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レディ・ガガ、カルト教団の攻撃をかわす

 カルト教団「ウエストボロ・バプティスト教会」のメンバーが17日、レディ・ガガのセントルイスでのコンサート会場前で過激な抗議活動を行うという事件がありましたが、事前にガガがファンに注意を呼びかけていたこともあり、大きなトラブルなしに済みました。 

 

 「ウエストボロ・バプティスト教会」は、同性愛は神が最も憎む行為だと信じ、ゲイを死刑にすべきだと唱え、ゲイパレードで「地獄行き」などのプラカードを掲げることで知られるカルト教団です。その攻撃の矛先はアメリカ人全体にも向けられており、イラク戦争で亡くなった兵士の葬儀に押しかけ、母親に対して「お前の息子はホモの国(アメリカ合衆国)のために戦ったゆえに神の天罰で死んだのだ」などと叫ぶそうです。異常としか言いようがありません。(こんな集団が活動を許されていることに驚きます)

 そんなカルト教団は以前、レディ・ガガのことを「神への反逆者」「救いようがない」などと罵ったことがありました。そして、1月にもセントルイスのFOXシアターでのコンサートに際し、いやがらせのような行動を企画していました(幸い、悪天候だったため、彼等はあきらめました)

 そして今回、再びガガのコンサート会場で抗議を行うとの情報が入り、ガガはTwitterなどでファンに注意を呼びかけました。
「リトル・モンスター(ガガのファンの愛称)、今夜のライブ会場で憎悪犯罪者が待ち構えているかもしれないわ。乱暴で汚い言葉を使って攻撃してくる可能性があるから注意して。みんなを守りたいの。彼等にかまってはダメ。何をされても絶対に挑発に乗らないで。彼等は憎悪と不和の言葉を説くでしょうけど、モンスターボールの会場に入れば、愛と協調の言葉が待ってるわ」

 そして当日、ウエストボロ・バプティスト教会のメンバーはコンサート会場の外にピケを張り、「神はガガを呪う」というプラカードを掲げました。そうしたいやがらせはあったものの、コンサートは予定通りスムーズに行われ、事なきをえました。
 ガガは「セントルイスで愛と憎しみが戦った。愛が憎しみを圧倒し、後には愛が残った」と勝利宣言を発表しました。

 コンサート会場には当然、ゲイの客も大勢来ていたでしょうから、何をするかわからない危険な輩の挑発に乗って傷ついたり、トラブルが起こったりする可能性は十分ありました。ガガの判断は賢明だったと言えます。

 そして、このカルト教団だけでなく、モルモン教や福音派(ブッシュ前大統領もここに属します)、キリスト教右派、カトリックなど、同性愛を認めない(あからさまに糾弾する)教派はたくさんあり、アメリカでは強い力を持っています。あのカリフォルニア州でさえ同性婚禁止に住民の大半が賛成した(2008年の大統領選とともに行われた提案8号という住民投票)という愕然とするような事実は、そうした保守派勢力がいかに影響力を持っているかということを物語っています。

 もしかしたらレディ・ガガは、そうした人たちの考えを改めさせるように神から遣わされた(ゲイにとっての)救世主なのかもなどと想像します。

(後藤純一)

 

Lady GaGa Wants Little Monsters to 'Pray' for Her Concert ProtestersACESHOWBIZ
http://www.aceshowbiz.com/news/view/00034039.html

Lady Gaga Claims Victory Against Anti-Gay Church(On Top Magazine)
http://www.ontopmag.com/article.aspx?id=6067&MediaType=1&Category=22

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