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辞任した英国ローズ財務担当相「ゲイだと言えず…」

 英「デイリー・テレグラフ」紙は28日、デビッド・ローズ財務担当相(自由民主党)が昨年9月までの約8年間にわたり、交際相手の男性が所有する住宅を議員活動に必要な「第二住宅」として登録し、賃料4万ポンド(約530万円)以上を議員経費として受け取っていたと報じました。

 議会があるロンドンと選挙区の二重生活を強いられる下院議員は、自宅とは別の「第二住宅」にかかる経費を請求できますが、議会事務局は、不正防止のため2006年以降、議員経費を親しい間柄のパートナーの住宅賃借に充てることを禁じていました。
 ローズ氏は2004年からパートナー宅を「第二住宅」としていましたが、2006年に制度が変わった際、それが恋人の家であることを申告できず(ゲイであることをカミングアウトせざるをえないため)、そのままにしていたのです。

 ローズ氏は29日、謝罪声明を発表し、経費の返還を表明しました。
「私は2001年頃からジェームズ・ルンディとパートナーとの関係を結んでいたが、それを公にできなかった。我々の関係は両親や友人さえも知らなかった」「経済的利益を得ていたわけではないが、過ちがあった」

 毎日新聞の記事によると、ローズ氏の経費請求が規則違反かどうかは微妙なところだそうです。申告しなかったのは同性愛者であることを公表したくなかったためであり、不正ではなかったという同情の声も上がっています。

 ローズ氏はキャメロン首相へ手紙を書き、辞任の意を表明しました。
「今回の暴露の影響で公私にわたって対応に追われている状況で、私は内閣で財政赤字削減という重大な仕事をどうやって続けていったらよいかわかりません。(政権が発足したばかりという)重要な局面においては、私のようにトラブルを抱えたりしていない人物を財務担当相にお選びくださったほうがよいかと思われます」「私の人生はこの仕事をやるために準備されてきたようなものですが、この大きな仕事をやり残すことでどれだけ後悔しているかは、言うまでもありません」
 キャメロン首相はこのように返事を書きました。
「あなたは本当に優秀で誇らしい人物です。今回のことは、プライバシーを守りたいということ以外の何者でもないと心得ています。私はあなたが再び公務に就くことがきるようになることを望んでいます。なぜなら、英国があなたにたくさんの仕事を期待していることは明白だからです」

 そして昨日、ローズ氏は辞意を公に表明し、「予算や歳出の見直しという重要な仕事を行うことはできない」「私は愛する人たちより公務を優先しすぎてきた。バランスを正す時がきた」と語りました。
 自民党党首であるクレッグ副首相は、キャメロン首相と同様に「ローズ氏が将来、政府の一員として復帰することを望む」と語りました。
(後藤純一)

 


 
英国:ローズ財務担当相が経費不正流用 同性愛者も告白(毎日jp) 
http://mainichi.jp/select/today/news/20100530k0000m030034000c.html

英国:財務担当相が辞任 経費不適切利用、批判の前に幕引き(毎日jp) 
http://mainichi.jp/select/world/news/20100531ddm007030069000c.html

David Laws resigns over expose of expenses paid to secret lover(PinkNews.co.uk)
http://www.pinknews.co.uk/2010/05/29/david-laws-resigns-over-expose-of-expenses-paid-to-secret-lover/

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