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レポート:NLGR+2026
今年もNLGR+は本当に楽しかった! 天候にも恵まれ、あたたかくてハッピーでゲイゲイしい、最高に素敵な2日間になりました

NLGR+の趣旨についてはこちらの特集でお伝えした通りですが、2001年から始まったイベントなので(1回目はNGRでした。翌年からNLGRになりました)、今年で25周年なんですよね。おめでとうございます。25年間もの長きにわたって開催され続けてきたこと(四半世紀です。すごい)、本当に素晴らしいです。毎年大変だと思いますが、ボランティアで運営に当たってきたスタッフのみなさんの尽力に、心から敬意を表します。
NGR〜NLGRの思い出を語り始めると、それこそ一冊の本になるくらいです。同性結婚式もそうですが『四角い夏』という映画には号泣させられましたし、ピンク・レゲィー(ノーメイクでピンク・レディーの衣装を着てフリマネするろう者のゲイの方たちのユニット)を初めて見た時も笑い泣きさせられたし、NLGRでしか味わえない、数々の「青春」的な感動のシーンが本当にたくさんあって、それまであまり印象がなかった名古屋という街が本当に好きになったし、毎年名古屋に行くのが楽しみになりました(『バディ』時代は協賛させていただいて、2006年には「出る人がいない」とお願いされて結婚式にも出ました。東京からも友人たちが来てお祝いしてくれて、とてもうれしかったです)
コロナ禍で数年の間、NLGR+はお休みになってしまったのですが(感染症予防を主旨としているわけですから、新型コロナの流行が収まらないと開催できないというのは、それはそうですよね)、復活後も勢いが衰えず、むしろクラブイベントなどは以前よりも盛り上がりを見せ、全国からGMPD(Bear)系の方たちが集結するゲイフェスの様相を呈するようになった感があります(アジア三大熊祭りの一つと言えるんじゃないでしょうか)
昨年は神戸で初のレインボーパレードがあったため、神戸に行っていたのですが、今年は2年ぶりにNLGR+に行きました。2年前のときは、ひさしぶりにクラブイベントも頑張ってたくさん取材したのですが、過労で倒れてしまったので、今回は無理せず、ゆるめに、自分自身も楽しみながら、というか自分自身が楽しんだことを日記のように書いていこうと思いました(なので、池田公園でのNLGR+の催しを100%ご紹介できていませんし、クラブイベントもそんなにたくさんはカバーしていないのですが、ご了承ください)
1日目:5月30日(土)
お昼頃、池田公園に着きました。ステージの位置が前と変わっていて、池田公園が南北に長い長方形だとすると、東側の長い辺に沿ってステージが置かれ、観客席も東向きになっていました。
本部ブースに行って取材申請(媒体名や名前を書いて「撮影」と書いた腕章をもらいます)をしたら、そこにKobaさん(以前GOGOとして活躍し、大阪で「Nude」とかのビッグイベントを開催していたクラブ界の大御所)がいてびっくり。今回ボランティアスタッフをしているとのこと(この後ゴミ回収ブースとかにもいらっしゃって、なんだか恐縮でした)。えらいなぁと思いました(いま思ったのですが、来年のTokyo PrideのGOGOさんの取りまとめはKobaさんがやったらいいんじゃないでしょうか)
ステージでは、昨年のレインボーフェスタ!にも出演していた大阪のmariPanさんが絶賛熱唱中でした。今回もパンダのかぶりものをステージに置いて(かわいい)、ぱんだロックで会場を盛り上げていました。
それからNA(薬物依存からの回復を支援する団体)のお話がありました。その直前に、まさに薬物依存からの回復を目指して頑張っている友人に会っていて、偶然というか、運命だな、と。彼はそういう依存症支援の全国にいろいろあるグループの情報をまとめたポータルサイトを作りたいんだ、と語っていて、それはいいね、応援するよ、と話したり。
NAの方のお話の後、ブース紹介のコーナーがありました。



