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レポート:レインボーフェスタ! 2026(2日目)

10月11日(日)に扇町公園で開催されたレインボーフェスタ!2026(2日目)のレポートをお届けします。20周年を記念する晴天の下のパレード、素晴らしいステージ、最高のフェスタになりました!

レポート:レインボーフェスタ! 2026(2日目)

2006年に関西レインボーパレードが始まってから20周年という記念すべき節目の年、大阪の扇町公園で「レインボーフェスタ! 2026」が2日間にわたって晴れやかに、盛大に開催されました。ここ数年は雨の中のパレードとなることが多かったのですが、今年は暑いくらいの晴天に恵まれ、ステージも本当に素晴らしく、最高のレインボーフェスタとなりました。1日目、2日目に分けてレポートをお届けします。


 10月11日(日)、頑張って早起きして10時に会場に到着。今年もLiVE DiVAのお二人のパフォーマンスを堪能できました。歌が上手いというだけでなく、衣装も替えたり、飽きさせない工夫がされてて、とてもよかったです。楽しかったです。


 オープニングのご挨拶に続き、虹組ファイツのみなさんのライブが行なわれました。メンバーが入れ替わったり、新しい曲が加わったりして、少しずつ進化してきた虹組ファイツですが、レインボーフェスタ!と同じくらい長い間、全国のプライドイベントを盛り上げてくれている功労者なので(たぶんこれほど長くやってるグループもないんじゃないでしょうか)、リスペクトです。ありがとうございます。



 桜木ちえりさんのライブ。昭和のアイドル的な歌を歌ってくれるのですが、80年代なテイストが絶妙に再現された歌が耳に心地よく、思わずニヤリとしてしまうような楽しさがあります。

 お昼近くなり、ぐんぐん気温も上がってきたので、熱中症を防ぐために日陰に避難。Harmoni a Percussioさんの演奏と、PRISMIXさん&H-Pag!のリーダーさんのトークはあまり聞けてないのですが、H-Pag!がレインボーフェスタ!のアイドルプロジェクト始動に際してプロデューサーを務めることが発表されたそうです(詳細はこちら)

 12:20、パレードに向けた整列が始まり、13:00に20周年となる関西レインボーパレードが晴れやかにスタートしました。
 今年も扇町公園→天神橋6丁目→堂山町→曽根崎東を巡る全長約3kmのコースです。歩かないまでも、出発地点で見送ったり、帰着する所でレインボーフラッグを振ってお出迎えする方などもたくさんいらっしゃいました。
 先頭は実行委員会のみなさんが横断幕を持って行進しました。JPNのみなさんもそれぞれの旗を持って歩きました。

 続いてPanasonicのフロートがやってきました(たぶん乗ってるのは社員さんだと思います)





 それから、ドラァグクイーンや実行委員の方たちが乗ったフロートがやってきました。各国領事館の方たちなども歩いていました。




 Panasonic Industoryのフロート(たぶん乗ってるのは社員さん)




 W OSAKAのフロート(たぶん乗ってるのは社員さん)。Wはマリオット系列のホテルですが(ライバルであるはずの)ヒルトンやコンラッドなどの方たちも歩いてて、素敵だなぁと思いました。


 チェリオのフロート。こちらもサントリーの方なども歩いていて素敵だなぁと思いました。


 アクセンチュアのフロート(たぶん乗ってるのは社員さん)





 アストラゼネカなど製薬会社のフロート(たぶん乗ってるのは社員さん)

 LGBT-ALLY PROJECT(OUT JAPAN)のフロート。東郷潤さん&結香さんのカップルや、中川未悠さん、東海林監督が乗っていて、めっちゃ元気でクィアでした(さすがはLGBTQカンパニー)。LGBT-ALLY PROJECTに参加する明治や髙島屋、三洋化成(かずえちゃんも)のみなさんなども楽しそうに歩いていらっしゃいました。







 パレードが扇町通り側から公園に帰着すると、スタッフの方や公園で待っていた方たちがおかえり〜と言ってお出迎えしていました。(関パレでは最初のなんば元町中公園の時代からこの「おかえりなさい」をやっていましたね。大阪らしいあたたかさが感じられてとてもいいと思います)



★パレードのフォトアルバムはこちら

 パレードに参加した方たちが帰り終わった14:20頃から、関西が誇るドラァグクイーンのみなさんによる素晴らしいショータイムが繰り広げられました。
 トップバッターはOZさん。曲は名作クィアミュージカル『ザ・プロム』の中の「It's not about me」。素敵でした。

 続いてペティ・ビッチョリーナさん。ラテンなテイストのオシャレな曲で楽しませてくれました。

 Maeil Uyuさん。昨年はBLACKPINKのLISAでしたが、今年はJENNIE。本当にカッコよかったです。シビレました。



 雄大と書いてゆうたさん。安定のレディ・ガガで盛り上げてくれました。後半はみなさんステージに上がり、華麗なフィナーレとなりました。



 八方不美人のエスムラルダ&ちあきホイみさんが今年も登場。「魂のルフラン」を聴かせた後、ホイみさんのソロ曲「純情ごっこ」、エスムラルダさんソロの「魔法時間」で盛り上げ、再び二人で「地べたの天使たち」「あの鐘を鳴らすのはあなた」を披露し、多彩な歌で楽しませてくれました。MCもさすがの面白さでした!



 あの嘉門タツオさんが登場! みんなが知ってるあのネタもこのネタも次から次へと、ぜーんぶやってくれて、すごいサービス精神だと感激。本当に面白くて楽しかったです!

