ活用してください!

気になるときにすぐ役立つ「東京都性感染症ナビ」

 これまでもたびたび(例えばこちらのコラムでも)お伝えしてきたように、一昨年頃から梅毒の流行が続いています。梅毒は性器どうしの接触、皮膚や粘膜の接触、ケツ舐め、(唇に傷があれば)キスやフェラでも感染しますし、一度治っても何度でも感染しますし、感染力が強く、また、「偽装の達人」と呼ばれるくらい、症状を見逃しやすい病気です。つまり、セックスをしている限り(よほどバニラじゃない限り)誰でも感染してしまう可能性があるのに、感染に気づかないことも多いという厄介な病気です。たびたびお伝えしているように、梅毒に感染しているとHIVへのかかりやすさがグンと上がるということにも注意が必要です。みんなで定期的に検査を受けて、感染がわかったらすぐ治療するというふうにしていくことが大切です。
 また、PrEPの普及とともに、コンドームなしでのセックスによってHIV以外の性感染症(梅毒だけでなくクラミジアや淋菌など)にかかる方も増えているかもしれません。排尿時の痛みや膿など、気になる症状があったら検査を受けましょう。それでなくても、半年に1回とか定期的にHIV検査を受けたほうがよいのはもちろんです(ずっと検査を受けずにいてエイズを発症してしまうと、とても治療が大変になります。免疫力が低下した状態でエムポックスに感染し、亡くなった方もいます
 東京都では、東京都新宿東口検査・相談室のほかにも、予約が取りやすい「穴場」の検査所で急いで検査結果を知りたいときにピッタリな即日検査が受けられる東京都多摩地域検査・相談室、各地の保健所などで検査を受けることができます。そして昨年7月、そうした検査所の予約が24時間可能な「東京都HIV等検査予約サイト」が開設され、「東京都性感染症ナビ」からアクセスできるようになってネットでの予約がとても便利になりました。
 ぜひ「東京都性感染症ナビ」を見て、気になることがあったら(なくても)検査の予約をしてみましょう。



「東京都性感染症ナビ」フォトストーリー

 「東京都性感染症ナビ」から検査を予約したお二人のフォトストーリーをお届けします。

★健太郎くんの場合

※このストーリーはフィクションです
Model: 健太郎


★ゆうきくんの場合



※このストーリーはフィクションです
Model: ゆうき


「東京都性感染症ナビ」から検査の予約をしてみよう

「東京都HIV等検査予約サイト」では、東京都新宿東口検査・相談室のほか、穴場の東京都多摩地域検査・相談室や多摩地区の保健所など、7ヵ所の検査会場の一覧から検査の予約を行なうことができます。
 予約できるのは2週間後の同じ曜日までです。検査日が近くなるとリマインドメールを送信する機能もあります。英語、中国語(簡体字と繁体字)、韓国語にも対応しています。

<使い方>

東京都性感染症ナビ」のトップページ右上の「検査のご案内」をクリックします


「検査・相談」ページが開きます。「検査予約」ボタンを押します


 「検査の予約」という項目に飛ぶので、そこに書かれている「東京都HIV等検査予約サイト」の予約システムURLをクリックします

・クラミジア・淋菌の検査希望の有無
・性別
・絞り込み方法(会場から選ぶ/検査日から選ぶ)
以上を選択します。「会場から選ぶ」を選択すると下に会場の一覧が、「検査日から選ぶ」を選択するとカレンダーが表示されます


 今後、問診情報を入力する機能が追加される予定です。事前に問診情報を入力しておくことで検査の受付がスムーズになります。

 毎年世界エイズデー前後の12月と、HIV検査普及週間のある6月はとても混雑するのですが、いまは比較的空いています。検査を受けるチャンスです!
 万が一、2週間先まで予約がいっぱいだった場合も、あきらめず、少し日にちを置いてチャレンジしてみてください
 
 「東京都性感染症ナビ」をお気に入り登録して、いつでも予約サイトへアクセスできるようにしましょう。
 トップページに梅毒についての漫画も載っていたり、さまざまな性感染症について解説するページのリンク集もあるので、時間があるときや気になることを調べたいときに見てみてください。


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