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YMCAの名称変更にビレッジ・ピープルが困惑

 アメリカは略称が盛んな国ですが、YMCA(キリスト教青年会)がこの度略称を「The Y(ザ・ワイ)」と改名することにしたそうです。英語の名称から「YMCA」と呼ばれて166年、内部ではすでに「Y」と呼ばれていたそうです。 

 こうなると、あの有名なビレッジ・ピープルの『YMCA』はどうなるか?というのが人々の関心事になりました。みんなで一斉に「Y」「M」「C」「A」の文字を作るあの振付は、これからどうなるのか…? これに応え、ビレッジ・ピープルが「とても困惑している」とのコメントを発表しました。

「YMCAの改名のニュースを聞いて、我々はとても困惑している」とビレッジ・ピープルはコメントしています。「『YMCA』伝説はまだ健在だ。我々はYMCAをリスペクトしているが、Yという略称には正直、戸惑いを覚えている」
 しかし、ビレッジ・ピープルは今後もライブの際は「YMCA」と歌い続けるそうです。

 ビレッジ・ピープルは1970年代後半から80年代前半にかけて『YMCA』(西城秀樹やレイザーラモンHGもカバー)や『Go West』『In The Navy』(ピンクレディーもカバー)といったディスコソングを世界的にヒットさせた(全世界での総売上は5000万枚に達する)伝説のゲイ・アイドル・グループでした。ポップス史上、ゲイのイメージを前面に出して活動した初めてのグループで、それぞれカウボーイ、インディアン、ポリスマン、GI、道路工事人、レザーマンというゲイならではのコスプレをしています。なお、ビレッジ・ピープルはメンバーを入れ替えて現在も活躍中です。 

 ビレッジ・ピープルの代表曲で、全世界で1500万枚を売り上げた『YMCA』は、「YMCAに泊まるのは楽しいぞ/そこには若者の楽しみが何でもそろってる/全員とつきあえる」という歌詞で、暗にハッテン行為を歌ったものだと言われています。それだけでなく、「若者よ、俺もお前と同じ境遇にあった/声を大にして言おう、俺も落ち込み、独りで悲しみに暮れた/誰も自分を気遣ってくれないと感じたものだった/この世は、まったくわけがわからないと感じたものだった」「そんな時、誰かが俺の元へやってきた/そしてこう言ったのだ。若者よ、この道を歩いていけと/そこにはYMCAがある、そこに行けば自分らしさを取り戻せるのだと」というように、ゲイであることを悩んでいる若者に向けた応援ソングとも受け取れるメッセージでした。(後藤純一)

 

Village People Upset With YMCA Change(Advocates.com)
http://www.advocate.com/Arts_and_Entertainment/Entertainment_News/Village_People_Dismayed_by_YMCA_Change/

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