g-lad xx

NEWS

カンヌ映画祭でもクィア賞、グレッグ・アラキが受賞

 ベルリン国際映画祭の「テディベア賞」、ベネチア国際映画祭の「クィアライオン賞」に続き、カンヌ国際映画祭でも今年から「クィア・パルム賞」が設けられました。
 この新しい賞は、クィア(セクシュアルマイノリティ)の問題を扱った映画に対して授与されるもので、カンヌ映画祭公式プログラムだけでなく、非公式プログラムも選定の対象になっているそうです。
 この新しい賞の後援者は、フランス人映画監督オリヴィエ・デュカステリとジャック・マルティノ。審査員には映画評論家のほか、ゲイ映画祭の代表者たちも加わったそうです。

 記念すべき第1回クィア・パルム賞は5月22日、「ザンジバル」(ヨーロッパで最も古いゲイバーでよくイベント会場に選ばれる所だそうです)で授与式が行われました。北野武監督のニュースの影になって全くと言っていいほど報道されませんでしたが、受賞したのは日系のグレッグ・アラキ監督でした。
 グレッグ・アラキはティーンやゲイのライフスタイルを乾いたタッチのザラっとした感触で描く監督で、1990年前後のインディーズ映画ブームの火付け役であり、時代に大きな影響を与え、リスペクトを集めてきた方です。『途方に暮れる三人の夜』 (1987)、『リビング・エンド』(1992)、『トータリー・ファックト・アップ』 (1993)などが日本で公開され(ビデオ化もされています)、『ミステリアス・スキン』 は2005年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映されました。
 栄えある第1回クィア・パルム賞に輝いたのは、グレッグ・アラキ監督のSF映画『Kaboom』。18歳でバイセクシュアルの大学生スミスの性のめざめと、彼が遭遇する恐るべき事態をコミカルに描くサスペンス・コメディで、『ツイン・ピークス』を彷彿とさせる作品だそうです。『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』でジョン・コナーを演じているトーマス・デッカーということでも話題になっており、若い美男美女がたくさん登場するSF映画ということで、今までとは異なる(メジャー感のある)作品なのでは?と予想されます。(トレーラーはこちら
 今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映されるとことを楽しみにしています。(それかもちろん、一般公開でも!)

(後藤純一)

 

Cannes Film Festival to get first gay award(Pink News)
http://www.pinknews.co.uk/2010/05/06/cannes-film-festival-to-get-first-gay-award/

カンヌLGBT賞の「クィア・パルム賞」(ハリウッドセレブのゴシップ&ハリウッドニュース)
http://hlywd.dtiblog.com/blog-entry-1969.html

Gregg Araki's 'KABOOM' Takes First Cannes Gay Prize(On Top Magazine)
http://www.ontopmag.com/article.aspx?id=5772&MediaType=1&Category=4

INDEX

SCHEDULE

    記事はありません。