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来週、カリフォルニア州で再び同性婚できるようになるかもしれません

 カリフォルニア州での同性婚の禁止を定めた「提案8号」はゲイとレスビアンを特定して結婚許可を拒否しており、平等の保護と適正手続きの憲法上の保障を侵害している(つまり、同性婚を認めるべき)という判決を下した連邦地裁のボーン・ウォーカー判事(ゲイの方だそうです)は12日、この判決の執行停止措置(同性婚の禁止)を今月18日に解除すると述べました。が、上級裁判所が禁止を維持する判断を示す可能性があるそうです。

 第9巡回控訴裁判所ないし連邦最高裁は、同性婚禁止派が地裁の判決を不満とする上訴を受けて、同州内での同性婚を禁止した2008年の住民投票(「提案8号」)の効力を認める可能性があります。ウォーカー判事は、禁止派に対し、現地時間の18日午後5時までに上級裁判所の判断を仰ぐように求めました。

 同州ウェストハリウッド(有名なゲイタウン)では、市当局が12日に先の判決の執行停止が解除されると見込んで、公園で数百組の結婚式を行う準備をしていました。ゲイの人たちはこれをとても喜んでいましたが、執行停止の解除は来週になるというニュースが届くと、落胆していました。

 ウェストハリウッドのジョン・デュラン市長(ゲイの方だそうです)は、夜まで結婚式を挙げ続けるつもりで公園に来ていましたが、「非常に失望した」と語りました。「われわれの人生そのものだ。前進しては後退し、後退しては前進している」
 ウェストハリウッド市は、18日に執行停止が解除されたところで式を行う準備をするそうです。

 この1年の間に、「提案8号」だけでなく、法的に同性婚を認めるマサチューセッツ州などで結婚した同性カップルに連邦給付を支払わないとする「結婚防衛法」を不服とする訴訟が起こされており、7月にはボストンで、結婚防衛法を違憲とする連邦裁判所の判決があり、現在控訴されているところです。

 ジョン・デュラン市長はオープンリー・ゲイのヒスパニック系アメリカ人で、2001年にウェストハリウッド市議会議員に当選しました。もともとACLULambda Legal DefenseNational Gay and Lesbian Task Forceといった有名なゲイの権利擁護団体に所属していた活動家で、現在は同性婚の実現をめざす「Equality California ("EQCA")」の代表を務めているそうです。また、アメリカでは数少ない、HIV陽性であることをカミングアウトして公職に就いた方でもあります。言ってみれば現代のハーベイ・ミルクのような方ではないでしょうか?

 ジョン・デュラン市長の言うように、「前進しては後退し、後退しては前進している」カリフォルニアの同性婚。きっといつか、カリフォルニアだけでなく全米で同性婚実現の夢がかなえられる日が来ると信じて、今も、あのミルクの時代のように運動が繰り広げられているのだと思います。(後藤純一)

 

米カリフォルニア州での同性婚実現は来週(Wall Street Journal
http://jp.wsj.com/Life-Style/node_91234

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