それからMSM ALL JAPANとして全国のHIV予防啓発の団体の方たちが登壇し、各地のコミュニティセンターのお話や、今の予防のこと(PrEPとかコンビネーション予防とか)のお話をしてくれました。日差しがだいぶ強くなっていて、みなさんとても暑そうでした。

ここでブースを紹介します。
参加者のみなさんがNLGR+の趣旨を理解して、朝から暑いなか行列を作って検査所に並んでいる姿には、ちょっと胸が熱くなりました。今回は郵送検査キットといえども、指に穿刺して浮き出てきた血を濾紙に染み込ませるという作業が必要な検査方法であり、ちょっとハードルが高かったと思うのですが、それでも本当に大勢の方がひっきりなしに訪れ、検査を受けていらっしゃいました。(昨年も用意していた検査キットが2日間ですべてなくなったと言われていましたが、おそらく今年もそんな感じだったのではないかと)




あまりちゃんと聞けてなくて申し訳ないのですが、LGBT落語研究会の方がオリジナルのクィアな落語を披露していました(クィア合同ブースでもやってました)
それから、毎回楽しみにしているDXハンター(デラハン)のパフォーマンスが始まりました。が、全体的に人数が少なく、男子が1人しかいない…あれ、どうしたんだろう?と思っていたら、その後に新人さん(うち男子2名)が加入が発表されました(うれしくて泣いてるメンバーの方もいました)。そうしてにぎやかになった新生デラハンのみなさん、アンジュルムの「大器晩成」とかもやってくれて、大いに盛り上げてくれました。あのスチールのステージって照り返しがすごくて、かなり暑かったと思うのですが、みなさん笑顔を絶やさず、45分のステージをやりきっていらして…本当に大変だったと思います。今年もありがとうございました。




お酒大好きな方たちによる「歌って踊る飲みグループ」SIGLE MALT(シンモル)のみなさん。今回、初めて拝見したのですが、お酒をテーマにした恋(ちょっと切ない恋だったり)の歌だったりを、バーテンのようなスーツ姿で披露するというコンセプチュアルなグループで、歌もダンスも息が合ってたし、かわいかったし、とてもよかったです。今後もいろんなイベントで活躍するのでは?と思っていたら、6月末の二丁目イベント「歌うま選手権」に出られるそうです。




2012年以来、NLGR+のメインイベントとなっている(もはや伝統のようになっている)「区立女装高校」の時間がやってきました。今年も新人クイーンさんのショーで幕を明け、名古屋が誇る大勢のドラァグクイーンのみなさんが「大縄跳び」「わんこそば」「おっぱいチャンバラ」そして「綱引き」という運動会のような演目で楽しませてくださいました。日本広しといえども大勢のクイーンが屋外で大縄跳び(ヒールが引っかかる引っかかる)とか綱引き(太めクイーン4人vs細身7人とかでやって太めチームのほうが勝ったという)やるイベントはここだけですよね。みなさん昼間から本当におつかれさまでした! 拍手!









今年の1日目のトリを飾ったのは、ちくわフィルム発のオヤジアイドルグループ「PON☆STAR」。NLGR+への出演は初ということで、全国から集まった大勢のファンのみなさんに見守られながら「GOLDEN AGE」など代表曲を熱唱し、声援を浴びていました。



この日の夜は、驚くほどたくさんの豪華クラブイベントが盛大に開催されました。体力的な問題で今回はあまりたくさんは行っていないのですが、のちほどクラブイベントのレポートもお届けします。
2日目:5月31日(日)
お昼頃、恒例のWINGさん(創立20周年だそう。おめでとうございます!)の爽やかなブラス演奏を聴きながら池田公園に華麗に到着。すでにたくさんの方たちが来られていて、演奏を聴いたり、ブースを回ったり、くつろいだりしていました。
昨夜「Gay Spiral」を盛り上げてくれたエスムラルダさん、WAKUWAKU☆サセコさん、肉襦袢ゲブ美さんにご挨拶したり、飲食ブースで冷たいラッシーを頼んだり。
その後、まだriseに行ってない、と思い、コミュニティセンターriseに立ち寄って、SIGMAさんの個展を鑑賞。SIGMAさんもそこにいらして(スゴいオシャレさんでびっくり)、ちょっとお話させてもらったり。お尻への愛というところで共鳴できた気がします。展示風景をお見せできないのが残念ですが、たいへんえちえちでした。
公園に戻ると、関西で「ハロプロ踊ってみた」をしているグループ「Cyalossh!!(きゃろっしゅ)」のパフォーマンスが始まっていました。NLGR+は初出演だそう。BEYOOOOONDS『Go Waist』とか、キャッチーな曲を中心に、フレッシュでパワフルなパフォーマンスを見せてくれました。