 体調不良で来れなくなったパパイヤ鈴木さんに代わって、同じ事務所のENVii GABRIELLAさんが登場。パパイヤさんが振り付けた、今回のテーマ曲であるユーミンの「虹の下のどしゃ降りで」の振付をみんなで踊り、そのあとは、エンガブの魅力をこれでもかと放出しまくりアドレナリン出まくりの、最高にカッコよくてアガるライブで、オーディエンスをトリコにしてました。



 そして、20周年を祝うレインボーフェスタ!の大トリは、島谷ひとみさん。2019年の台風による開催中止で涙を呑んだ(しかし、その夜のゲイナイトにサプライズで登場する神対応を見せた)あと、コロナ禍をはさみ、2022年にやっと出演が実現し、みんなを感動させた島谷さん。今回も「亜麻色の髪の乙女」「アンジェラス」「太陽神Prism」「Perseus -ペルセウス-」とヒット曲で盛り上げ、新曲の「記憶のワルツ」を披露し、最後にレインボーフェスタ!のテーマ曲にもなった「夢日和」で締めてくれました(最後だけ撮影OKにしてくれました)


 最後に、2日間を無事にやり終えた実行委員会のみなさんがご挨拶しました。
 今年の参加人数は来場者の総計がのべ6万人、パレード参加者が2200人でした、たくさんのみなさんに参加していただき感謝です、実は、長年実行委員をつとめていた方が昨年、がんで亡くなりました…もしかしたらその方が、こんなに晴れさせてくれたのかもしれません、明日からまた来年のレインボーフェスタ!に向けて準備が始まります、しんどいけどみなさんの笑顔が私たちの糧です、来年この実行委員で15年目を迎えます、来年もまたここでお会いしましょう、という感動的なスピーチでした。
 最後まで大勢残ってくれた参加者のみなさんは、バルーンリリースの代わりにハンドクラッパーをパタパタ鳴らし、拍手を送っていました。


★ステージ写真のフォトアルバムはこちら




レインボーフェスタ!を振り返って

 思えば2006年、(2000年頃に大阪でパレードをやろうという方たちが現れたのですが、とある事情で実現せず、そこから何年も開催されずにいたのですが)大阪府議だった尾辻かな子さんのパワーによって、大阪初のプライドパレード「関西レインボーパレード」がめでたく開催されることになり、「御堂筋を虹色に」を合言葉に、中之島公園から難波まで行進したのでした。出発地点では府知事からのメッセージが読まれたり、新虹やブラス演奏などコミュニティのみなさんのパフォーマンスがあったりして。記念すべき初のパレードには、いつも来てくれてるお礼に、と札幌のコミュニティの方も駆けつけてくれたり(「MAD」のマスターとかお店終わりで寝ずに)。大阪のBIGパーティ「NUDE JAPAN」のコバさんがクイーンやGOGOの華やかなフロートを出してくれたり。沿道で応援してくれる方もものすごくたくさんいて(ミナミのバーの方なども)。ゴールした元町中公園では「おかえりなさい」で迎えられて、最後のバルーンリリースのときは(空気が湿っていたせいか)なぜか風船がとてもゆっくり上がっていき…まるで昨日のことのように思い出されます。お祭り感がありつつ、あったかくて楽しい、まぎれもなく「わたしたち」のパレードでした。
 2010年まで数年間、HIV予防啓発の野外フェス「PluS+」ともコラボして、10月の連休はパレードも「PluS+」も楽しめるという時期もあって、すごくよかったです(東京や札幌にはない、大阪だけの展開でした)
 その後、「PluS+」に影響されて扇町公園で今のようなかたちの「レインボーフェスタ!」として開催されるようになって。年々規模は大きくなってきましたが、最初に御堂筋を歩いたときの、あの高揚感や手作り感やコミュニティ感は失われていないと思います。

 日経新聞の記事の中に「大阪市在住の20代男性会社員は「(この会場は)LGBTQ+だけではなく、障害者などあらゆるマイノリティーにとって居心地のいい場所になっている」と話した」「英国ブライトンから旅行で訪れた50代男性は「過度に商業化されていないのがいい」と評価した」という来場者の感想が紹介されていましたが、本当にそうで、どんなに規模が大きくなってもコミュニティ感や手作り感があり、あったかみや居心地の良さが感じられるのがレインボーフェスタ!のいいところだと思います。島谷ひとみさんのライブが終わっても会場のみなさんが帰らずにたくさん残ってくださって、実行委員会のみなさんの言葉に耳を傾け、拍手を送っている様が、レインボーフェスタ!が支持され、愛されていることの何よりの証拠だと感じました。
 
  ふだんはいろいろ辛いこともあるかもしれないけど、レインボーフェスタ!の時だけはLGBTQが主役だし、どんな人でもウエルカム、みんなで多様な性を祝おう、ハッピーにLGBTQのお祭りを楽しもう、という気持ちがイベント中ずっとあふれていました。
 毎年このレインボーフェスタ!に参加している(お見かけする)方たちがたくさんいて、結構なお年を召していたり、ちょっと歩くのが大変そうだったり、いろんな方がいらっしゃるのですが、そういう方たちもレインボーフェスタ!は安心して参加できるし、きっと毎年楽しみにしていらっしゃるんだと思います。それだけでも本当に尊いというか、素晴らしいことだと感じています。
  実行委員のみなさんは大変でしょうが、無理せずこれからも続けていっていただければ、と思います。本当におつかれさまです。ありがとうございます。来年も心から楽しみにしています。
 
(後藤純一)

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