NLGR+ではすっかりおなじみとなった感のある、そして昨年はトリもつとめたSongil(そんいる)さん。10周年を記念する今年も安定の爽やかな歌声を聴かせてくれました。
今年も関西からH-pag!のみなさんが駆けつけてくれました(20周年だそう。おめでとうございます)。Juice=Juiceの「盛れ!ミ・アモーレ」を踊った後、「四の五の言わず颯(さっ)と別れてあげた」もやってくれてファン大喜び(隣で見てた友達がとても喜んでました)。10月のレインボーフェスタ!も楽しみです。





虹組ファイツのみなさんのライブ。新しいメンバーの方も増えて、新しい曲も聴けて、でもあいかわらず全力投球でポップで楽しいステージでした。虹組ファイツってたぶんNLGR+最多出場なんじゃないかと思いますが(全国のプライドイベントを合わせても最多では?)、これからもずっとイベントを盛り上げていってほしいなと思いました。





ダンシングオムスター(わむ)さん。今回は足をケガしていたということで(前日のデラハンでも椅子に座ってましたね)、残念ながらダンスを拝見することができなかったのですが(Perfume見たかったです)、すごいハイトーンボイスで歌ってらして、多才な方だなぁと感心しました。
今年のNLGR+の大トリは新宿エイサー「新虹」のみなさん。全国からたくさんの方が集まって、広場をいっぱいに使って、勇壮な演舞を見せてくれました。観客の数もすごかったです。写真をお見せできないのが残念です。
そしていよいよ、フィナーレのバルーンリリース。たまたま近くに、見た目かなりイカついガチ太兄貴がいたのですが、アイカタさんに「一緒に風船飛ばそ」って言ってて、カワイイというかけなげというか、ちょっとキュンとしました。カウントダウンとともにみんなの想いをのせたレインボーカラーのバルーンが一斉に放たれ、空に吸い込まれていきました。その後、ステージでMCの方たちがメッセージを読み上げ、今年もNLGR+はあたたかさと感動に包まれながら、幕を閉じました。




★NLGR+のフォトアルバムはこちら
2日間、本当に楽しかったし、感動もあったし、やっぱりNLGR+は格別だなぁと感じました。
全国各地から集まってくる友人・知人にひさしぶりに会えたり、ということもあるし、NLGRの人たちが頑張ってるからということもあるし(ステージもちょっとずつ変わってるので、楽しみがありますね)、夜のイベントもスゴいし、みなさん本当に楽しそうでした。いろんな人が来てて、みんながそれぞれ、名古屋での出会いや、楽しい時間や、幸せを感じていたと思います。「ぼくらがぼくらでいられる時間」だし、「みんなと集まれるフェス」だなぁと。
今やこうしたゲイが何千人も集まるHIV予防テーマの野外フェスはNLGR+だけになってしまったのですが、名古屋のコミュニティのみなさんが一丸となってお祭りウィークエンドを盛り上げて、大勢の方たちがちゃんと検査も受けていて、本当に素晴らしいです。
ボランティアで運営に当たっている実行委員やボランティアのみなさんに、心から拍手を送ります。おつかれさまでした。ありがとうございました。
(後藤純一)
INDEX
- レポート:「Gay Spiral」「オジラブ」
- 「FIVE BIRDS」上映会@名古屋ちくわ映画祭
- レポート:NLGR+2026
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- 2026夏のクィア・アート展
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